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「正欲」の感想を書いてみたけど

noteにタイトルを入力しようとすると
「本の感想を書いてみませんか?」と
誘われますよね。

そんなの無理です!と
毎回お断りしていたのですが
たまたま本が手元にあったので
無謀にもチャレンジしてみました。
(チャレンジ精神は褒めたい><)

まあ案の定、スラスラ書けるはずもなく
途中から、コレってあらすじ書いてる
だけじゃない?感想になってる?
などとひとりツッコミしながら
書いては消しを繰り返しました。

一時期は諦めてボツにしようと
思いましたが、
今の自分を記録するために
勇気を出して投稿してみます。
(温かい目で読んでやってください<_>)


20代の息子の影響で
Vaundyをよく聴くようになった。
PVで「呼吸のように」を聴いたとき、
映画の主題歌に使われたことを知った
原作本を図書館で見つけたので、
軽い気持ちで読んでみた

これは特殊性癖の人たちが抱える
苦悩を伝えている

特殊性癖という存在を初めて知り
その中身に驚いてしまった
一瞬、異質なものという感情を
持ってしまった

作中で、当事者たちは、世間一般の人が抱く
異質なものという反応を理解している
気軽に話せるコミュニティはほぼない
そういう状況で次第に孤立感を深めていく
そして、いつしかこの性癖が知られる前に
この世を静かに去ろうと思っている

でも、同級生と再会しお互いの性癖が同じだと
確信できた彼らは、社会でうまく生きていくため
偽装結婚する
そうするうちに、お互いを大切な存在だと認めあい
「先に死なない」約束を交わすようになる

性癖なんて完全にプライベートな領域の話
であるが、それが誤認逮捕によって自らの無実を
証明するのに性癖を説明できない、説明しても理解してもらえない
という絶望が彼らを苦しめる

でも、家に待っていてくれる存在がいるだけで
生きる希望を捨てないでいられる
(私のイメージではここでVaundyの曲が流れる)

社会で孤立するという感覚
誰にも理解してもらえないという絶望は
これまでの私には経験しなかったことなので
想像してもうまく表現できる言葉は見つからない

大変だね
苦しいね
辛いね
大丈夫?
話ならいくらでも聞くよ

こんな言葉で癒されるような状況では
ないかもしれない
でも関心を寄せることは大事かもしれない

もし、私が誰にも言えない秘密を抱えて
生きていくしかないなら
そのことだけに囚われる人生には
したくないな
別のことで昇華して
なかったことにできるくらい
小さく小さくしたい

特殊性癖だけじゃなく、不登校になった小学生、
その子をめぐる夫婦の在り方、
子どものYouTube活動、容姿コンプレックスなど
考えさせられることは多かった

社会から外れるってどういうこと?
フツーじゃないってどういうこと?

よく知らないのに一般化してしまうこと
知ろうともせずスルーしてしまうこと
そんなことに目を向けること
自分ごととして考えてみること

大切なことに気づかせてくれる一冊です。


これ書くのに2ヶ月かかっちゃいました><

なので、私に本の感想を書くのを
勧めないでもらえますか?笑

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