新社会人のサバイバル日記:臨終只今の覚悟と自己洗脳の力

 早くも初投稿から1か月が過ぎ、6月に入った。時の流れの早さをまざまざと感じている。新社会人として迎える今日は一瞬であり、自己の規律の重要性を日々感じている。

 さて、臨終只今という言葉を知っているだろうか。「今、臨終を迎えても悔いがない」との覚悟で、現実の一日一日、一瞬一瞬に生命を燃焼させていくとの意味である。一瞬にして流れていく日常に身を任せすぎてはいないか。この精神で生きているか、と。私自身、反省する点も多々ある。しかし、残酷なことに時は待ってくれず、本能的に変化を求めようとしない自分自身がいる。常に今日が最後だと思い、行動するのであれば自然と変化していくのではないだろうか。行動も、言動も、一つ一つに想いが込められていくと思う。それを言い換えれば、「何のために」という目的が確立される。日々、臨終只今の思いで歩みを進めていく。

 社会人としての生活が慣れてきた今日に、良い意味で「洗脳」させることも大切ではないかと思う。「洗脳」だけを切り取ると聞こえは悪いかもしれない。しかし私は、脳をアップデートさせることができる側面があると考えている。前提として、洗脳の定義は曖昧である。洗脳は英語でbrainwashingと訳し、強制力を用いて人の思想や主義を根本的に変えさせることである。前述のようなことに対しては絶対的に反対の立場であるが、この現代は多情報化社会になっている。特に日本は、情報の受け手である私たちが自由に情報を選べる環境下にいる。皆さんは情報を主体的に得て、行動できているだろうか。近年、スマホの普及率の上昇に伴い、「スマホ依存」という言葉も生まれている。私自身も、SNSやショート動画などをただ眺めているだけの無生産的な時間を過ごし、後悔した時が多々ある。皆さんも同じような経験があるのではないか。だが、自身が取捨選択をしたうえでなりたい姿や理想に燃え、自身を高めていくのであれば、「洗脳」ほど激しく効果が出るものはないだろう。結論として、洗脳は脳の日々のアップデートであり、バイアスを打ち破り、固定観念にとらわれない姿と言える。注意してほしいのは、「物事の善悪を判断できること」である。これには確固たる軸が必要であり、実践が必要であること。ただあえて、「自身を洗脳させる時も必要」という観点を忘れずにしたい。

 ここまで自由に書いてきたが、明日6月3日は人事の発表がある。先週の金曜日に事前には個人に通知はされているため、全体への発表ということであろう。私は川崎住みの都内勤務であるが、一年目のましてや3か月目の私であるが、東北地方への転勤が決まった。なんとも面白い。福島出身である私にとっては嬉しいことではあるが、転勤先は地元を飛び越えた先である。ワクワクが止まらない。環境が変わることは新たなる出会いがあり、さらなる成長がある。業務の幅も広範囲になるため「さらに」成長ができる環境だ。経営するうえで大切なマネジメントも鍛えられるであろう。すべて吸収して参りたい。

 自身の脳を洗脳(ハック)し、全体観・大局観に立ち、10年、20年、30年、40年、そして50年先を見据え、常にバイアスがかかっていないか自問自答を繰り返していく。その先には何が待っているのであろうか。ワクワクが止まらないし、止めないために臨終只今の思いで「さらに」成長していく。


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