見出し画像

理想的な死から逆算した今後の生き様~タントラマンへの道(第38話)

今度こそ「本気で目指せるゴール」設定を!

リニューアルにあたり、まず最初に再度今生の目的をはっきりとさせておきたいと思います。

これまでの人生では、小学生時代の夏休みの計画に始まり最近まで、ありとあらゆる場面で目標設定、ゴール設定をする機会がありましたが、ちゃんと達成したことはほとんど無く、あったとしても満足感や達成感た得られることはほとんどありませんでした。

その原因としては、それらのゴールは本当に達成したいゴールではなかったからだと断言しても良さそうです。

なので、今度こそ、それに向かって着実に歩んでいくことがそのまま生きる喜びに繋がるようなゴールを設定したいところです。

その際、考慮すべきなのは、若いころのように「時間はいくらでもある」という感覚は既に無く、「もう時間が無いぞ!」と焦りを感じるほどになっていることです。

実際、若いころよりも現在の方が、時間が経過するスピードが圧倒的に早く感じられます。

これは、砂時計の砂が終わりの方になるほど早く減っていくように感じるのと同じ原理です。
つまり、落ちていく砂の量(経過時間)は同じでも、残りの砂の量(人生の残り時間)に対する比率は高くなるからです。

要は、人生が終わりに近くなればなるほど時間は貴重になるということです。

それなのに現代の日本では、老後にはどこかしら病気や不具合を抱えて病院通いに明け暮れたり、薬漬けになったり、中には寝たきりや痴呆になってしまう人も少なくありません。

それどころか、老後はそのようになるのが普通であるかのように思い込まされている節も無きにしも非ずです。

そこで、今生のゴール設定をするにあたり、まずは、これだけは絶対に避けたい状況を挙げてみた上で、その真逆を考えてみると真のゴールがわかりやすくなるのではないかと考えました。

絶対に避けたい最後(ゴール)

絶対に避けたいのは、先にも少し触れましたが、現代日本では既に大量に発生している、いわゆる健康寿命が尽きても尚、病気や不具合を抱えながら、既に生きる意欲を失ってしまっているにも関わらず無理やり生命維持だけを目的に生かされ続けるような状況です。

私は心臓の手術を受けて死にかけた後、しばらくの期間は寝たきり状態を経験したのですが、寝たきりの状態があれほどの苦痛を伴うものだということは事前には想像できていませんでした。

私の場合、寝たきりとは言っても、下の世話を看護師に頼るのが絶対に嫌だったので、排便は最初から決死の覚悟でトイレに行っていました。
でも、隣のベッドに居た、私と同じような手術をしたと思われる80代のお爺さんは、おむつで排便をしていました。
彼にとってはそれがおむつで大便をする初体験だったようで、そのことで一気に心が折れてしまったようでした。

一度でも漏らしてしまうと、もうダメみたいですね。
それからというもの、お爺さんはことあるごとに看護婦さんに「殺してくれ」と言っては、看護婦さんにたしなめられるということを繰り返していました。

私は寝たきりを経験する前は、「寝たきりの人は死ぬのが怖いから必死で生にしがみついているのだ」と思っていたのですが、今ではそれは違うのではないかと感じています。

実際、余程の生きたい目的が無い限り、寝たきりの人の多くは寝たきりよりも安楽死したいと思っている可能性が高いと思います。

私は、母親や愛犬より先に死ぬわけにはいかないし、ツインレイとも再会して共に今生の目的を果たしたいとの思いが強かったので、楽になりたいとは思っても、死にたいとまでは思いませんでした。

でも、もし安楽死を選んだとして、その方法が全身麻酔をかけられた上でなんらかの方法で心臓なり呼吸を止めるのであれば、全く苦痛を感じることなく死ねるのは間違いないでしょう。

私が受けた冠動脈バイパス手術も、全身麻酔をかけた状態で胸骨を切り開き、心臓を止め、人工心肺につなぎ、脚等から採取した血管を心臓につなぐ・・・というように、麻酔されていなければものすごく痛そうなことをするわけですが、実際の手術中は全く意識が無く、痛みも全く感じていなかったのです。

なので、もし手術が失敗してそのまま死んでしまったとしたら、何の苦痛も感じずに死んだということになるわけです。

話が少々脱線してしまいましたが、これが私が絶対に避けたい、人生の最後という意味でのゴールです。

他にも避けたい死に方はあります。
例えば、殺される、不慮の事故で死ぬ、病気で死ぬ・・・等々でしょうか。

要は、自分の意志にそぐわない死に方は避けたいということです。
ということで、理想的な死に方はその真逆、つまり、「自分の最後(死に方)は自分で決行する」となります。

(つづく)






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?