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石川県立図書館に来て

新しくなった、石川県立図書館に来た。以前の県立図書館とは似ても似つかない、芸術性に富んだ図書館に仕上がっていた。ここまで立派になると、インスタ映えなどなんだのと言って、観光地化するものと思われる。
モーリス・パンゲの『自死の日本史』を読んでいると、横から老夫婦の会話が聞こえてきた。

「こんなに広いのに、全部の手すりが繋がってたわよ、お父さん。」

県立図書館が新しくなって、良かったと思えた夏の終わりである。

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