【株の力】中高生がプレゼン。三菱UFJモルガン・スタンレー証券社長「株の力を使ってお金を得たあと、何をしたいかまで考えて欲しい」
三菱UFJモルガン・スタンレー証券と教育と探求社が共同で開発した金融経済教育プログラム「株の力」に取り組んだ中高生が、その成果を披露するプレゼンテーションが1月、リアルとオンラインのハイブリッドで開かれました。5チームが発表、小林真社長を始め、同社役職員と教育と探求社のメンバーが参加しました。各チームが発表した広告とそのコンセプトを、プレゼンの一部とともに紹介します。
「光の道 株の道 共に歩んでいこう」 三浦学苑高等学校「ミスト」(高1〜高2)
チームのプレゼンから
「地元の海岸で、自分で撮った写真を使いました。未来に希望が溢れているような感じがいいなと思いました。どこまでも広がる大海原に、真っ直ぐに伸びる水平線。雲までも吸い込まれるように真っ直ぐと伸びる光の道は、明るい未来を表しています」
「株を買うことは、未来への投資です。投資が成功するかは、買ってみないとわからないことです。光の道が照らすイメージで、株に対する不安を軽減させました。株を買うことで社会を豊かにできるかもしれない。株の可能性は無限大、共に歩んでいこう、というメッセージを込めました」
「株、始めてみませんか?」 吉祥女子中学・高等学校「カントリーマアム」(中2・高2)
チームのプレゼンから
「今回のプログラムで株について学ぶまで、中高生の私たちは株に対して、ほんの一部の人しか得できないのでは?、ギャンブルみたいに危険なものなのでは?といったハードルの高さを感じていました」
「実際に学んでみると配当金や、株価が上がってから売却することで得られる利益や、株主優待のことを知りました。投資窓口でもチャットやメールで気軽に相談に乗ってもらうことができます。株には社会を動かす力があり、お金の循環をよくし、一人一人の小さな力でも、社会を変えることができます。身近で少額で始められるイメージからコーヒーの写真を使いました」
「株、激萌え」 かえつ有明中学校・高等学校「Pro of decorate」(高1)
チームのプレゼンから
「”激萌え”は株の難しいイメージと得られる莫大な利益とのギャップを込めた言葉です。この広告は株の夢と激情を表しています。得をした時の感情と損をした時の感情のギリギリ感。そして、損をしたくないからこそ、株を学べば学ぶほど莫大な利益が得られる可能性があることを示しています。」
「子どもたちの未来をよくするために教育の事業の株を買う、サッカーが好きならサッカーの会社の株を買う。理想の事業に投資することができます。株を通じで未来を作っている未来の開発者になれる、ということを伝えたいと思いました。」
「生まれ変わるなら、今だ。」桜丘学園 桜丘中学・高等学校「G5(ごはん)」(高1)
チームのプレゼンから
「株式取引において、起業家側は株を売りに出すことで、不可能なことが実現できたり賛同者が増えます。投資する側は、起業家を応援できたり、一瞬で大儲けでき、一方で損をする可能性もあります」
「この広告は、起業家に向けた広告です。新たな挑戦を試みる人の後押しを目的にしています。イメージとして用いたロボットは自ら動き出せない存在の象徴です。自分からは動き出せない起業家でも、株の力があれば生まれ変われます。不安を抱いている起業家をより良い未来に繋げられるような広告をつくりました」
「実は…高校生まで投資してます」江戸川取手中学校・高等学校「Ammine(アンミン)」(高1)
チームのプレゼンから
「続きが気になるキャッチコピーを作りました。”儲かるならみんなやっている”という共感と”高校生まで投資している”という驚きを表現しました。ボディコピーは、投資に対してマイナスの印象から、それでも挑戦する意思を強調し、自分にあった投資方法が選べることをアピールしました。」
「イメージには、日本人にもお金にも馴染み深い富士山を採用しました。富士山は、1000円札や1904年の英価債券にも描かれています。富士山の雄大な自然と、ESG投資も関連させました。」
小林社長「どれも全部すばらしい。最高だと思います」
すべてのプレゼンが終わった後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の小林真社長がそれぞれの発表に感想を述べるとともに、参加した生徒たちに次のようなメッセージを送りました。
「どれも本当に素晴らしかったです。最高だと思います。ぜひ、自社の広告に使わせてもらいたいと思うものばかりでした。現在、岸田首相が主導している資産所得倍増プランは、働いて手にした所得に加え、家計に眠っている現金や預金を投資につなげ、金融資産所得も増やしていく、というものです。皆さんには「株のカ」の学びを通じて、投資をすることや増やした資産をどのように活用するか、を考えるきっかけとしていただきたいです」
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