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【エネチェンジ】エネチェンジ株急落について

こんにちは。MAKOです。
2月22日に、日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新しました。この出来事により、日本株式市場がついに30年にわたる停滞から解放されたという感覚が、日本全体に高揚感をもたらしています。

一方で、エネチェンジは2月9日の決算後にストップ高を記録したものの、その後全ての上昇幅を失ってしまい、非常に厳しい状況です。

これを受けて、エネチェンジの株主は沈んだ気持ちで三連休を迎えているでしょう。しかし、私は今後のエネチェンジに全く心配していないし、今年中に時価総額1000億円(株価3000円)を突破することも全く不可能ではないと考えています。今回はその理由について述べたいと思います。

エネチェンジは赤字グロースではない

先日の決算で明らかになったように、エネチェンジはもはや赤字グロースではありません。

コロナバブル以降、グロース=赤字というイメージが広まりましたが、本来、株式市場においては、よほどビジネスモデルが優れていない限り、赤字企業が評価されることはまずありません。今回の黒字化により、過去2年間エネチェンジの株価が停滞した大きな要因の1つが消えました。

政府系ファンドによる信用

2月9日の決算発表において、エネチェンジは政府系ファンドによる40億円の第三者割当増資を受けたことが明らかにされました。

国内外の機関投資家からすれば、株式購入の承認を得る上で、これほど明確な理由はありません。機関投資家も結局はサラリーマンであり、承認の見込みがない株式購入を避ける傾向があります。また、「大型株ばかりではなく、有望な小型グロース株も保有してポートフォリオを分散しよう」という判断がされた場合、エネチェンジはその最有力の候補となる可能性があります。

空前の日本株ブーム

先日のブルームバーグTVのインタビューでも、日本株が注目されていることについて質問されていました。

ブルームバーグTVに城口CEOが出演したことからも分かるように、世界中の投資家が日本株に興味を持っていることは間違いありません。現在はAIブームによる半導体銘柄や大型バリュー株が中心ですが、近い将来、グロース銘柄にも資金が流入することが予想されます。

海外機関投資家は出遅れている

決算説明資料には、株主の状況として「国内機関投資家が増加した一方で、海外機関投資家は減少した」と記載されています。

エネチェンジの丁寧なIR活動のおかげもあり、ウクライナショック以降、一旦離れた国内機関投資家も徐々に戻ってきているようです。一方で、海外機関投資家はFRBの利下げ後退などの影響もあり、まだグロース銘柄から距離を置いているようですが、日本株ブームもありますし、国内機関投資家に追随する形で海外機関投資家も必ず戻ってくると考えています。

機関投資家面談回数の増加

先日のエネチェンジ個人投資家説明会でも、城口CEOは「海外からの注目が増えている」と述べていました。これは日本株ブームに加えて、半導体ブームに乗り遅れた投資家たちが次の波を掴むために、まだ上昇していない小型グロース株に先回りしようとしている動きと思われます。エネチェンジはIPO直後から海外機関投資家から非常に好評を得ているので、「日本株を買いたい」という希望を持つ投資家との面談であれば、黒字グロース、日本シェアトップ、国策企業という特徴を持つエネチェンジへの投資は加速すると思われます。

エネチェンジは日本株の窓口となる

とはいえ、まだまだ高金利が続いており、本来であればグロースに対するマルチプルの拡大は望めません。しかし、エネチェンジは他の企業にはない、日本の電力業界のインサイダー的なポジションを持っています。ブルームバーグTVを観ても分かるように日本のEVについては城口CEOが最も詳しいという状況のようですし、城口CEO自身も経済産業省のエネルギー各種委員会の委員を務める立場であり、海外機関投資家の立場からすると、日本のエネルギーセクターに関する情報収集のみを目的としても、エネチェンジに投資するメリットは十分にあると思われます。

長期保有の極意

とは言っても、日経平均が史上最高値を更新した裏で7.5%の下落を記録していると、「自分は銘柄選択を間違えてしまったのではないか?」と疑心暗鬼になってしまうのも無理はありません。そこで、私なりの株式を長期保有する極意を書きたいと思います。

①損切り出来て一人前は嘘
長期投資において「損切り出来て一人前」は間違いであり、正しくは「損切りしないといけないような高値圏の株は買うな」です。損切りを設定すべきなのはQPS研究所や住石ホールディングスなどの高値圏もしくは加熱感のある銘柄であり、長期投資では買うべきではありません。
銘柄が高値圏にあるかどうかは、以下の記事の方法である程度わかります。

②現状維持バイアスを利用する
人は何か選択を迫られた際、現状維持バイアスが働きます。株式の握力が弱い方は、この現状維持バイアスを逆に利用して狼狽売りを防ぐのも一つの手です。下落時に株式を売却したくなるのは株式の売却に慣れているからであり、売却経験が無ければ下落時も狼狽売りという選択肢さえ思いつかなくなります。
※ただし、これは双刃の剣でもあり、本当の売り時が来た際の売却判断が難しくなるデメリットもあります。

③グロースはIPO後3-5年は覚悟する
結局、どんなに優れたグロース銘柄であっても、それが株価に反映されるには3〜5年はかかります。それより短い時間での急騰は、たまたま市況環境が良かっただけであり、長続きしない可能性がありますので、ぬか喜びしないことが長期保有のコツです。以下はSHIFTのチャートですが、現在でこそ時価総額5000億円の大型株ですが、そこまで成長するのに5年以上かかっていることがわかります。

3697_SHIFT

④急落に焦ったら月足チャートを見る
日足チャートで急落して不安に感じた方は月足チャートを見返すことをお勧めします。

エネチェンジ日足チャート
エネチェンジ月足チャート

月足チャートでは年明けから陽線が続いており、上昇トレンドが継続していることがわかります。つまり、2月13日以降の急騰〜急落は一時的なものであり、大勢には影響がないと言えます。

長期保有を楽しむ

でも、結局は長期保有を楽しむことができるかどうかが重要だと私は思います。長期投資の楽しみ方は人それぞれですが、私の場合はこのブログもその一つです。皆様も自分なりの長期投資の楽しみ方を探してみてください。
本日は以上です。

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