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北欧の司教 LGBTQ運動支持を表明

北欧5カ国のカトリック司教は、セクシュアリティとジェンダーに関する教会の教えを再確認する共同司牧文書を発表し、週末にこれらの国のミサで朗読されました(写真=ヘルシンキの司教座聖堂Tapio HaajaによるPixabayから])。

(「スカンジナビアのカトリック司教 性とジェンダーについて訴える」『タブレット』2023年3月28日付)

この書簡は、すべての人間の尊厳を語り、不当な差別を非難する、現代のLGBTの権利を求める運動の願いを認める一方で、身体的な性別が偶然であるかのように、人としての身体的な完全性を抽象化する人間観に反対しています。司教団は、ひとりひとりの個人への寄り添いは、愛を抑制するのではなく、愛を可能にすることを目的とする教会の教えに合致することを目標としていることを強調しています。この書簡は、聖週間と復活祭を迎えるにあたって作成されたものであり、司教団は、この書簡が、陳腐化してしまったセクシュアリティに関する会話を豊かにすることを期待しています。
すべての人を人として大切にする理想と、現下の教会の教えとの微妙なバランス配慮が読み取れると思います。しかし、それでも運動支持を明確に表明することは、教会的には大事な一歩と思います。

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