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歴史は繰り返す①


デビュー作は短い書評を取り上げたが、note記事にしたいと元々思っていたのは、2020年初頭、新型コロナレクチャーの短い動画がきっかけで見るようになった数多くのDr. CowanやDr. Kaufman関連動画のうちの一つだったのだが、つい最近別のこの動画を見つけてちょっと興奮気味に視聴した。なぜならウイルス単離の問題点やPCR検査の出鱈目などについてはいろいろな動画で何度も見てきたが、この動画には今までの動画では知らなかった事がいくつか取り上げられていたからだ。動画主Spacebustersのお一人Steve Falconer氏の印象的な声による動画は氏の名前も知らず他にも見て知っていたが、この動画リリースは昨年、またそれに先立つ後編(Star Wars式)は2021年と、2年も気づかずに過ごしてしまった!Falconer氏曰く10歳の子どもでもわかるように、と考えて作っているとのことで、確かにgerm theory (病原体仮説)と言う事について考えたこともないあるいはその単語の意味も知らない、知っていてもgerm vs terrain について考えたこともない、歴史的経緯を学んだこともないと言う人にもとっつきやすいと思われたので、二作目はこの動画を取り上げる事にした。

2時間半ほどの長いものなのでこれを全部記事にはしないが、興味深く感じた部分を中心に幾つかに分けて紹介したい。動画を流しながら聞いている時はあまり感じなかったが、実際に文字にして読んでみると気持ちの悪くなるような実験内容などもあり、不快に思われる方もあるかもしれないので先にお断りしておく。

また、動画の映像(実際の論文など)は重要なのと、本記事シリーズで取り上げない箇所もかなりあるので、お時間のある時にぜひオリジナル動画(出典)またはqueseraseraさんの日本語字幕付き動画(リンク先は記事末尾参照)を最初から最後までご覧になる事をお勧めする。映像の中にも多少不快と思われるであろう物もあるので同様にお断りしておく。尚、下記翻訳はqueseraseraさんの字幕を書き起こしたものではない。映像と音声に合わせる制約がある字幕とは異なるし、隙間時間に読み手のペースで気軽に読めればと思い、日本語としての読みやすさを念頭に一から翻訳したオリジナルで、わずかながら英語の解釈の違う部分もあれば、当然異なる表現もある。



歴史は繰り返される。
歴史から教訓を学ばぬ者は…。
この動画紹介記事が近い将来何かのお役に立てば幸甚である。



QPのワンポイント英単語


alleged
- allege(主張する)の過去分詞。「真偽の程はわからないが〜と言われている」と言う意味。この動画でよく使われており、例えばalleged Spanish flu - 言われている通りの話かどうか本当はわからないが、そう言われている「スペイン風邪」と言う意味合いになる。


出典:The End of Germ Theory


(細菌学説の終焉)-  Spacebusters 


スペイン風邪当時の実験 - 必死のパッチ


細菌、近年では理論上の「ウイルス」が、体の不調、病気、死を引き起こすとする460年近くも経つ概念は、病原体仮説(細菌学説)として知られている。今日に至るまで細菌事実と呼ぶ事ができない理由は、その証明をするとても簡単な方法が二つあって、二つとも実施済みで、病原体仮説(細菌学説)の証明ができなかったばかりか両方ともその反証となっているからである。

ただこの事は、人が一緒に過ごした後に、我々が病気(disease)と呼びならわしている、細胞が安寧でない(dis-ease)状態である解毒症状を一定の人々が同様に呈す現象を引き起こす要因が他にないと言っているわけではない。解毒症状を引き起こす要因とは、電気メカニズム、バイオレゾナント(生体共鳴)コミュニケーション、精神的、薬剤的、環境的要因が共有される事などで、これらにより上記の様な現象が確かに見られるが、これについてはこの動画の最後の方で扱う。しかしながら、これから見ていただければ分かるように人が一緒にいた後に同じ症状を呈すという現象の原因は、細菌でなければウイルス粒子でもない

病原体(細菌)感染説を簡単に証明する方法の一つ目は、何百人という健康な人をありとあらゆる方法で病人の息と体液に曝露させ、その健康人が曝露により病気になるかどうかを見る方法で、伝えられるスペイン風邪パンデミック(1918)の最中に米海軍および米公衆衛生局と共同でDr. Milton J. Rosenauにより行われた。

ボランティアの被験者たちは感染しやすい年齢、ほとんどが18歳から25歳の間でほんの数名は30歳前後、全員身体状態良好であった。合計100名のボランティアたち全員、インフルエンザに罹患していなかった。当初実験はある程度慎重に進められた。Rosenauら言う所のインフルエンザ菌の純粋培養、すなわちスペイン風邪の症状を呈していた人々の鼻水および肺液にあったファイファー菌と言う名のバクテリアをやや適度に、すなわち少量投与した。健康なボランティアの数名の鼻腔に噴霧したのであるが、これらの試みは全て陰性、すなわちスペイン風邪の患者のバクテリアを鼻腔に噴霧されたボランティアの誰一人スペイン風邪に罹った者はいなかった

そこでRosenauらは大胆になっていった。100名のボランティアから19名を選び、一人づつに異なる13種のファイファー菌を混ぜて大量に与えたのだ。このファイファー菌は、剖検の肺、すなわち肺炎で亡くなった人の肺液から実験の少し前に採取したものだった。死体から回収された13種の有機体をアトマイザーで健康なボランティアの鼻と目に、またボランティアが息を吸い込む際に喉の奥に吹きかけた。Rosenauら自身の推定計測によれば、これらバクテリア有機体の使用数は何十億個に上ったが、健康なボランティアの誰も病気にならなかった

次に、病人の口、鼻、喉および気管支から鼻水と粘膜の分泌物を集め混ぜたものを健康なボランティアに移した。鼻水は病人の鼻腔からトレーに吹き出す方法で、気管支粘液は咳をして肺の痰を出すことで、鼻腔内の粘膜の表面および喉の粘膜は綿棒で採取した。Rosenauらはそれら全部をよく混ぜ、健康なボランティアの左右の鼻腔および息を吸い込む際に喉の中に吹きつけ、眼の表面にも吹き掛けたが、誰も病気にならなかった。次に同じ混合物をフィルターに通して他のボランティアに注入したが、何の結果も生まなかった。すなわち誰も病気にならなかったのだ

今度は、新たな患者の新たな鼻水と痰を採取した。今回は、前回よりはるかに大量に鼻腔、喉、眼に吹きつけて、残りの粘液を健康なボランティアたちに飲み込ませたのだが、誰も病気にならなかった

さらに、病人から健康な人へその場で直接移すことを試みた。綿棒を使い、病人の粘液を鼻から鼻、喉から喉へと19人の健康なボランティアに移したのだが、特別な喉の培養液用の管を使い、扁桃からだけでなく喉奥にある後部鼻咽頭からも確実に得られる様にした。病人から直接その物質を受けた健康なボランティアで病気になる者は一切誰もいなかった。この方法は、19人全員に最低2回、中には3回行われた者もいたが、誰も病気になる者はいなかった

さて次は、血液注入実験をした。病人の血液が、新たな10名の健康なボランティアたち一人一人に注射されたのだが、病気になる者は一切いなかった。そこで病人の上気道から大量の粘性物質を集めフィルターを通し、その痰液を新たな10人のボランティアに針で注射したが、病気になる者は一切いなかった

困惑し不満を募らせたRosenauらは次に、健康なボランティア1名を病人のベッドサイドに連れていった。ボランティアは患者のベッドの側に座り、病人と握手を交わし、無理なく近づけるだけ近づいて5分間会話をした。5分経過後、病人は出来るだけ強く息を吐いたのだが、その間ボランティアの顔は鼻と鼻を突き合わせた状態で病人の息から2インチ(約5cm)の距離にあり、病人がボランティアの口内に息を吐く時にボランティアは息を吸うように指示されていた。患者とボランティアは5回連続でこれを行い、その後患者は健康なボランティアの顔に向かって直接咳を5回に分けてした。これら全部を行った後、次の新たに選んだ患者のところに移動させ、同じプロセス全部を10名の健康なボランティアたち各々が10人の病人と連続で行うまで繰り返した。そして、7日間注意深く観察されたが、皆さんのご推察通り、誰も病気にならなかったのだ誰一人として

Rosenauらは、50人の被験者を使って別の実験群を行ったがやはり失敗し、曰く長くなりすぎるので説明しない、とした。また6人を使った別の実験群も失敗して、それで諦める事になった。この実験は、スペイン風邪が伝染性であることを証明しなかったばかりか、明確にその反証をすることになったのだ。さらに言えば、Rosenauは失敗第1号でさえなかったのである。サンフランシスコ沖のゴートアイランド検疫所で、Dr. McCoyとDr. Ritchieと言う二人の医師が、スペイン風邪の流行に一切晒されていなかったボランティアたちを使って同様の実験を行っていたのだが、結果陰性だったことを既に知っていたとRosenauは論文の最後に記している。陰性すなわちMcCoyとRitchieも病気を再現する事ができなかったという事だ。

Quarantine station on an island


事実、その内容は1919年1月10日に発行された公衆衛生報告書に見る事ができる。題して「実験的にスペイン風邪を移そうとした興味深いが不成功に終わった試み」である。サンフランシスコ・エンジェルアイランド(別名ゴートアイランド)検疫所において、米公衆衛生局のDr. GW McCoyと米海軍のDwayne Ritchie中尉が行った実験の事である。

10人の男性が5名づつの二つのグループに分けられた。一つのグループにはファイファーバシラスバクテリア8株からなる培養液の大量の浮遊物をフィルターに通さずに鼻腔に詰めた。もう一方のグループは同じ混合物をバークフィールドキャンドル浄化器に通したものを使ったが、結果は陰性だった。7日間の経過観察後も誰も病気になっていなかったのだ。

次に、40人のボランティアが10人づつの4つのグループに分けられた。インフルエンザ発症1〜2日後の病人の上気道からとった痰と粘液の液体分泌物を鼻に薬液スポイトで入れ、アトマイザーでも吹きかけた。全てのケースで結果は陰性だった。インフルエンザを再現するという事に関しては、誰も病気にならなかった

次に急性インフルエンザになった病人の上気道から痰と粘液をとったものをフィルターに通した液体を用意し、スポイトを使って二人のボランティアの目の粘膜に入れた。同じ痰と粘液を3人目のボランティアの皮膚に注射した。全てのケースで結果は陰性。誰も病気にならなかった。最終的には、Dr. Rosenau同様、インフルエンザに罹った病人の血液を採取し、一人の健康なボランティアに注射したが、結果は陰性。病気にはならなかった

さて、医者がチームを組んでボランティアとヤケクソ気味に必死に頑張って何百人というボランティアを使い何百回の実験をしても、誰一人として病気にすることができなかったというのに、どうしてスペイン風邪が伝染性の高い疾患とやらであり得たのだろうか?手短に答えれば、伝染病ではあり得なかった、という事である。


DEBUNKED!


以上、今回は動画00:10:30までの内容。

ボランティア(と言う事になっている)方々、こんな実験の被験者をさせられたとは…すごすぎて言葉も出ない。移るかもしれない恐怖もあった※3かも知れないが、その前にこんなに不快な実験に耐えて下さったとは!ただ、こうやって実験の文献が残っているお陰で、カンセンショウ対策とやらがいかに間違っていたかがわかる。ソーシャルなんちゃら、濃厚なんちゃら、そして今も外せない人がいるマスク。

咳も出ないのにみんなマスクしろ(咳でさえ、それまでの常識でエチケットとして手やハンカチ等で口を覆えばいいだけの話だが)と言われることに強烈な違和感を覚えた2020年初頭。ウイルスなるものが存在しない事、すなわち存在しない物が病原性や伝染性を持つわけがない事について読んだり聞いたりしていたのでマスクの無意味さ(&有害さ)は元々理解していたが、スペイン風邪当時に行われた実験がこれほど必死のパッチ(笑)だったとは、この動画を見るまで認識していなかった。スペイン風邪の原因は、当時ファイファー桿菌と言うバクテリアと思されていた様で、ファイファー菌自体は存在こそすれ、病原性や伝染性はない事を実験が証明した。その後、スペイン風邪の「本当の」原因はファイファー桿菌でなくウイルスという事になったらしいが、桿菌だろうがウイルスだろうが患者の息と体液に徹底的に曝された100人以上の被験者たちが誰一人病気にならなかったと言う事は、そのウイルスとやらの患者の息や体内にあるとされる目に見えない小さな小さな粒子も悪さをしない(ただし、謎液開始以降は別の話)と言うことを示している。こんな実験があった事を知ってしまった今では尚更、人々が「感染」対策としてマスク着用しているのを見ると哀れに感じてしまう。気休めの効果はあったのかも……なのでplandemic勃発した当初、プラシボ効果を期待してマスクで身を守りたいと思った人たちを全否定はしないが、3年半経っても外せなくなってしまった人も多い今となっては、日本社会全体、特に子どもたちの社会においては「感染」を防ぐ・防がない事とは別の問題となってしまっていて罪深い事だとしみじみ思う。

さて、ここまで動画最初の10分頃までの話だが、被験者が全員若者※1だったから免疫力や抵抗力高かったせいだろうとか、無症状感染※2があるだろうとかいろいろ思う方もおられるかもと思うので、次回からの記事もぜひご参照を。


※1 被験者は感染しやすい年齢を選び、18歳から25歳が中心で上は30歳までだったと書かれているので、それより上や下の年齢はそれほど罹っていなかったのではないかと推測できる。動画を見進めて種明かしを見たら、ハハーン、そりゃそのくらいの年齢層になるよね、と思う。種明かしをお楽しみに。

※2 無症状感染とやらに関しては、terrain的に言えば無症状なら解毒の必要なかった健全な体、germ的に言っても発症しないで済んだと言う事だからめでたしめでたしの筈だが、無症状の人にとっては問題なくても弱い人に移して発症させる可能性があるからと言うレトリックを2020から世間は許してしまい、それを信じ込んでしまった人も多かった。百万歩譲ってそのレトリックを受け入れたとして、2019までと何の変わりがあると言うのか?家族にインフルエンザの病人がいても罹る家族と罹らない家族がいるのは免疫力・抵抗力があるかないかの違いと巷の医療関係者も普通に言ってきており、2019までそれを受け入れてやってきた。なのに無症状感染を防ぐためにマスクをしろ⁈ ここにも大きな違和感を覚えた。インフルは無症状では移さないが新コロは無症状でも移す可能性がある、と屁理屈を言っているのかもしれないがそんな事は証明もないし、たとえ移るという一般的なgermの考えに立ったとしても、有症状者・無症状者どちらから移ろうが、謎液開始以前、出鱈目PCR検査で陽性なら全部数えて盛って盛ってインフルに遠く及ばない数字だったわけで…。どこがパンデミック?
変な事を変な事だと気づこう!

※3 当時は今のようにテレビやネットがあるわけでもなかったので、今ほど病原菌が移ると言う洗脳が深くなかっただろう、そしてそのおかげでノセボ効果(誰かから移されたせいで病気になるという思い込みから実際病気になるという現象)などの影響のない実験結果が得られたのだろうという考察を聞き、なるほどそうだと感じる。

Viroliegyというサイト

動画以外にもスペイン風邪当時の実験についての記事があります。Mike Stoneさんと言うアメリカ人が、これまでに実際に発表されてきた論文を引用して、様々な「ウイルス」に関する数々の解説をしているサイトViroliegy(virology+lieの造語)で自由に読める渾身の作の一つ。こちらもとても良い参考になります。


字幕付き動画はこちら

オリジナルまたはこちらのqueseraseraさんの日本語字幕付き動画で、映像をぜひご覧ください


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