NMNL０：私と音楽１

音楽は
私、花伊が生きていくうえで
欠かせない存在。

空気。水。塩。音楽。である。

私が記憶している限り
音楽が私の人生に無かった瞬間がない。

音楽は私にとって
先生のような
親友のような
恋人のような
未知との遭遇のような。

知らなかった感情や
物事の捉え方を教えてくれたり
残酷でありながら美しい世界に
もう一度気付かせてくれたりする。

心弾む時
心焦がす時
心病む時
心躍る時
そこに、在ってくれる。

優しく包み込み、深く癒し
時に鼓舞し、共に号泣し
いつも、背中をそっと押してくれる。

音楽と一緒に思い出にしたことを
音楽と一緒に思い出す。
そこには。
景色、温度、香り、声、質感、全てがある。

音楽に出会うということは
人と出会うということ。

音楽は日常に在るから
日常を生きる私に、音楽が在ることは
当然のことなの。

だけれど
それが当たり前だなんて
決して思わないから。

私は音楽に毎日感謝してる。

その音楽を生み出す全てに
その音楽を通じて出会う全てに。

音楽のおかげで
私の世界は極彩色に輝いている。