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再雇用満了の65歳は第3章の幕開け! ~だからこそ、第2章で『何がしたい』かをしっかり見つけよう~

高久和男と昌宅由美子の「シルバーではなく、輝き続けるゴールド人財への道」

和男:今回は、今年の3月が再雇用満了で会社人生を卒業となるゆみちゃんに、その心境を聞いてみたいと思うんだ。いよいよ、あと2か月を切ってきたけど、今はどんな心境かな。
 
由美子:はい、今年の1月で65歳になり、3月に再雇用期間満了となるのですが、年齢を自覚させられた出来事が3つありました。まずは「年金の請求書」が届いたこと。次に「介護保険被保険者証」が届いたこと。そして「肺炎球菌ワクチン接種の督促はがき」が届いたこと。これらを経験することで、65歳という年齢の意味を改めて実感しました。「高齢者」というカテゴリーに入る瞬間でしたね。
 
和男:なるほど、3つの出来事を通じて年齢を自覚したんだね。その時の気持ちはどんな感じだったの?
 
由美子:自分の年齢を再認識したという感じですね。でも、この3つの出来事は単なる制度上での話で、私としては60歳から二足の草鞋を履き、次のステージへの準備をしてきたので、65歳もひとつの区切りと捉えています。定年の60歳までがサラリーマンとしての第1章、再雇用の60歳から65歳までが第2章だとしたら、65歳以降は第3章の幕開けです。会社卒業が第3章の幕開けって、ちょっとワクワク、ドキドキ感があります。
 
和男:第3章の幕開けがワクワクドキドキ、って素晴らしいことだね。きっとそれは、第2章の間に次の章のための準備をしてきたらか言えることかもしれないね。管理職経験が長いと「やらなくてはいけないこと」に追われて、「やりたいこと」や「やりたかったこと」を見失ってしまう人が多いよね。だから、ポストを外れた役職定年や定年退職後は「やらなくてはいけないこと」がなくなり、本人がやらなくてもいい仕事にいろいろと口を出し、本人は気づかないうちに周りから煙たがれる困った社員になっている人が多くいる。だから今のうちから会社や肩書に依存していたことを振り返り、新たなステージに向かう準備をしてほしい。
 
由美子:私たちがサラリーマンとしての第2章で決断したことは、思いがけず声をかけてもらった研修講師の話しを「やってみよう。知らない世界を経験してみよう」と、自ら新しいステージに向かう選択をしたことです。会社以外の新しい世界を知ることは、第3章に向けての準備には欠かせないことだと思うんです。
第2章は自分の将来に向けてのとても大切な時期なんだということを知ってもらいたいです。
 
和男:この一歩を踏み出したことが、未来への可能性を広げることになったね。 二人とも講師という経験はなかったけれど、私たちの後に続く後輩たちにちょっと先を行く先輩として、自分たちの経験談を聞いてもらって勇気を持ってもらえたり、失敗談を通じて同じ轍を踏まないようにしてもらえたらうれしい、というワクワク感が背中を押した結果の決断かな。
 
由美子:私たちが研修講師としての声を掛けてもられたのはただの偶然ではなく、会社以外にもアンテナを張っていたから、色々な情報やお誘いが入って来たんだと思うんです。みなさんにも、早い時期から「会社命」の働き方を見つめ直して、アンテナの感度をあげていってほしいですね。自分がやりたいと思ったことやワクワクしそうな情報は結構届いているものです。
 
和男:そうだね。人生100年時代をイキイキ幸せに生きるために、自分のキャリアを見つめ直し新たなステージを楽しむ準備をすすめてほしいと思います。
 
 
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