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ワークモチベーションを上げる映画⑤リトルミスサンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン⭐︎3.9

2006年に上映されたアカデミー賞4部門ノミネートのロードムービー🎬
ワークモチベーションを上げるかどうかは人に依りますが、燻っていたり、ワーカホリック気味な人が人生を見つめ直すにはもってこいかもしれません。 

普通に検索すると出会えないような特色あるジャンルで、真面目に構えて観ると思わず火傷をしてしまうようなコメディ要素あり。
モラハラ夫にヒステリックな妻、人間嫌いで一言も話さない兄、ポルノ大好き薬漬けおじいちゃん、恋人と破局し自殺未遂をしたゲイの無職義兄と、癖強家族が、9歳の娘オリーブの全米美少女コンテスト地区大会出場を目指しミニバスで会場に向かう。
モラハラ夫は”勝ち馬、負け犬”が口癖で、娘にも勝ちへのこだわりを促すものの、本人は全く勝てない典型的な空回りオッサン。

よくあるサクセスストーリーではなく、とある家族の週末を切り抜いた感じです。
思春期の兄が家族に対して「離婚!破産!自殺!全員大嫌い、クソ喰らえ🖕💢」とブチギレるシーンは、家族へのヘイトが詰まっていました🤮
急死したおじいちゃんに娘オリーブのコンテストを見せようと、家族一丸となって病室から連れ出すシーンはカオスそのもの。ぐちゃぐちゃ家族がひとつにまとまるにはカオスというスパイスが必要と思ってしまうほど🕵️

義兄の語る「苦しんだ月日こそ自分を形成した最良の日々だと悟る。 幸せな月日はムダに過ぎて、何も学ばせない。」は良い言葉でした。
サクセスストーリーばかりだと成功中毒に陥るものですが、ヒトの抱える醜い部分を受け入れながら少しずつ成長していくのが、地に足ついた生き方です。”成功”に取り憑かれた普通の家族が、自分たちの立ち位置を理解し、失敗すら楽しもうと糧に変えていく姿勢は精神的な変化を感じました。

ジーンという感動はありませんが、人が心を開き、響き合っていく過程に共感します❕

#リトルミスサンシャイン
#アカデミー賞
#映画鑑賞記録
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