見出し画像

新たな発見!『心の余裕』で見えた青紅葉の花!~忙しさの中で今まで見えなくなってしまっていたもの~

高久和男と昌宅由美子の「シルバーではなく、輝き続けるゴールド人財への道」

由美子:4月以後の日課として、毎朝6時半にラジオ体操に行ってるんです。ラジオ体操をして公園をゆっくり散歩して帰ってきます。会社に行っていた時は、土日と在宅の日に行っていたのですが、毎日行き始めると、今まで気づかなかったことに気づくことがあるんです。今は新緑が綺麗なときで、緑が眩しいくらいです。なんとなく眺めていると通り過ぎていたことも少し立ち止まって見てみると、「へぇ〜」って思うことがあります。例えばもみじ。秋の紅葉がメインのもみじですが、青もみじもきれいです。さらに近づいてみると、葉っぱの先に赤いものが。何かな〜と思ったら花なんですね。もみじに花が咲くなんて今まで知らなかった。私にとっての新たな発見です。会社を卒業して、心に余裕が出来たということかもしれません。

 和男:心に余裕ができると、今まで見えなかったものが見えて来るっていうことがあるよね。忙しい状況だと目の前の問題に集中せざるを得ないけど、心に余裕が出来るとより広い視野で物事を見ることができる。だから、今まで気づかなかった自然の風景だけじゃなく、人との関係を見つめ直す良い機会にもなると思うな。

 由美子:人との関係で言うとこんなこともありました。3月までは会社でお世話になり今も会社に在籍している人に挨拶をすることに集中しましたが、4月に入ってからは既に会社を辞めた先輩や元上司の顔が浮かんできて、ご挨拶の電話をしたら「会いましょう」ということになり、また、ご縁が復活したりしています。 

和男:忙しい状況だと他人との関わりや、コミュニケーションにまで十分な時間やエネルギーを割くことが難しいことがある。例えば管理職やリーダーが、本当は見えていなくちゃいけないメンバーの気持ちを見逃すこともあるんじゃないかな。仕事のことで悩んでいて退職を決断した若手社員に「なんでもっと早く上司に相談しなかったの?」を聞いたところ、「忙しそうで声を掛けづらかった」との声が多くあったからね。

 由美子:「忙しい」は「心を亡くす」と書きます。心を亡くしてメンバーの気持ちを見ることが出来ない状態ですね。「いつでも声掛けてくれれば相談に乗るよ」なんて上司から言われても、スケジュール表が打合せで一杯だと、「自分のことで時間を取ってもらうのは申し訳ない」って気持ちになりますよ。

 和男:上司である管理職は、メンバーを指導しモチベーションを高める任務を持っているけど、自分自身がストレスに満ち心に余裕がない状態では、的確な指導やサポートは難しいよね。

 由美子:毎週何曜日の○時から○時までは、スケジュール表をブロックしておくのもいいかもしれないですね。「何曜日の○時からなら毎週空けてあるから相談に乗るよ」って声を掛ければ、メンバーも気兼ねなく相談できます。 

和男:そうだね。誰からも相談がなければ、自分自身と向き合う時間にすればいい。忙しい日々の中では目の前の課題に集中してしまい内省を深めることはないけれど、自分自身と向き合う時間を作ることで新たな気づきを得ることができる。

 由美子:心に余裕があると他者への理解や共感力が高まり、今までの自分の人間関係を見直すこともできます。心に余裕を持つことは、素晴らしいリーダーシップを発揮するための重要な要素です。「心を亡くさない」で忙しい毎日の中でも自分自身と向き合い、新たな視点を見つける時間を大切にしたいですね。

●【土曜】55歳からの幸せな働き方・生き方 ~ゴールド人財として生涯現役を目指す~
はこちらから受講できます。
50代、60代の人生の節目を迎える方で
☆役職定年、定年後継続雇用などキャリアの転換期を迎える(迎えた)50代半ばから60代の方
☆キャリアの踊り場(キャリアビジョンで迷っていたり、悩んでいたりしている)の方
☆悩んだり落ち込んだりしている人を助け・応援したい方
日時 2024年5月25日(土)10:00~12:00>



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?