女友達
今日は朝から自分の感情の落ち込みを悟った。
起きた時、小雨が降っていてそれでなんか。
なんかなんだかなんでだろう。本当に。今日は恐れていた日だぞと何と無くわかって、気付けば昔疎遠になった友達が頭の中を占拠した。
化粧をしている時も、中華料理屋さんに入ってよだれ鷄を食べている時も。
ああ、嫌だな。
最近調子が良かったけど、ついにきた。
わたしは結構寂しがりやで、でも一人になりたい時もあって。
5割寂しい、5割ほっといてくれ。な感じ。
本当に自分勝手な性格だと思う。こんな面倒臭いわたしなのに今だに仲良くしてくれる友人たちには感謝しかない。アリガトウ。
そんな性格のおかげもあり、それとは関係ない理由もあり、色々な理由で疎遠になった友達は何人かいてその中でも一人とても大切に思っている友達がいた。
その子は、中学からの友達でわたしと同じ名前を持つ子だった。でも、中学生の頃は同じ部活の仲良い友達って感じで、親友!ずっと一緒!みたいな感じではなくって、そのまま卒業して、連絡をとることも無くなった。
その子と本当に仲良くなったのは大学生になったあたり。
たまたまわたしのFacebookに”友達かも?”みたいな欄にその子がいて、思わずフォローして、連絡をした。
そこから仲良くなるまでは、早かった。
レンタカーで江ノ島まで遊びに行ったり、ラーメンを食べるためだけに横浜に行ったり、井の頭公園で遊んだり。月に2、3回は遊ぶくらい仲がよかった。
その子は、中学の時から音楽が大好きでわたしが知らないバンドの曲をよく聴いていた。今ではその子のおかげで今ではすっかりわたしもマイナーなバンドを知っていたり、その曲このバンドでしょうと言い当てられるくらい詳しくなった。そして、その子は、恋愛気質だった。
SNSで知り合ってすぐに別れた人のことも何人か知っているし、専門学校時代にほぼ同棲していた人のことも知っている。恋愛運なのか、男運がまるでなかった。好きな人の相談をされたり、彼氏についての悩みを相談されたり、音楽の話を聞かされたり、ばかな話をしたり、話すことは絶えなかった。
そんな頃、わたしに彼氏ができた。
その時のわたしは、当時お付き合いをしていた人に夢中で、その子に割く時間が徐々に減って行った。挙句、この日は空けておいてとせっかく誘ってくれた日を断り、Lineでピシャリと怒られた。そして、お互い距離をおいた。
時間はたち、わたしが当時の彼氏とうまくいかなくなった頃、その友達のことを思い出し罰が悪かったけれど連絡を入れた。
そんな自分勝手なわたしなのに、詫びを受け入れてくれまた頻繁に会うようになった。
そして、わたしが当時の彼氏を別れたタイミングで、その子に彼氏ができた。
そうして、その子が昔のわたしのようになって立場が逆になった時、ようやく自分がその子にしたことを身をもって知った。
ああ、嫌な気持ちになってたんだな、寂しかったんだろうな。
正直「あの時ああ言ってたのに、自分だって、、」という気持ちもあった。
その子は今、その彼氏と同棲している。
そしてコロナになってとうとう本当に会えなくなっていった。
連絡さえも返ってこなくなって、わたしは落ち込んだ。
だから、適度に距離を置くことにした。
女の友情って、本当に些細なことで崩れていく。
嫉妬とか、妬みとか、寂しさとか。そんなもので簡単に信頼がなくなって、自然と疎遠になっていく。面倒くさいよね。自分もだけど。
男と女の友情ってわたしはあると思っていて、わたしに男友達が多いのはこんなことがよくあるからだと思う。まあ人にもよるけど、男って結構さっぱりしてるから、そういうところがいい。でも女友達でしかできない話もあるし、男友達との心地よさもあるし、どちらがいいとかではないけれど。
今日はずっとこんな感じで昔の友達のことを思い返していた。
でも、その時の反省があったからこそ今は友達を大切にしようと思えたのも事実。いつかまた、笑って話すようになれるときがくればいいななんて思う。
今日はそんな傷心モードなわたしに、ソーセージを焼いて、ビールを開けて、自分を慰めてあげようと思う。
最近、自分の機嫌のとりかたを習得したから。
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