「奏」

おはようございます。
週末写真家真木隆司です。
いよいよ明日から写真展「そらうみ」がはじまります。クラウドファウンディングでご支援いただいた皆様とのお約束がこれでようやく果たせます。コロナ禍で思わぬ時間がかかってしまいました。途中、ご心配いただいたメッセージもいただきました。ありがとうございました！皆様のおかげで身に余るプロジェクトが達成できることはほんとに嬉しく思っております。最後まで全力で取り組もうと思っております。

そして、今回は新しいプロジェクトのプレビュー展も同時に行います。そのプロジェクト名が公開前日にようやく決まりました（笑）

「奏」

新しいプロジェクト名は「奏」です。
自然が作りだすいろいろな音、風が吹いて木々の葉が揺れる音であったり、小川が流れる音であったり、そして小さな生き物が鳴く声であったり、そんな心地よい音を聴くとその自然が奏でる音に身を任せたい気持ちになります。
光も音と同じく波です。聴くでもなく聴こえてくる心地よい音のように、静かに傍にあって観るでもなく見えてくる繊細な光を奏でる写真。そんな作品を作りたいと思っております。

作品は手漉き和紙に印刷しております。靭皮繊維の一本一本の輝きが作品に優しさを与えてくれます。そらうみの写真をこの和紙に印刷したとき、私が表現したい繊細な光の奏にこれ以上の素材はないと思いました。ディスプレイでは表現できないこの光の奏を是非作品を手にとってみていただきたいと思います。