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夢をつかむ
地元でアルバイトをしながら、直接、人の役に立つ仕事で、したいことを探していた。
公務員、社会福祉協議会、介護福祉士、社会福祉士…等々、どれもしっくりはこなかったし、難しそうだし、勉強するところまでもいかなかった。でも社会福祉協議会は就職試験を受けた記憶がある。でも、書類の時点で駄目だった。
新聞も隈なく目は通していて、気になった記事は切り抜いて置いていた。その中でも、当時話題になり出していた「引きこもり」の記事に興味を持った。
自分はアルバイトをしていて引きこもってはいないが、そうなってしまう、そういう心持ちになって、いつのまにか引きこもり状態になるということにはとても共感した。
誰にでもありえることだと思った。だからこそ、そこから社会に出た人に興味をもったし、どのように引きこもり状態から社会に出ていくのかに単純に興味を持ち、どんな支援をしているのかも気になった。どんな形でもいいので携わりたいと率直に思った。
新聞記事で見た、とある引きこもり相談機関の代表の方に手紙を送った。そして、関東にあるその施設に飛び込みで訪ねたりした。
そうして、そこでボランティアとして携わることになった。
卒業後2年半バイトしたお金で部屋を借り、家財道具を買い、バイトをしながらボランティアとして携わるようになった。そうして1年後、スタッフの足りない大阪支部で採用された。やりたいことを仕事にできる嬉しさで充実感があった。
その当時でさえ珍しい、給料が手渡しで、最初の給料日は未だに覚えてるなあ。やりたいことを仕事にしてお金をもらえるということが、こんなに嬉しく充実感があるものかと思った。順風満帆な時期もあったが、そう長くは続かなかった…
つづく
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