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バスク編#2 アトレティック•クルブVSセビージャ

この日は試合までビルバオの街を散策。
街の至る所にUEFA women's CHAMPIONS LEAGUE FINALの広告があった。

これ見ると行きたくなる
力の入れ方がスゴい
以前はこんな銅像無かった気がする。。
(CLファイナルの為に作ったっぽい)
ビルバオ市内のベンチもCLファイナル仕様

ヨーロッパは女子サッカーの人気も高いので、CLファイナルの開催地に選ばれる事自体が名誉なんだなと実感する。
街をあげて盛り上げてるのが伝わってくる。

アートの街ビルバオはオシャレな建造物がたくさん。

道端に何かのモニュメントがあった。
アートは奥が深い。。

中でも代表格はグッゲンハイム美術館。
遠目に見えるグッゲンハイムを見つけた瞬間、嫌な予感が…
グッゲンハイム美術館の代名詞とも言える、カラフルな花で彩られたパピーがメンテナンス中だった。

まさかのメンテナンス中…

残念過ぎる。。
垂れ幕越しのパピーじゃ悲しい。
またいつかリベンジしよう…

美術館に入ろうとするも、入館料はまあまあ良いお値段だった。
貧乏旅なので泣く泣く断念。
無料で見れるアートを見て雰囲気を感じておいた。笑
しかし、それはそれで楽しめる箇所がたくさん。

グッゲンハイム美術館の正面
この外観なのに意外とビルバオの街に溶け込んでるのが不思議。
美術館の裏側
独特の形がいかにも美術館って感じ。笑
ちょっとキショいけど写真映えナンバーワンなので大人気。
(写真を撮る際のポーズはセンスを問われそう。笑)


今日の試合もまたセビージャなので、スタッフに事前に行く事を伝えていた。
(この旅5試合目。いつの間にかセビージャ追っかけ旅になってる。笑)
今回も会う約束を取り付けていたので、試合前にホテルに向かってみるとすでに人だかりが出来ていた。
連絡をしてみるとすぐに会いに来てくれた。

試合前なのに申し訳ない。笑

知り合いのスタッフがたくさん出てきて、みんなで一緒に喋っていると、1人のスタッフが「コイツ、ラスパルマスまで来たんだぞ。笑」と嬉しげに話してた。
やっぱり遠いラスパルマスまでわざわざ観に来たっていうのはポイントが高かったのか。
ちょっとイカれてるって思われたのかもしれないけど、それぐらいの方がインパクトがあったのかも。笑
色んな裏話なども聞く事が出来て楽しいひと時だった。
(まだ公に出せないような話も。笑)
周りのセビジスタが、コイツなんでこんなにスタッフと仲良いの?みたいな顔してた。
選手じゃなくてスタッフの名前ばっかり呼んでたから絶対変なヤツだと思われた。笑

イムノを自然発生で歌い始めるセビジスタに見送られながら選手バスが出発。

バスを見送り、サンマメスに向かっていると、先に到着したスタッフから差し入れでプレゼントしたキットカット越しのサンマメスのピッチの写真が送られてきた。

完全に推しのアクスタと撮る構図でジワる。笑


いよいよサンマメスに入場。
人が入っているサンマメスは初めて。

思わず鳥肌が立った。

スタンド上段に来ると、声をスタジアムに留めさせる為に作られた屋根だという事がよく分かる。
確かにサンマメスの雰囲気は独特で、選手のプレーぶりからもホームでは負ける気がしないという空気感も伝わってくる。

そしてなんとこの日はムニアインとラウールガルシアが揃ってスタメン。
(バルベルデも粋な事するなぁ)
今日もセビージャの負けるフラグがしっかり立っているのはさておき、この2人のラストサンマメスを楽しむ事にしよう。

選手入場の時間になると、あの印象的なイムノが流れる。
「アトレーーーーーティック!!!!」
これを体感するためにサンマメスに来たんだなとしみじみ。

この時間がたまらない。

試合は序盤からアトレティックが圧倒。
セビージャが勝てる気が1ミリもしなかった。笑
前半17分、右サイドを抜け出したデマルコスのクロスからラウールガルシアがドンピシャヘッドを叩き込んでアトレティックが先制。
まさにラウールガルシアらしいゴール。
一瞬止まってクロスが入ってくるタイミングで動き直したシーンは見事だった。
まさかルロのゴールを観れるとは。
本当に来て良かった。。

ルロが飛び込んだ瞬間時が止まった。

もう今日はこれで十分と思っていると、直後のプレーで左サイドを抜け出したニコウィリアムズの折り返しに今度はムニアインが飛び込んできて、体勢を崩しながらも右足を振り抜いた。

本当にこんな事あるのかって思ってしまった。

サンマメスはお祭り騒ぎ。
この試合の主役2人が揃ってゴールを決めるという、あまりにも出来過ぎた展開。
セビージャは完全に引き立て役になってしまったけど、今日は逆によくやったと褒めたいレベル。笑
さすがに予想しなかった展開にまた鳥肌が立ってしまった。

ラウールガルシアとムニアインが交代でピッチを退く際には、サンマメスの観客が総立ちで2人を讃えていた。

ルロがセルヒオラモスと抱き合っていたのがとても印象に残っている。
(マドリードダービーでバチバチやり合っていたのが懐かしい。笑)

その後はスコアが動かず2-0で終了したものの、最高の試合に立ち会う事が出来た。

アトレティックというクラブの歴史にも記憶にも残る試合を観れた幸福感と余韻に浸りながらセレモニーを待つ。
すると、サンマメス全体から万雷の拍手を浴びながら選手が出てきた。
今シーズンは40年ぶりのコパ•デル•レイのタイトル獲得。
CL出場権は取れなかったけど、しっかりEL出場権を手にして、クラブとしては大成功のシーズン。
とても良い雰囲気だった。

そして、デマルコスが2025年までの契約延長をして来シーズンのキャプテンに就任することが発表された。

周りのアトレティックのファンも大盛り上がり。

選手がピッチを周回してゴール裏に来ると、今日の主役であるラウールガルシアとムニアインがスタンドに呼ばれる。

感動的なシーンだった

コールリーダーからマイクを渡され、挨拶を行うと割れんばかりのルロ&イケルコール。
初めてのサンマメスでこれ以上ない試合を観てしまった。

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