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セビージャVSカディス

ベティスの練習場で目標を達成したので、安心してピスファンに試合を観に行ける。
この旅でセビージャの試合を観るのは4試合目。笑
ただ意外にも、ようやくこの旅で初のピスファン観戦。
ここまで1勝1分1敗なので、カディス相手にはさすがに勝ってもらいたい。
カディスは負ければ降格というまさに崖っぷちなので、セビージャが負けるフラグもちょっと立ってる…
いくら何でもホームでカディスには負けないだろうとは思えないのが今シーズンのセビージャ。

不安を抱えながらピスファンに向かう。
すると、先ほどベティスの練習場で仲良くなったアミーゴから連絡が。
「今からサッカーするんだけど、一緒にどうかな?」
セビージャの試合を観に行くとは言い辛いけど、正直に「今からピスファンにセビージャ観に行くんだ。なんか色々申し訳ない…笑」と返信すると、「気にしなくて良いよ笑 好きなものは人それぞれだからね!」と返ってきた。
これは結構深い。笑
アンダルシアのフットボール文化は本当に大好き。
「フットボールは自由に楽しむものである。」
改めてそう教えられた気がする。

ピスファンまでは1時間ぐらい歩いたけど、足取りが軽かった。

ピスファンに到着。

やっぱりここで試合を観ない訳にはいかない!!
セビージャのスタッフに、「今スタジアムに入場したよ」とメッセージを送ると、「席はどの辺?探してみるよ!」と返事が来た。
探してみるとコーナーフラッグ付近で発見することが出来た。
急いで彼のもとに行って声を掛けると、「久しぶりだなアミーゴ!!」とテンション高めに握手を交わした。
華金に一緒にご飯行ってる関係なので距離がぐんと縮まってる。笑
少し談笑して、また会う約束をした。

イケメンアミーゴと再会

席に戻ると選手がウォーミングアップに出てきた。

ゴール裏。眺めは最高。

今日はカディスのファンもたくさん来ている。
そもそもセビージャとカディスの距離が近いのもあるけど、負けたら降格なのでたくさんのカディスのファンが駆け付けているっぽい。
スタメン発表も終わりいよいよ選手入場。

ピスファン観戦で一番好きな時間。

セビージャのイムノはたぶんリーガで1番カッコいい。
アンダルシアの雰囲気とフットボールの文化が見事に融合してる素晴らしいイムノだと思う。
(途中でフラメンコの手拍子のリズムが加わる所も好き)
このイムノを聴いてテンションが上がらない選手などいない。
絶対に勝ってくれセビージャ。

、、、、と思ったら後がないカディスの勢いに圧倒されるセビージャ。笑
しっかり負けました。。
しかも一度は取り消されて救われたのにも関わらず、最後の最後に失点。
ビジャレアル戦で観た光景と全く一緒。
もう残留も決まってモチベーション失ってる。
とにかく酷かった。笑
途中から出てきたマリアーノなんかセビジスタにブーイングされまくってたし、ボール持つ度に煽られてた。笑
今シーズンは残留出来たことが全てだけど、来シーズンに向けて意地を見せて欲しいし、何より戦える選手を集めて欲しい。
(ヘススナバスがベンチで泣いてたのを見て、嫌な予感がしたけど、後日真相を知る事になるとは…)

一方のカディスはお祭り騒ぎ。
残留に望みが繋がったんだからそうなるのも無理はない。

奇跡的に望みが繋がったけど、まだ残留に向けて厳しい状況には変わりない…
一喜一憂出来るところがスペイン人のいい所なのかもしれない。笑

スタジアムの外に出てもカディスのファンが優勝を決めたかのようにずっと歌ってた。笑
TVのインタビューを受けてたファンも興奮気味でカディス万歳!!と喜んでた。

カディスのお祭り騒ぎの裏ではセルヒオラモスのインタビュー。
どこか悲しげな背中。

実は試合後、別のセビージャのスタッフに会う約束をしていたんだけど、これが非常に気まずかった。笑

出来ればセビージャが勝利した後に会いたかった。
そして相変わらず優しい。

「やあ!久しぶり!!」と明るく挨拶してくれたが、試合に触れない訳にもいかず、「なんというか、、とにかく今は苦しいけど応援を続けるよ
」と振り絞った。
そうすると、「君は素晴らしい。。これからもセビージャを応援してくれ。」と言ってくれた。
苦しい時こそ応援しなくては。
ただ最近のフロントのゴタゴタを見せられるとファンもストレスが溜まるのに無理はない。
試合中の会長辞めろコールとか凄かった。
セビージャはオトラの星として、残留争いをしている場合ではないので頑張って欲しい。

別れ際に、ラ・リーガのネックストラップをプレゼントしてくれた。
ラ・リーガのプレスしか配られていないらしい。

貴重なラ・リーガグッズ。ありがとう!!


カディスのバスが停まっていたので、楽しそうなカディスのファンと一緒に少し待っていると選手が続々と出てきた。
みんな拳を上げてファンと喜びを分かち合っている。
すると、マキシゴメスがファンの方へ歩いてきた。
警備員がマキシを止めてバスに乗るように促すが、マキシはそれを振り切ってファンの元に来てくれた。

柵を乗り越えてファンに囲まれるマキシ。

マキシはファン1人1人と写真を撮り始めた。
結構な数のファンが集まってきたのに、全員に対応している。

めちゃくちゃ良いヤツ。

自分もちゃっかり写真を撮ってもらった。

セルタ時代のアスパスとのコンビが大好きだった。

マキシは全員に写真対応をした後、チームバスに乗らずにそのままセビージャの街に消えていった…
(セビージャのバルに飲みに行ってそのまま自分で帰るのかな?)
対照的な2チームを見る事が出来た一日。
セビージャ最終日楽しかった。

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