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感情コントロールの旅路 その2: ストレス解消法①イメージング、またの名は妄想


先日、90才を超える高齢の母を病院に連れて行くために、朝の通勤ラッシュ時の私鉄に乗りました。

なるべく混まない各駅停車を選び、優先席の前に母を立たせましたが、前に座る中年の男女はみんな、寝てるのか、寝たふりなのか、下を向いて見ないふり。
席を譲る気配もない。

日本のモラルはどうなってるんだ! と、腹を立てたり、悲しくなったり。

「すみませんが、母に席を譲ってくれませんか?」と、素直にお願いすべきか、こころのなかで葛藤しながら、同時に、

みんな疲れてるのね、日本人は睡眠時間も足りないし、働くって、ほんとに大変なことだもんな、私も毎日通勤していた時ならどうしたかな、少なくとも優先席なら渋々でも譲ったと思うけど、普通の席なら、困っただろうな、と考えていました。

みんな、きっとそれぞれ疲れている。ストレスだけでも少しは軽減してほしい。

私も働くこと自体は好きだったとは言え、長い会社員生活の中で、どうしてもストレスは溜まり、
瞑想とか、運動とか、ストレス解消を色々ためしました。

それぞれ何らかの効果はあったと思います。

その中のひとつが、特に意識せずに行っていた、持ち前の豊かな妄想力に支えられたイメージング。

自分の好きな場所で、好きな香りを嗅ぎながらゆったりくつろいでいる自分をイメージしましょう、という、アレです。
よくリラックスのために使われるもの。

でも、リラックスのためだけではなく、私がしていたイメージはこんなこと

通勤時に手を大きく振って元気に歩き、指先からストレスをビームで吹き飛ばした

会社や育児で、いっぱいいっぱいで運動する暇もなかった時期、赤坂御所の脇の道を通って通勤していました。
あまり人通りが多くない、でも、広い歩道のところどころに警備の人が立っているステキに安全な道。

夕方、暗くなりかけてからその道を歩くときはいつも直角以上に大きく手を振り上げて勢いよく歩きました。

すると、手を前に上げた時に指先から、ストレスがビューンと放り出されます。

ひとふりでビューン!
また、もひとつ、ビューン!!
どっかに行っちゃえ、私のストレス

こう書いてみると、いたいのいたいの飛んでいけ〜、と、全く同じだ、と今気づきました、

こんな単純なことでも、ストレス解消だけでなく、頭から仕事を追い出して、モードを転換するのに役立ちました。

なんと言っても、頭の中は完全に自由。何をイメージしたって良いんです。

目の前で何か理不尽なことを言っている人のこめかみに回し蹴りを入れるにはどの角度で足を振り上げるといいか、とか、人間性を疑われそうなこともイメージしていましたが、
そんなことを妄想している内に、笑ってしまう。

自分が見ている景色は、自分がスクリーンに映し出しているもの。
毒は外に追い出して、良い物を取り込むイメージを持って、気持ちを明るく持ちたいです。






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