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アタラの学び環境

※こちらは2015年12月16日にATARAサイトにてCEOブログに掲載されたものの転載となります。

11月にアタラが運営する情報発信サイトUnyoo.jpにおいて、CCOの岡田が「T型ウェブマーケター」について書きました。

リンク:広告運用者(AdOps)としての生き方(3):スキル編

急速に施策、手法、テクノロジーの幅が広がっていくマーケティングの世界においては、現時点ではこのT型が一番シックリくるように思います。

アタラでも、個々人が特定分野のexpertiseを持ちつつ、どう守備範囲を広げていくか、日々考えながら実験しています。やはり一人の人間がすべて広く深くスキルを身につけていくのは現実的ではないので、いかに共有環境を作るか、というところに行き着きます。

弊社でいくつか定着しつつある取り組みについて記しておこうと思います。

1. アタラ道場
いわゆる社内勉強会です。毎週火曜日の全体アップデート会の後に、順番によって決められたコンサルタントが「師範」と名づけられた講師となります。時間は1時間。テーマは業務に関係することであれば自由に選択できます。予めテーマは予告をしておきます。テーマの例としては「Google AdWordsの最新機能について」や「◎社へのプレゼン解説」などさまざまです。また、運用型広告の実際のクライント案件について、全員で改善・最適化案を出しあう「組手」は非常に実践的で有効です(そのまま提案にも使えますし)。また、外部企業の皆さんにも師範になっていただくこともかなりあります。

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2. 赤坂塾
開発部、サポート部が中心になって月曜日のランチ時に(お弁当支給)。技術的なテーマが当然多いですが、運用型広告レポート作成支援システムgluの開発やサポートに絡んで、そもそもの運用型広告施策について理解を深める必要があるので、コンサルタントが講師になって教えるケースも増えています。

3. 国内外のカンファレンス参加
主要な国内のカンファレンスには積極的に参加するようにしています。海外カンファレンス参加も挙手制です。私はSMX Advancedに毎年参加。有園はad:tech San Francisco、岡田はad:tech Singapore、清水はClickZ Live San Franciscoなど。

4. 書籍・雑誌
業務に関係するものは会社で負担。コンサルタントはインプットしないとアウトプットできません。前述のカンファレンスもそうですが、書籍、雑誌、ウェブ/ブログは大事です。
あと、自分たちで執筆する書籍、自社/外部メディアの記事も、自身で勉強しないと書くことは難しいので、アウトプットでもあると同時にインプットでもあるという理解でいます。

5. ニュース共有
日々、ウェブやソーシャルで業界の最新ニュースには触れやすいですが、忙しい中なので、重要なものは社内メーリングリストで共有を心がけています。目利きも重要なスキル。また、ここで大事なのは当該ニュースに対するコメントかと思います。

今のところはこのような形ですが、よいアイデアがあればいつでも取り入れようと思っています。手段も大事ではありますが、やはり「自主性」「意欲」「好奇心」がそれ以上に重要ではないかと思っています。それが自然発生的に生まれ、自律的に学びの環境に身をおく、そして会社も教育サイクルを早めるために、各種サポートをする、その流れを作ることに今後もフォーカスしていこうと考えています。

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