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どんな漫画やアニメとタイアップすべき?その答えを導く新メディアをつくってます!

はじめに

約1年前、構想を立てて社内からGOが出た。
そこから具体的なプランを詰め、半年間の開発期間を経て、Mintoの新規プロジェクト『キャラバコ 』をリリースしました。 ※2023年10月27日時点では、β版としてテストサイトをリリースしています。

アニメや漫画、キャラクターなどのコンテンツにまつわる様々な情報が詰まっている宝箱のような存在、縮めて『キャラバコ』。
『キャラバコ』はマーケターや広告・PR関係者には新しいビジネスを創造するヒントを提供し、アニメ・漫画コンテンツに携わる人にはそのコンテンツがさらに輝く機会を提供するIPメディアです。

この投稿では、私たちが抱えていたアニメや漫画とのコラボを実現させることの難しさに向き合いながら、『キャラバコ』の開発に至ったのか。そして、『キャラバコ』とは一体何者なのかをお伝えします。
アニメや漫画とコラボを実現したいと思いつつ、どうすればよいか悩まれている企業のマーケターや広告宣伝の担当者方には、その企画を実現するお手伝いができればと思っています。
よければ最後まで読んでいただけると幸いです。

自己紹介

この記事の執筆をしています、キャラバコの開発責任者 仙水です。
Mintoのコンテンツソリューション本部 タイアッププラニングチームという自分でも覚えられない長さの部署のマネージャーをしています。
Minto(旧wwwaap)に入社したのは2020年8月。まだ4年目ですが、社内では古株となります。

主な仕事内容は、今回リリースした『キャラバコ』のPMの他、みなさんが普段楽しんでいるIPコンテンツと広告主のマッチングや広告コンテンツの企画・プロデュースを行なっています。
なぜ、私がこの仕事を選んだのかについては、こちらを読んでいただけると幸いです。

アニメ・漫画コンテンツ×コラボの提案を始めてからまだ2年程度とこの領域では後発組ではありますが、版元様、広告主様それぞれのご縁に恵まれ、短期間で多くの案件をご一緒させていただきました。
そして、アニメ・漫画コンテンツの持つ影響力は凄まじく、X(旧Twitter)のトレンドランキング入りや広告アワードの受賞など刺激的な経験もすることができました。

【うるわしの宵の月×サントリークラフトボス】

【範馬刃牙×日清最強どん兵衛】

私の仕事は説明してもピンとこない方も多かったのですが、
おかげさまで、最近では「アレ」に携わったというと「あ〜知ってる!」と言ってもらえることが増えました。

開発背景~なぜ、キャラバコが必要だったのか~

前説が長くなってしまいましたが、ここから本題に入りたいと思います。

様々なコラボを実現してきた一方で、実際には提案をしたものの通らなかったという案件も数多くあります。
その理由として多いものが、【データによる証明】
DXが当たり前すぎる世の中。
マーケティング業界においても、効果の可視化が急速に進み、数値で語れなければ「それってあなたの感想ですよね?」という打ち返しに怯える日々…
というのは冗談ですが、
「自分たちのサービスとコラボするのにどのIPが良いのか」
という疑問に対して正しい判断ができるファクトを揃えて提案することは、現代において当然の課題だと捉えています。

問題点

ファクトが重要であるというニーズに対して、実際のところはそういった情報が不足している、というのが業界全体の抱える悩みであると認識しています。
私たちもソーシャルリスニングツールやGoogleトレンドなど、様々な分析ツールを駆使しながら、情報をかき集め、統合し、提案を重ねてきました。

しかしながら、世の中にあるアニメ・漫画コンテンツに関するデータは、マーケティング目的で取得したものではないため活用することが難しかったり、1作品のデータを取るごとに高いコストがかかったり、そして何より「データなんてなくてもその作品とコラボしたら売れるに決まっとるだろ」というようなIPコンテンツのデータしか存在していないという問題点がありました。

私たちが目指すアニメ・漫画コンテンツとのコラボの方針は現在の人気作品だけではなく、「これから話題になる可能性を秘めたアニメ・漫画コンテンツ」や「話題から遠ざかっているものの多くのファンを抱えコラボをすることで大きなインパクトを出す可能性を持つアニメ・漫画コンテンツ」にスポットライトを当てることで、全てのIPコンテンツひいてはそれらを生み出したクリエイターに利益を還元できる経済圏を作ることにあります。

そのために不可欠なデータが足りていない…

のであれば自分たちで集めて、その世界をつくろうということで始まったプロジェクトが『キャラバコ』です。

キャラバコとは何か

ここまで書いたように、「キャラバコ」は様々なIPコンテンツの情報を集めたサイトなのですが、実際に何ができるのかをご紹介いたします。

できること

『キャラバコ』の機能として代表的なものは3つあります。
①IPコンテンツの指名検索
すでにコラボしたいアニメ・漫画コンテンツが決まっているとき、検索窓で作品名を入力し該当するものがあれば個別の作品情報を閲覧することができます。
②個別データのビジュアライズ
Mintoが独自で取得したアンケート調査の結果を中心に作品毎のファンの属性などを分析し、直感的に作品選定ができるようなデザインで情報提供をします。
③条件検索によるリコメンド機能
コラボ企画のターゲット情報など複数のチェックボックスを選択することで、Minto独自のロジックに基づくおすすめ作品を提示します。

特に弊社のノウハウを全てロジック化して実装した「③条件検索によるリコメンド機能」はキャラバコの最もユニークな機能です。
「アニメ・漫画コンテンツとコラボしたいけど何がいいか分からない…」といった場合、まずはキャラバコで検索してください。(見てるだけでも結構楽しいです!)

特徴

『キャラバコ』の主な特徴は大きく分けて2つです。
①335作品分のアニメ・漫画コンテンツに関する保有データ ※2023年10月9日現在
Minto独自に実施したアンケート調査のデータを中心に、335作品分の個別データを保有しています。データ取得をする際には、今話題性の高いアニメ・漫画コンテンツだけでなく、まだメディアミックスされていない今後伸びる可能性のあるアニメ・漫画コンテンツや話題からは遠ざかっているものの根強い人気があるアニメ・漫画コンテンツの取得も行なっています。
②独自のロジックを活かしたリコメンド機能
提案の度に作品のデータをエクセルにまとめ、施策の結果のレポートを分析し、また次の提案に活かす。
作品によっては調べなくてもデータを覚えてしまうほどに地道なPDCAを回し続けた結果、データ活用という点において、目的やターゲットに応じてどういったフィルターが作品選定において重要か。コラボの成功に向けたロジックが浮かび上がってきました。
データ提供を主とする企業ではなく、コンテンツ制作の会社である弊社だからこそ、取得したデータを活用できるように、現場で磨き上げた独自のロジックを基にしています。
③会員限定で閲覧は自由
弊社はキャラバコを通じて、日本が誇る数々のアニメ・漫画コンテンツがタイアップの機会に恵まれることを目指しています。そのため、基本的に無料で閲覧してもらえるWEBメディアとして展開します。
※登録可能なアドレスは企業アドレスに限定しています。ご了承ください。

お願い

今回紹介するキャラバコはβ版のリリースです。年内に一旦の完成形になることを目指して、徐々に機能追加などを行い、アップデートをしていきます。
是非、みなさまに活用いただき、使い勝手や検索結果についてのフィードバックなどをいただけますと幸いです。

今後の展望

現在、β版で活用しているリコメンド機能はMintoが独自で取得したIPコンテンツのアンケート調査結果を基にロジックを組み提供しています。
今後は特に漫画やアニメと相性が良いXをはじめとしたソーシャルリスニングやコラボグッズの売り上げ予測など、データを中心にアニメ・漫画コンテンツのポテンシャルを拡張できるような機能を追加していくことを予定しています。
データ連携やビジネス連携などをご検討いただける企業様からのご連絡もお待ちしております!

【キャラバコお問い合せURL】https://media.charabaco.jp/app/contact

おわりに

街を歩けば、どこを見ても、自分の好きなアニメや漫画のキャラクターがタイアップした広告を見ることができる。CMの時間も好きなアニメのキャラクターが出演している。
そんな世界は今よりももっと楽しそうじゃないですか?
コラボは漫画やアニメといった日本が世界に誇るコンテンツの魅力を発揮するフィールドの一つであり、キャラバコを活用することによりIPコンテンツの新たな収益機会を創ることに貢献すると信じています。

一方で、「キャラバコ」はただタイアップの効率化・最適化を目的としたメディアではございません。
我々Mintoは「エンタメ産業のアップデート」を掲げており、「キャラバコ」はデータという側面から理想の実現に向けた大きな一歩になると考えています。
アニメ・漫画コンテンツ×コラボでの活用を皮切りに、グッズの収益予測や映像化のヒット予測など様々な領域でキャラバコが貢献できるように今後も開発を進めていきます。

今後の展開もぜひご期待ください!


Mintoでは、様々なポジションで採用活動を絶賛実施中です。
ご興味ある方はぜひご一読、ご応募ください。



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