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NFT発のIP展開事例~SNS発のIP開発からメタバース発のIP開発へ~(後編)

こんにちは、クオン(※)note編集部です。先日、弊社代表の水野が、ライセンシングインターナショナル様が開催する「ライセンスとNFT」をテーマとしたウェビナーに登壇しました。今回はその登壇内容のダイジェストをnoteでもお届けします!今回は後編となります。

(※)株式会社クオンは2022年1月に経営統合し、株式会社Mintoとなりました。Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。

前編はこちらからご覧いただけます


NFTコンテンツ発のコンテンツからメタバース発のコンテンツに至る背景

メタバースとは

メタバースとは、正確に定義されている訳ではありませんが、「オンライン上に構築された3DCGの仮想空間のこと」を表します。広義の意味で捉えると「Fortnite」や「あつまれ どうぶつの森」もひとつのメタバースと考えることも可能です。

最近FacebookがMetaに社名変更したことが話題となりましたが、FacebookのようなコミュニケーションプラットフォームがSNSからメタバース(3D)へ移行することが予想されています。そのためメタバースは最新のバズワードとなっています。

また、メタバースへ移行する際に、web2.0ではなくweb3.0技術と組み合わせることで、単なる3D空間ではなく、経済圏やデジタルコンテンツの流通を新たに構築することができます。3D空間とブロックチェーン技術を組み合わせたメタバースの「Decentraland」や「The Sandbox」は、ブロックチェーン×メタバースで注目を集めているプラットフォームです。

メタバース発のIP

メタバース発のIP

クオン社では、以前からグローバルで人気のある自社キャラクターをブロックチェーン上にNFTアートやゲームという形でIPを進出させてきました。
その取組みの中で、静止画のNFTアートは素晴らしいものの、立体で表現できるデジタルコンテンツは、キャラクターグッズなどの所有感に近い感覚を持てるという考えに至り、メタバースへの取り組みを準備しておりました。

また、ボクセルアートの世界観が、キャラクターの可愛らしい雰囲気にマッチするなと判断し、「The Sandbox」への参入を決めました。2021年3月ごろ判断しました。

4分間で約2億円の売上!Sandboxプロジェクトについて

2021年11月4日、クオン社はThe Sandbox上のLAND(土地)を調達し、「Quan(Minto)LAND」と「CryptoCrystal LAND」の作成を発表しました。それと同時に、周囲のLAND(土地)とキャラクターのNFTを同時に販売するLAND&NFTセールを実施。ソフトバンク社がThe Sandboxへ100億円出資を決定した点や、Facebook社がMeta社に社名変更した点が追い風となり、結果として4分間で2億円の売上を計上して完売し、大きなインパクトがありました。

今後は、Quan(Minto)LAND上に色々なテーマパークを公開し、メタバース上に遊びに来ていただけるファンの獲得や新しいコンテンツの提供に力を入れていく予定です。

メタバース発のIPまとめ

・3D/立体で表現できる=モノと同じく、所有感が大事
・NFTとして価値を更に高めることができる=ユースケースを与える
・コミュニケーションのハブ的な存在になると予想(スタンプ然り)
・既存ブランドなどが続々とメタバースに参入してくるので、どう手を組むか

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クオンは2018年よりブロックチェーンやNFTに関連したコンテンツ開発、ソリューション提供を行ってまいりました。関連記事のマガジンもぜひご覧ください。


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