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韓国のアニメプロデューサーからWebtoonプロデューサーへの転身。私の日本での新たな挑戦

Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。今回は、Webtoon部プロデューサーのジョン・ヘリンさんにインタビューをしてみました。

まずはご自身の自己紹介をお願いします

Webtoon部プロデューサーのジョン・ヘリンと申します。

韓国出身で、入社前には韓国のアニメーション会社で4年間プロデューサーをやってました。韓国のアニメ市場は「3D」の「子供向け」アニメが主流となっておりまして、私が担当していた作品も男児向けの3Dアニメーションでした。

韓国、というか、私が勤めていた会社ではプロデューサーの仕事の範囲が非常に広くて、企画はもちろん、シナリオまで自分で書いてました。担当の作品がバス(車)が主人公であるアニメでしたので、運転免許がない私としては共通ルールを気にしてストーリーを作るのが大変でした。(笑) そして車は人間や動物キャラクターみたいに手足がないため、動き方もかなり工夫しなければならなかったです。一方、プロデューサーとしては自らシナリオを書いていた事によって、製作工程に関しての理解がより高まったと思いますので今になってはすごく感謝しています!フリーランサーの作家さんから放送局のプロデューサーさんまで、各工程で全然違う仕事をされてる方々とコミュニケーションできたのも貴重な経験でした。

アニメ以外にも絵本作りなど子供向けのコンテンツ制作も多く経験がありましたが、より幅広い年齢をターゲットにする作品を作ってみたいとずっと思っていました。そして担当していた作品は約10年前から人気を集めていた作品の続編だったので0から自分で企画する作品もやってみたいという気持ちがありました。

以下の質問になぜ日本に来たのかについての詳しい説明がありますが、韓国で仕事をしていた時も日本の企業と打ち合わせがあったりしたので、少しずつ日本語は勉強していました。日本語能力試験の1級資格を取ってから日本に来て1年ぐらい経っています。(試験では、日本のアニメを見すぎて、勉強を怠った時も聴解試験だけは毎回満点でした(笑))

日本で過ごした1年_春

入社をした理由、きっかけを教えてください

子供の時から日本のアニメや漫画に興味がありました。その頃私が好きだった作品は今でも世界的に愛されているものが多いです。最近は母国(韓国)でも新しい技術と流行に合わせたコンテンツが沢山出ていて、グローバル的にも結構注目されています。しかし、逆に流行に敏感になりすぎて一つ一つの作品が長い時間愛されることが難しくなってしまったのではないかと感じていました。そこで、何十年も前からずっと愛されてきた漫画やアニメがある日本で学べることがあると思い、来日しました。

日本で転職先を探していた時、一番大事に思っていたのは 
1)自分が好きな仕事(コンテンツ作り)ができるか 
2)外国人として活躍できるところがあるか 
でした。

外国で就活をすると、どうしても「外国人」としての限界を感じることが多いですが、Mintoの面接を受けた時はそういうことを感じませんでした。国籍にかかわらず今までの経歴をちゃんと認めてくださっていて嬉しかったです。Noteで拝見した社員インタビューでも、みんなが自分の好きな仕事を楽しくやってらっしゃる感じがすごく伝わってきて、この会社なら私も大好きなコンテンツ作りの仕事を続けていけると思いました。
そしてWebtoonは韓国から広がってきたコンテンツの種類だということもありまして、私も中学〜高校時代に沢山のWebtoonを見て育ちましたので、韓国人として所属部署と会社に貢献できるところもあると思いました。

日本で過ごした1年_夏

今はどんな仕事をしているのでしょうか?

まだ入社したばかりですので、「私、これやってますー!この作品の担当です!」と自信満々に言える状況ではないですが、最近はWebtoonプロデュースの過程全般に慣れていく練習をしています。まだまだ学ばなければならないことも沢山ありますが、幸い制作工程が大分アニメと似ていますので適切に対応していけたらと思います。

Webtoon関係になるとやっぱり韓国人の作家さんと韓国の企業が関わってくる場合が多くありますのでコミュニケーションの面でも役に立ちたいし、もう少し作業に慣れてきたら新しい作品の企画案も積極的に提出したいなと思っています。

日本で過ごした1年_秋

キャリアについて教えてください

ターゲット層の幅が広い作品を作ってみたいと思う一方、未来のポテンシャルな読者(必ず読者じゃなくても、視聴者、消費者など)にまでポジティブな影響を与えられる作品を作りたいとも思っていますので、自分のキャリアの最終目的は「幼児~少年少女の心に響く、これからの人生を正しく生きていく勇気をあげる物語を作り出す」ことです。フィクションでもノンフィクションでも刺激の多い物語が溢れる社会だと思いますが、その中でも「正義と真面目さを語りたい!」  。
昔はみんな絵本や漫画を読んでいましたが、これからの新しい世代にはWebtoonのようなインターネット上の物語が主流になると思いますので、そのような環境に合わせた作品の作り方、ストーリー構成術などを身につけたいです。

日本で過ごした1年_冬

Mintoのどんなところが他社にはない魅力だと感じますか?

私は人間関係に影響されやすい性格のため、仕事がすごく楽しくても周りの人々といいやり取りができなかったらどうしても落ち込んでしまいます。Mintoで働いている皆さんはいい人ばかりで本当に助かっています。自分の知らないところを自由な雰囲気で他の人に聞きながらお互い成長ができる環境ですので、個人個人だけではなく、会社全体の成長にも繋がっていると思います。

最後に一言、お願いします

Webtoon以外にも、Mintoに興味はあるけど「こんな私でもいいのかな」と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ悩まずチャレンジしてみてください!外国人の私にも今までの経歴を活かしてできる仕事がありますし、好きな仕事を楽しくやっていますので皆さんに不可能なことは多分ないと思います!


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