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これからはメタバースが生活の場所に?メタバース上級者から学ぶ「活用の幅」~Web3 Conference Tokyoレポ④~

こんにちは、Mintonote編集部の武本です。
今回は2022年1月28日(金)に開催された、Web3 Conference Tokyoセッション1「メタバース/NFT関連」についてのレポートを紹介します!

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Web3 Conference Tokyoについて

2022年は昨年からNFTブームを踏まえ、より一層業界の枠を超えて各企業が連携する必要があり、「ブロックチェーン業界内だけで盛り上がるイベント」ではなく「業界内外のハブとなる」ことを目指して開催されました。弊社代表の水野がセッション2「既存IPの効果的なweb3.0へのアプローチ方法」へ登壇しました。
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メタバースの活用の仕方

まずは登壇者をご紹介します。

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●登壇者
Mod
設楽 悠介
幻冬舎「あたらしい経済」編集長

●Speaker
佐渡島 庸平
株式会社コルク
白石 陽介
ARIGATOBANK CEO
コムギ
Web3 VC/Web3 Researcher
さわえ みか
HIKKY COO/CQO
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そもそも、メタバースとは。近頃はテレビでもひっきりなしに聞く言葉ですが、インターネット上の仮想空間のことを指します。ここでできる体験として、参加料で収益化するバーチャルイベントやバーチャル観光などもその一つ。2020年5月に開催されたバーチャルイベントでは、約5万のユーザーを集客するなど、やはり噂通りとっても注目されているようで…!

また、メタバースの技術を活用したオンラインゲームも人気を集めており、NFT(デジタル資産)を活用してアイテムやキャラクターを購入すると、メタバースにより他のゲーム間の行き来も可能となっているそう。
今までは、他のゲームでアイテムやキャラクターを使うことはできませんでした。そのため、メタバースによって従来のゲームの枠に囚われない形での楽しみ方が可能となっています!!

これまでも「マインクラフト」「どうぶつの森」「フォートナイト」などのように、複数人が仮想空間で活動するゲームが人気でした。上記も、オンラインの仮想空間と現実がリンクしているという広義では、メタバースに該当します。「どうぶつの森」もメタバースなの…?!こう聞くと、とってもメタバースが身近に感じる…!

<引用>

さらに、NFTで購入したアイテムやキャラクターは他のゲームと行き来できるっていうのもすごく面白いですよね。例えば『大乱闘スマッシュブラザーズ』でゲットした新キャラをポケモンのゲームの主人公にできたりとか…そんなこともできるようになったら面白そう…。

少し調べてみると、「2026年は人類の25%が毎日1時間以上メタバースを利用」というような興味深い記事も。

この記事によると、「既にベンダーは、ユーザーがデジタル化された世界で生活するための空間やサービスを構築し始めている。仮想授業への出席やデジタル空間での土地の購入、仮想住宅の建築といった活動は、現在別々の環境で行われている。だが将来的には、単一の環境、すなわちメタバースで行われるようになるだろう」とも言われているそうです。

登壇者のさわえさんは1日の中でミーティングはアバターでやってることが多いそうで、「アバターと生身、どちらも本当の自分で、本当の自分とは何か」と考えるそう…!まさに生活を営む場所として当たり前になりつつある…と驚きました。

同じく登壇者の白石さん曰く、「仮想空間があって、自由に行動できるみたいな意味で言うと別に新しくない。ゲームして話すだけなら意味はない。リアル感がメタバースの楽しさ」と仰っていて、まさにこれからは生活をする場所としてメタバースが浸透していく可能性を感じました。

本当にweb3は必要なのか

司会の設楽さんが「web2.0だからこそ保てる秩序もある。本当にweb3.0は必要なのか」という問いを登壇者の皆さんに投げかけました。
確かに…。例えばリモートが浸透してきた今の時代に「オンラインvsオフライン」のような話がよくされるように、本当にweb3.0は必要なのだろうか…と考えました。

登壇者の皆さんの話を聞いてみると、やはりゲームの世界では圧倒的にweb3.0が必要とされていることがわかりました。

登壇者の白石さんは「メタバースは”遊ぶ場所が広がったぞ!自分で色々作ってみた!イベントしてみた!”みたいな経済圏なので、さまざまなプラットフォームを跨いで、こういうのを見せあったり楽しむことができる。文化の違いがあるから、NFTでいろんな遊び方があっていい」と仰っていて、まずは遊び場としていろんな活用の幅が広がるということがわかりました。

また、さわえさんも「ゲームの一ユーザーとしては、NFTが広がって欲しいと思う。
メタバースに持って帰ることができる、フォートナイトのトロフィーを置いておくことができる。そういうちょっと見せて!というコミュニティーができていくとメタバースは楽しくなりそう。人の本棚を見る感覚。NFTの使い方も広がっていく気がする」と仰っていました。

やっぱりゲームのアイテムとか自分のスキルを見せ合えたりする世界になると、それは楽しそうですね…!

メタバースのこれからの展望

メタバースはゲームの世界では特に面白くなるということがよくわかりましたが、そんなメタバースが私たちにとって『当たり前』になる世界は、もうすぐそこまできているのでしょうか?

佐渡島さんが仰るには「ゲーム業界の中ではメタバースはもう十分ホットだと思うが、他の業界はまだまだこれからだと思う。結論、メタバースはまだもう少しこないと思う。NFTが世間に広まるのは5年後くらいではないか。それまではマーケットは大きくなったりいろんなトライはあると思う」とのこと。

確かにまだもう少し浸透するには時間がかかりそう…。
というのも、特に私はゲーマーな訳でもないので、「ゲームがもっと楽しくなるよ!」と言われても、「あぁ、そっか…」としか感じないのが、正直なところ。

だからこそ、いろんなエンタメや機会を通じて少しずつ身近になっていくのかなぁと思います。もうすでに、いろんなイベントが行われ始めているので、興味があるものが開催されると参加せざるを得なくなっていくのかなぁと。

さらに、メタバースへ参加するデバイスがゴーグルがくらいのサイズにならないと、なかなか日常使いしにくいというのもありますよね。白石さんが「2〜3年以内にコントローラー型から抜けていくと思う」と仰っていたので、そうなるとますます身近になりそうな気がします…!

まとめ

前回の記事でもご紹介した通り、ゲームを先頭にさまざまなエンタメがメタバースでのサービスを提供し始めています。

直近でも、
長崎文化放送×伊藤忠インタラクティブ「VR VENUE」、長崎の横丁をメタバース化!

【史上初】『鉄腕アトム』NFTメタバースゲーム化!全国の自治体と提携


学生向け就活イベント(リアル会場:仙台)開催。出展社も募集中!リアルメタバース対応で期間中どこにいてもどこからでも参加可能です。

上記のようにエンタメから就活イベントまで、早速メタバースが活用されているようで…!

今まで少し遠くに感じていたメタバースでしたが、今回のレポートで一気に身近に感じるようになりました。
皆さんも、自分が興味があるエンタメやコンテンツを通じてメタバースに触れてみてください。きっとその楽しさと可能性に、心が躍るはずです。

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