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転職という名の異世界転生4周目の私がMintoでやっていること

Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。今回は、コンテンツクリエイション本部Webtoon部の齊藤さんにインタビューをしてみました。

まずはご自身の自己紹介をお願いします。

はじめまして、齊藤多恵子と申します。
大学卒業後は、リーマンショックのあおりを受け就職できず……1年間だけテーマパークでアルバイトをしていました。

その後、大手鉄道会社で駅社員として勤めた後、転職してソーシャルゲームのシナリオライターとして女性向けゲームシナリオの執筆を行いました。
3年ほどライターとして働いた後は、業界内転職をして、その後はシナリオのディレクションの仕事を10年弱務め、今に至ります。

自己紹介をするといつも「そのキャリア、なんで!?」と言われますが、自分でもよくわかりません。
ただ、4回の転職を繰り返して唯一分かったのは「人の命を預かる仕事と、膨大なお金を扱う仕事は自分には不向きなこと」「文章を読むのが苦にならない私には、シナリオの仕事は向いている」ということでした。

今も駅員への尊敬の念は絶えない。すごく大変な仕事です。

シナリオのお仕事は12~13年くらいやっていたのですが、「ライティング」に関しては3~4年くらい経ったころに「私、芽が出ないかもな」と思い始めました。
私は会社の中でシナリオを書く、いわゆる「社内ライター」だったのですが、熱狂的なファンがついていく仲間には、「書いていないと死ぬ」という独特の狂気を持った人たちが多く、さらにエンタメのインプット量もとんでもなかったんですよね。

私は、旅行や香水作り、ロードバイクなど、どちらかというと体験を伴う遊びが好きで、人の創作物を日々の生活に山のように取り入れるのは正直得意ではありません。
単純に面白い!と作品を楽しむというよりも、「これどうして売れてるんだろう」「この仕組みがハマってるのかな」と、どうしても仕事目線で見てしまって、見続けると疲れてしまうというのもあると思います。(もちろん、ものすごくハマる作品もありますし、マンガもアニメも大好きです)

「齊藤さんは、ビジネス的にエンタメを見るよね」とよく仲間たちにも言われ、それならいっそビジネスとして作品を磨いていく仕事をしようと、転職を期に「コンテンツのディレクション」を中心にディレクターとして仕事をするようになり、今に至ります。

最近の趣味、写真。シナリオみたいに文脈があるわけではないのに、静止画の中にストーリーを隠し持っているところが好き。

入社をした理由、きっかけを教えてください。

まずは、Webtoonの世界に興味があった、というのがひとつです。
Webtoonの世界は、まだ初心者が打席に立てるチャンスがありますよね。

シナリオライターの仕事を始めたときのソーシャルゲームの世界は、ゲーム作りなんてまったくやったことのない初心者しかいない世界でした。
今は、市場が成熟して打席に立てる人たちが限られてきてしまったのですが、Webtoonの業界は、12年~13年前のソーシャルゲームの世界に似ています。
これから「市場で活躍していくプロ」を生み出していく段階……そういう場所で、才能の原石を探してともに作品を磨いていく仕事は、単純に楽しそうだなと思いました。

そして、Mintoを選んだ理由ですが、上司である中川と宮永の存在が大きいです。
「Webtoonの業界でてっぺんを取りたい」という明確な目標はとてもわかりやすかったですし、決して実現不可能ではないんだろうな、という予感みたいなものもありました。
「頭は冷静に、心は熱く」という動き方が好きなので、自分よりも上のレイヤーに、そういう強い想いを持った人たちがいるMintoはとても魅力的に見えました。

病めるときも健やかなるときも愛している食べ物。蕎麦。

今はどんな仕事をしているのでしょうか?

企画をバリバリ作っていこう!と思っていたんですが、今は主に部署の環境を整備する仕事をしています。
現在のWebtoon部は、プロデューサー全員がフルスロットルで作品を作っているために、部署の環境整備が後回しになっている……と、部署の問題が少しずつ見えてきたからです。
 
ダイヤ通りの運行を当たり前とする鉄道業界や、
24時間365日サービスが続く限り、お客さまへの責任が発生し続けるソーシャルゲームの世界では、人的ミスを起こさないために労働環境を常に改善していくサイクルがあるように感じていました。
散らかっている部屋ではうっかり何かを踏んでけがをする確率が高くなるから、先にけがをしないように手を打とう。または、二度と同じけがをしないように改善しようという考え方です。

正直なところ、部署としての歴史が短いWebtoon部には、そのサイクルがまだなく、今同僚たちの手を借りて、一生懸命働きやすい環境を構築している最中です。
今いる才能豊かなプロデューサーたちが、部署の環境が整うことでもっともっとパフォーマンスを上げ、魅力的な作品を作っていける……そういう部署を頭の中で描くことが、今の仕事のモチベーションになっています。

上司・仲間・先生に恵まれ続けてきた人生なので、私も誰かに与えたい

今後のキャリアについて教えてください

作家や監修者として12年間シナリオに携わってきたキャリアを、うまく生かしていきたいなと思っています。

 社会人になる前、大学で神話の構造分解の研究をしていたこともあって、私は作品の構造や「良いところ」「悪いところ」を見つけて、言語化するのが得意です。

 シナリオは「良し悪し」の判断がつきにくく、どうしても感覚的な判断で工程が進められがちなのですが、物語には基本的な構造がありますし、それを知ったうえで、制作のサポートができるメンバーがいれば、シナリオの作業は感覚的なものづくりから理論的なものづくりへ変わっていくと思っています。
 最終的には、プロデューサーひとりひとりが各々の制作の理論を確立して、スタジオの中である程度ヒット作を生むための「MintoStudio虎の巻」みたいなものが構築できればいいなと思っています。
理論的にものづくりができるということは、ヒットの再現ができるということだとも思うので、経験と言語化をたゆまずやり続けて、良いサイクルが作れればいいですね。

Mintoのどのようなところが魅力だと感じますか?

全員が「ものづくり」に対して情熱とこだわりがあるところです。
Webtoonはまだまだ発展途上の媒体なので「どうしたらもっと面白くなるか」「どうしたらもっとIPとして大きくなっていくのか」というのを、全員が常に考えていると思います。
「自分の手で何かしてやろう」という野心みたいなものが部署の中にはたしかにあって、緊張感があると同時に、その中で働けるのは、とても気持ちいいなと思います。

最後にひとこと、お願いします。

いろいろな業界から入ってきた個性的なメンバーと仕事ができるので、自分の武器を磨くには良い環境だと思います。
「何か面白いものが作りたい」「自分の能力を生かして活躍したい」という野心があればすぐに溶け込めると思います。一緒に面白いことを考えられるメンバーとこれから出会えるのを心から楽しみにしています。


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