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日記:人の葬式を馬鹿にするな

 夢の中で知らない女の子の葬式をしていた。なんとなく自分に関係のある人だったような気がしなくもなかったけど、それでも遺影の顔に全く見覚えがなかった。
 葬式はなぜかいとこの家のリビングで行われていて、あの部屋の妙な煙っぽさは夢特有のフィルターか線香のものかは不明だった。どうにも自分は殺気立っていて、そのタイミングでいとこが「こんな葬式なんの意味があるんだか」と言って本気でキレた。でも確かに知らない人の葬式が自分の家で執り行われていたら悪態の一つも吐きたくなるのでこの場合は自分も少し厄介な奴になっている。
 一回本気で殴らないとわからないかと思い立ち上がると、死んだはずのいとこの家のコーギーが自分の左手首を今にも噛みちぎらんばかりとしていた。しかし夢の中で痛覚などあるはずもなく、自分はいとこに向けて固く握った拳を振り上げた。
 とてもつまらないことに夢はここで終わった。別に夢の中でくらいとことん悪者にさせてほしい。
 思ったけど、最近こんな夢しか見てないな。

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