日記:みーんな宇宙のおまけ
人それぞれ抱える悩みと問題がある。この世からメンヘラという現象を根本的に解決するには奇跡や魔法でもない限りそれが叶うことは、人間が高度な知性を持ち生まれ続ける限り未来永劫ない。
いいや、あるいはその高度な知性によって既にそのような手法は確立されている。その名はロボトミー手術。夢のない話はあまり好きじゃないから説明は割愛。
宇宙論の本を読んでいる。それによると、現在の宇宙全体に散らばる全ての物質は宇宙誕生直後と比べてほんの数%程度しかなく、人間を構成する元素はしばらくしてから合成で生まれたため、要は人間は宇宙誕生のおまけに過ぎないと。こう書いてある。これも現実に満ちた話で夢がないな。ただ、物事を人間スケールで考えずに宇宙スケール、しかも命をおまけ程度で考えるのは少し面白い。何世紀も前ならば著者は異端審問にかけられるだろうけど。
あいつもこいつも全部おまけ。何もかもが偶然の産物。そう思うと、ほんの少しだけ気持ちが軽くなる気がした。
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