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BE:FIRSTが世界を獲るということ

ついに本日(2021.11.03)文化の日に、新しいカルチャーを作るダンス&ボーカルのボーイズグループBE:FIRSTがメジャーデビューをした。

SKY-HIを筆頭に「THE FIRST」というオーディションを駆け抜け、鮮烈なプレデビューを飾ってきた彼らが、また新しい境地に立ったのだと思うと大変感慨深い。

オーディション中から、日本の音楽カルチャーを作り変えると謳い、世界を獲ると心の炎を燃やし続けてきた彼らのメジャーデビューを大変嬉しく思うのと同時に私には心に決めていることがある。

それは、焦らないことだ。

私は彼らを応援している“BESTY”であるが、彼らがすぐに世界を獲れるとは思っていない。もちろん彼らがまずは日本でトップと呼ばれる存在になって、それから世界を掴み取ることにとても期待しているけれど。

BE:FIRSTのメジャーデビューの今日、THE FIRSTとは別のオーディションから生まれたINIというグループも同じくメジャーデビューを果たした。
認知度でいくとBE:FIRSTよりも遥かに有名だし、デビューメンバーが決まってからの日数もINIの方が長い。事務所の後ろ盾や先にデビューしているJO1の存在など、あらゆる面で優位な位置にいるのは確かだ。
INIだけじゃなく、日本にはアイドルグループ大手のジャニーズやそれこそダンス&ボーカルのボーイズグループEXILEなど、ボーイズグループと呼ばれる存在は多数存在する。

冷静に考えて、それらと比べるとBE:FIRSTはまだまだルーキーズであり、実力はあっても認知度の部分でとにかく劣る。

THE FIRSTのオーディション内容は朝の情報番組スッキリで特集が組まれてきたが、そのスッキリすら放送されない地域もたくさんある。とにかく認知度がまだまだ低いのだ。

だからこそ私は焦らない、諦めないと決めた。

SKY-HIも5年後を見据えて、と言っていた。
私には5年後の彼らは全然想像できないけれど、きっと今よりもっとたくさんの人たちから愛されていると信じている。

Billboardやオリコンなどのチャートで堂々の1位を獲る日がくるのを待ち望んではいる。でも今じゃなくて良いと思う。

TwitterではBillboard対策専用アカウントが量産され、彼らの名前や曲名が暗号のように連なったツイートをよく見かける。それ自体は彼らの認知度を上げるのにきっと効果的であり、悪いとは思わない。
CDを買うことによるルックアップや、曲を購入してDLすることでのBillboard貢献度など、いろいろと勉強になることもあった。

チャートやトレンドにのることが彼らにとっても良いことだとは思う。
ただ、「ビル垢なのにこんなことにお金を使うよりこっちにお金を使う方が貢献できることも知らないの?」というような効率の良さを意識するがための他人への圧力は、見ていて楽しいものではない。

きっと今すぐチャートインして各種ランキングでも1位を取れたら彼らは喜んでくれるだろう。

でも、BE:FIRSTが世界を獲るっていうのはそういうことじゃない。

1人が1000枚のCDを買ったとしても、ファンは1人だ。

CDは1枚しか買えないけどファンは1000人いる、そんなグループに私はなってほしい。

彼らが楽しんで作る音楽で、私たちは自由に楽しんで良い顔になって、それが周りの人に伝わって他の人も巻き込んでいける、それぞれがそれぞれの楽しみ方ができるファンを増やしたい。

BE:FIRSTが世界を獲るってことは、世界から愛されるってことだと思うから。

きっと世界までの道のりは長いし険しい。
新しい音楽を作りながら、新しいカルチャーを作っていくんだから難しくないわけがない。
でもきっと彼らは手を取り合って前に進んでいく。

私たちBESTYはそれを応援していくことしかできないのかもしれない。だけど、BESTYとBESTYが愛し合って新しいファンダムカルチャーを作っていければ良いなと心の底から願う。

最初からうまくいくことなんてない。
焦らず、諦めず、手を取り合って、新しいカルチャーを支えていきたい。

BE:FIRSTのデビュー曲がいつまでも色褪せず輝き続けますように。

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