見出し画像

洛南高等学校附属中学校の入試問題を解いてみた(2024年度・算数)

洛南高等学校附属中学校の入試問題(2024年度・算数)を解いて感じたことを記録しておきます。

洛南の算数は70分で150点満点です。ほとんどの年は大問8問の構成で、今年の問題数は昨年と同じ25問。1問あたり6点の計算になりますね。
昨年(2023年度)の問題がかなり難しく、今年は易化するんじゃないかと予想されていたようなのですが、見事に裏切ってきました。「近年最難と言われた2023年よりも難しい問題セット」…って、ボジョレー・ヌーヴォーのキャッチコピーとちゃうねん。

個人的にいい問題だなと感じたのは、4番の食塩水の問題、6番の平面図形の問題です。これが出来てるかどうかは、かなり合否に影響したのではないかと思っています。

洛南の算数に関しては、気を付けることがいくつかあって、

  • 大問1の計算問題は、計算の工夫をする問題が大半なので、過去問で練習しておくこと(大体過去に出題されたパターンの工夫を使います)。

  • 食塩水の問題は近年ひねりのある問題が出ているので、難問にもきっちり取り組んでおくこと。パターンだけ知っていても解けません。

  • 70分あっても全部の問題を解くには不十分。捨てる問題をしっかり判断すること。パスする権利が10回あると思って取り組むくらいでちょうどいい。

簡単に解ける問題が減って、その分思考力を要する問題にシフトしたような印象を受けるのですが、ちょっと急すぎたかな…という気がしました。

来年度はどうなるでしょうね。さすがにこれ以上難しくすると厳しすぎると思うのですが、さて。
過去には、難問が出題された次の年にまた同じような問題を出題してきたことがある学校ですので、志望されているお家の方は、今年の問題もしっかり研究しておいたほうがいいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?