2022.11.17

つい最近まで今まで信じてきたものが崩れるような思いをして、何を書けばいいのか、これからどうすればいいのかわからず、Twitterやもくり等々で大暴れをしていました。
周りを顧みず、駄々をこねる幼児のような私のお話を聞いてくださった方々、爆発をした私の思いに共感できるとメッセージをくださった方々、「そのような心持ちでは作家としてどうなのか」とご注意やご指摘をくださった方々など、たくさんの方々に支えられ、ようやく持ち直してきたところです。まずはお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。もうあのようなことにならないとは思いますが、またなりそうな時は喝を入れてやってください。

とりあえず今までやっていたことの一部をやめてみました。
・商業BL小説の新刊を全て買い、好みでなくとも読み切ること
・眠くても我慢して、創作、読書、勉強をすること
新刊や売れている作家の小説や流行りを追い、その中に自分の答えを求め、自作に活かし、自信をつけようとしていたのですが、どうやら間違いだったことに気がつきました。
いくら他人の小説を読んでも、私の求める答えなんて書いてあるはずないんです。
ていうか他人の小説を読んで、答えを見つけてしまったら、もうそれしか書けなくなって、私、ただのパクリ作家になるだけですよね。
『市場研究し、多くの読者のために書くこと』
このポリシーは一生涯、崩れることはありません。私が誰のために書いているのか、なぜ書いているのかを明白にするためにも、心に刻んでいます。私は商業BL小説を読んでいる多くの読者のために、読者が求めているものを考えて小説を書き、公募に提出します。
でもその読者の中には、『私が書きたいもの』を楽しみにしてくれている人がいる、それがいずれ需要へと繋がっていき、その大切に抱いている『読者のために書く』というポリシーへと繋がっていくのではないか、とも考えるようになりました。
まだはっきりとした答えは掴んではいません。そもそも、何かこういうことを世間に伝えたい!という熱意はあまり自分の中にないのかもしれません。
何か言いたいことや熱意があって小説を書いている作家さんはたくさんいます。思想と言い換えてもいいかもしれません。私としてはものすごく羨ましいです。
きっとやりたいことができた小説は賞レースに乗らなくとも悔いがないのだと思います。周りにそういう方は結構いらっしゃって、私は羨ましく感じました。その方達は、その方達自身のファンにものすごく誠実なのだ、と思いました。
すごく羨ましい。私はいつも自信がないです。そりゃそうですよね、他人の作品に答えを求めていて、まだ見つけられていないのだから。
これからどういう風に私の考え方や創作の仕方が変わっていくのかはわかりません。
答えを見つけて、自信ある小説が書けるかもしれない。一生、追い求めて死ぬまで納得のいく小説は書けないのかもしれない。そもそも『答え』なんてものを追いかけていること自体、烏滸がましくて、ナンセンスなのかもしれない。
けれども、ひとまずはこれから、まだ見つかってはいない『答え』を自分の作品を作り上げながら、自分の中で探していきたいと思います。もちろん、『読者のため』というポリシーとも上手く付き合いながらね。

でもやっぱりちょっとは無理しちゃう気がします。創作自体は苦痛ではないから。
また私が暴れそうになっている時はそっと教えてください。そんなことでは『答え』は遠のいて行きますよって。

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