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某アプリゲームに感化されて本物の天草四郎陣中旗を見に行った備忘録

タイトル通りの旅行記です。

注意事項

某アプリゲームのキャラクター・天草四郎時貞に感化された著者が執筆しております。何のことか分からない、または、ご理解いただけない場合は閲覧をお控えください。

全ての元凶

まごうことなき手遅れ

ちなみにこの陣中旗の本物は年に4回、一週間ずつしか展示されません。常設展示されているのはレプリカです。本物が観たい場合はそれなりにタイミングを見計らう必要があります。

往路概要

旅程

「なんだ、車で3時間じゃん!」……甘く見てはいけない。
往路は全部下道で行ったのですが、朝から出立でも上天草市に着いたのは夕方(少し寄り道したのもありますが)。復路は高速使っても5時間ぐらいかかりました。実は東京→福岡よりしんどい旅程です。
ピンポイントで行きたい場所が決まっているなら、飛行機(AMX)という手もあるかもしれないです。

例の橋とか海とか

天草五橋全制覇はできなかったので、一部だけ。お天気に恵まれて良い写真が取れました。

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まあ、やるよね

オタクってすぐこういうことするから……。
旅館のお茶セットとか広縁(二脚の椅子と小さいテーブルが置いてある窓際のあのスペース)ってワクワクしませんか?私はします。

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寄り道(熊本城)

災害復興後のリニューアルぶりがすごかったです。以前は天守閣最上階まで行くのも結構一苦労だったのですが、バリアフリー化されていてエレベーターがついてます。館内の展示も凝っていて、時間が許せばもう少しゆっくり見たかったです。

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それでも災害の爪痕はまだ残っていて、あちこち工事中だったり、建物が崩れたままだったり。かつて石垣だった石が山積みにされた様子を見て途方に暮れるなどしていました。

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寄り道(天草四郎ミュージアム)

上天草市にある史料館です。1階が展示室、2階が瞑想空間になっています(後述しますが本当にそういう名前なのです)。

館内は撮影禁止なので外観とチケットだけ。

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館内で上映されていたミュージカル風アニメが印象的でした。紫色の髪をした美少年として描かれた益田四郎時貞。外見は違えど、救いを求める民に対する心情描写がオーバーラップして心に刺さるものがありました。

2階の瞑想空間(薄暗くて天井の高い空間にヒーリング音楽が流れていて、ヨギボー的なものに座って大型ビジョンの映像を見る)で語られていた言葉が、一般的な天草四郎時貞の歴史そのものに疑問を抱かせる内容で結構衝撃的でした。こういう史料館はメインの人物をひたすら褒め称えるイメージだったので、すごく良い場所に来れたなと思いました。
歴史を創るのは常に勝者。

本題(天草市立天草キリシタン館)

ここが本来の目的地です。結構な丘の上にあります。

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そしてこのテンション

パンフレットなどなど。しおりは何種類かあり「ご自由にお持ちください」となっていました。なにげ可愛い。販売されてたら複数個買っちゃってたかも。

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展示室は2階。手前に企画展示の小部屋があり、その奥が常設展示。館内撮影禁止なのは当然ながら、メモの持ち込みも禁止です。
常設展示の年表は詳しくてかつ綺麗に整理されているので、レプリカ展示の時期でも訪れる価値はあると思います。こんな読みやすい年表、久々に見た気がします。小一時間で頭に叩き込める情報量ではなかったですが……。

常設展示の部屋は全体的に暗めにしてあって、入ってすぐの中央部に陣中旗は展示されています。ガラスケースに入っていますがかなり間近で見ることができます。
正式名称の通り、綸子の質感が繊細。チチ(棒を通す袋)の縫い目は結構粗い印象を受けました。血痕や擦れた跡も確かにあります。あちこち糸がほつれているけれど、それらがすべて弾の痕なのか、傷んだものなのかはちょっと判断つかない。絵画とタイポグラフィは「よくこれ書(描)いたな……」と小並感。説明には二枚の布を組み合わせていると書かれていましたが、パッと見は分からないです。それぐらい元は丁寧に作られています。

中央に描かれた聖杯と聖体、その周りには天使。上部に書かれた文言は「いとも尊き聖体の秘蹟ほめ尊まれ給え」。結束の象徴として原城に掲げられていたといいます。

帰り道、この陣中旗を描いた絵師と最終的に一人生き残った内通者が同一人物である話を、同行者とずっとしていました。島原の乱の暗部の一つだと思うのです。
そして、天草四郎時貞の人間性に対しての想像が膨らむ点でもあります。

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そのほか

天草の史料館多すぎ問題(見て回る時間はなかったので今回訪れた史料館で片っ端からもらってきました)

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一番参考になったのはこの小冊子かもしれないです。50ページ以上あり、かなり読みごたえがあります。

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以下サイトでもPDF形式で読めます。天草に行くなら先に一読しておくのがおすすめです。

お土産類

お土産はほとんど買いませんでした。そのかわり現地での飲食は色々楽しみました。道の駅で買ったアジフライ食べたり、地産の牛乳やヨーグルト飲んだり。
旅館の食事もすごく美味しかったです。海鮮おすすめです!お刺身と天ぷら最高。ハモ料理も絶品。車エビの踊り食いを初めて食べたのですが、あれはあまりに猟奇的すぎて……。食べるときに車エビの反撃に遭って親指をエビの爪でグサッとやられました。数週間痕が残りました。

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天草四郎ミュージアムにマスキングテープのガチャガチャがあったので1回プレイしてきました。かわいい。いつかどこかで使いたい。

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オタクってこういうことやるよねパート2

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なんとなくオレンジ色に惹かれて買ってしまったゼリーです。皆まで言うな。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。
史料館めぐりもよし、温泉とご飯を楽しめるリゾート地としてもよし。機会があればぜひ行ってみてください!

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