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勇者のブログ 14日目 だりぃ


あー気持ちわりぃ、、

少々飲みすぎたらしい、、昨日の夜の記憶が全然ねぇ、、

村長が用意してくれた高級ホテルで目を覚した俺だったが、そこに魔王の姿はなく

テーブルの上には1枚の手紙が、、

『ゆうしやへ、もういっしょにたびはできません、ゴーレムはわたしひとりでたおす、むらびとのためだ、さようなら、おもいおこせばはじめて、、』

全部ひらがなで読みにくかったので途中で破り捨てた

魔王のやつ、、
俺が村長から金品を貰った事がゆるせなかったらしい、、、
ゴーレムを一人で倒すって?大丈夫かよ?ゴーレムって言やぁ、かなりの上級モンスターだぞ?いくら魔王でも簡単にはいかねぇぞ、、

、、、、、、、、、
ったく!しょうがねぇな、助けに行ってやるか



俺は急いで露天風呂に入り、急いで豪華な朝食をいただき、急いでもう一度露天風呂に入った後、ゴーレム神殿に向かった

が、、
神殿の入口では体温チェックに引っかかっている魔王がいた


魔王「なにっ!なぜ私が中に入れないのだ」

警備「いや、お客さん体温45度もあるじゃない」

魔王「私は魔王だ、人間より体温が高いのだ、熱などない!」

警備「はいはい、そういうのいいから、この体温じゃ無理だよ、感染拡大防止にご協力ください」

魔王「ぐぬぬ、、きょ、今日のところは引き下がるか、、だが私は諦めないぞ!また来るからな!」

警備「ちゃんと風邪治してから来てくださいね、お大事にー」



俺「残念だったなー」

魔王「なっ!キサマはっ、勇者!何をしに来た?キサマとはもう旅はしないと、、」

俺「あっそ、じゃ帰る」

魔王「、、、ま、待て!」

俺「あ?」

魔王「せっかく来たのだ、ゴーレムを倒して来い」

俺「えー」

魔王「えー、じゃない!行け!私は中に入れないのだ、行ってこい」

俺「めんどくせ」

魔王「キサマっ!それでも勇者か!村人と約束しただろ!世の為、人のために命をかけて、、」

俺「あーはいはい、わーったよ行くよ、そのかわり報酬は全部俺が貰うからな」

魔王「かまわん、行け」



警備「はい、じゃ一名様でよろしいですか?6800円でーす」

俺「入場料かかるのか!」

警備「こっちも商売なんでね、撃退コースでいいかな?」

俺「撃退コース?それ以外にもあるのか?」

警備「他にはー、ゴーレム甘噛みコース」

俺「ゴーレムを甘噛み?何が楽しいんだそれ、、」

警備「撃退はちょっと無理ーそこまでしたく無いーって人には甘噛みコースがオススメだね」

俺「撃退したくないなら来なけりゃいいのに、、」

警備「じゃあ、撃退コースでいいね、オプションは?」

俺「オプション?」

警備「オススメは、ゴーレムぐるぐるバットかな」

俺「ぐるぐるバット?やってくれるのか、ゴーレムが」

警備「そう、目が回ってる間に撃退し放題!オススメだよっ」

俺「ずいぶん気さくな奴だなゴーレム」

警備「ツイッターとインスタのフォロワー合わせて200万人」

俺「大人気じゃねーか!撃退しづらいわ」

警備「どうします?オプション付けます?」

俺「んー、いいやオプションは無しで」

警備「はい、じゃあ撃退コース6800円ですー」



あれから、1時間、、

こうして神殿の中でブログを書くのはいい暇つぶしになった

そろそろ外に出ていくか、、

ちょっと疲れた感じで出て行って「ゴーレム退治してきたぞー」って言えば任務完了だな


まっ、やるしかねぇな

じゃ、今日はこのへんでー
みなさん、よい1日を!

ぺぺろんろん! サポートして頂けたら、嬉し恥ずかし喜びぺぺろん! はやく立派なぺぺろんちーのになりたいです、よろしくお願いします