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ゲイのカップルが、愛していた二人の街を歌にした

ジョージ・コーリーとダグラス・クロスは、サンフランシスコからNYにやって
来た。

なんとかヒット曲を作るまでは、家賃が安い下町のブルックリンに住んだ。
ゲイにとっては一瞬も気が抜けない危険な町だった。

深夜のパトカーのサイレンを聞きながら、肩を寄せ合い、サンフランシスコを
なつかしんでいた。

そしてある日、I left my heart in San Francisco(作曲コーリー、作詞クロス)が生まれた。二人は必死に売り込んだ。ところが、ローカルソングのヒットは限定的と言って、多くの歌手に敬遠された。

ジャズシンガーのトニー・ベネットにも売り込んだ「私は生粋のニューヨーカー」と引出しにしまわれた。

ある日、彼のマネージャーが、楽譜を見つけた。「この歌はいい」と
トニーに勧めた。

半信半疑のトニーは、サンフランシスコのホテルで歌って、観衆の反応を見ることにした。レコーディングを催促する拍手は、鳴り止まなかった。

ジョージとダグラスが、売り込んで9年経っていた。


ご視聴いただきありがとうございます。次からは、映画に邁進します。多謝

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