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FANTASIAN プレイ記録 (1)


FANTASIANのプレイ記録です。


Apple Oneの存在を知ったお陰で今までの支払いのことを考えると実質無料(いや、それ以下?)でFANASIANをプレイすることができている私です。
(前回記事参照)

FANTASIAN、まず音楽が良すぎます。

それもそのはず、我らがノビヨ師匠の作曲ですからね。本当に何でもっと早くに手を出さなかったんだろうという気持ちでいっぱいです。

戦闘時のBGMが特にお気に入りで、曲の始まりからしばらく経つとメロディが入ってくるんですが、そのメロディがマジめっちゃ良い。
雰囲気的にはFF8に近いかな?と思いました。

ストーリーも先が気になる展開が続いています。
まだまだ途中なので全体の良さは分かりませんが、先述した松澤ネキ(=松澤さんのYouTubeチャンネルの名前)の言葉にあった「FF6.5~」の意味は少しずつ分かってきたような気がしますね。

キャラで例えてみると、主人公レオアはFF6のロック。キーナはFF7のエアリス。シャルルはFF9のガーネット…など、生い立ちなどからなんとなくイメージが重なるんです。

もちろんFANTASIANはFANTASIANです。
FFとは異なる、まったく新しいRPGなので何もかもが新鮮に感じるのは言うまでもありません。

ただ、私の大好きなFFシリーズの面影と言いますか、流石坂口さん植松さんを筆頭に作ってるゲームなだけあって、お二人が築いてきたFFの歴史をしっかり受け継いでいるような…。

FFではないけど、FFのような懐かしさを感じます。


<追記>前編クリアしました!

※ネタバレあり


前編を無事クリアし、先日ちょうどアップデートで追加された後編に突入しました。

いやー、前編、ハチャメチャに面白かったです!!

最初から面白くはあったのですが、なんというかずっとフワッとしていたんですよね。

FF10のティーダがずっとポカーンだったような感じで、主人公もプレイヤー自身も「ここはどこ!?私は誰!?」というような状況でここまで来ていたので。

それが今、いろんな事情が繋がってきたんですよ。

主人公レオアの記憶がやっと戻り、キーナとシャルルの関係も明らかになったことで、また一気に展開が読めなくなりました。
いや、結局分からんのかい!


色々書き綴りたいことは山ほどありますがまずはキャラクターですね。

記憶喪失のレオア、捨て子だったキーナ、ビブラ王国の王女シャルル。
この3人が序盤で出会い、共に旅をする仲間でした。

キーナの名前は「運命」という意味があるのだそうで、作中にもたびたび「運命」というワードを目にする場面が出てきます。


序盤のメインキャラであるレオア・キーナ・シャルルのうち、最初から身元がはっきり分かっているのは実はシャルルだけなんですね。

主人公レオアは、自身のことは段々思い出してきている部分はあれど、あまりはっきりしていませんでした。

ヒロインの1人であるキーナは、自分は誰なのか、人間とは何なのか…。常に悩み、考え続けている印象がありました。

そしてもう1人のヒロイン、シャルルはビブラ王国の王女。1人だけ、しっかりした肩書があります。

レオアとキーナはお互いに自分を探し求めている存在でした。

レオアは記憶。キーナは肉親や家族。
自分のことを知っている人、という方が正しいかも。

それが、それぞれとある場所でついに記憶が蘇ったんです。
レオアはレオアで、キーナはシャルルと一緒に。

そのキーナとシャルルのエピソードがとっっっっても良かったので重大なネタバレをこれからしますが、

・女王の第一子は何者かに連れ去られ、人々から忘れ去られていた。
・シャルルは実は第二子の王女であった。
・捨て子となった第一子は占い師オーウェンに拾われ「キーナ」と名付けられた。

という衝撃展開が。
そうそう。キーナとシャルルが姉妹であったことが、ここで判明するんです。

女王は名前もつけられないまま奪われた第一子を忘れることができず、長く苦しんでいた。
そしてそのことを、当時シャルルも幼いながらに気付いていました。

一方、占い師オーウェンに拾われ大切に育てられてきたキーナも、昔から謎の力に助けられていたことを疑問に思っていた。
それが母親の力であることを知らずに。


シャルルは、母親の最期をその目で見届けていたというのです。
しかもその母親の目には、最後までシャルルではなくキーナが映っていた。
そんな辛いことがあっていいんだろうか。

"あなたの「運命」を見つけなさい"
それが、女王がシャルルに遺した言葉でした。

なんということでしょう。キーナの名前の由来は「運命」だったじゃありませんか…ハァ~。


また、真実を知った2人のその後のシーンがすごく好きで。

キーナの「お母さんって、どういう人だったの…?」という問いに、背を向けたまま黙り込み、しばらくして
「いつも泣いていました。」と話すシャルル。

続けて、
「いやでした。とても。」
「失った子をいつまでも思っているのか…
 どうしてわたくしを見てくれないのかと…」

このセリフで、ぶわっと涙が溢れました。
シャルルという女が大好きになりました。

シャルルはこれまでキーナのことを、どこか自分の姉かもしれないと感じ取っていたのでしょう。
自身に行方の知れない姉がいることは知っていたし、それによって母親の苦しむ姿も嫌と言うほど目の当たりにしてきたのです。

そんなシャルルがキーナと一緒に行動している中で、自分の母親が今でもキーナを守っているということを感じたとき、彼女はいったいどれほど苦しかったでしょうか。

彼女からすれば、母親は姉に奪われたと思ってしまっても仕方がない。
名前も顔も知らないはずの存在だったその姉、キーナに母親のことを尋ねられたときのシャルルの気持ちは、どれだけ辛かったでしょうか…。


シャルルは一見ただの生意気な王女様というイメージが強いのですが、話を進めていくにつれて凄く切ない感情を抱いているんだなと感じる部分が増えていっていました。
きっと上記のことがあったからなのだと思います。

でも、女王はシャルルも守ろうとしてくれていた。とキーナは伝えます。
その言葉で、ずっと後ろを向いていたシャルルがキーナに心を許し始めました。

キーナも過酷な生い立ちですが優しく強く育っていて、ずっと自分が何者なのかを知りたがっていたので、少し報われた感じがありますね。

あとから考えてみると、こう家族がそばにいたことが分かったキーナに結構目線がいくものかなぁとも思いましたが、私はやっぱりシャルルの後ろ姿が忘れられません。

BGMも相まって、このシーンは大感動してしまいました。
ノビヨが憎いよあたしゃ。


ちなみにシャルルはレオアと初めて出会った際に一目惚れしていたらしく、その上初デートの約束をすっぽかされているので、何も覚えていない彼と再会したときはたいへんご立腹だったのですが、それでも「再会できたのは運命」だと言いながら旅についてくるんです。
超かわいくないですか?ツンデレやん。かわいい。

あと、記事の画像は好きなシーンのひとつ。
シャルルがとても心優しい人物であることが伺える場面でした。


おわりに


後編に突入したはいいのですが、最近バタバタしていて中々進められていません…。

坂口さんのツイッターを見ているとFANTASIAN後編のネタバレが投下されていたりしてヒエッとなるのでミュートにしようか少し迷ったのですが、最近娘さんがご結婚されたようでそのツイートにたいへんほっこりさせて貰っていて、ミュートにしなくて良かったと安心したりなどしておりました。笑


FANTASIANは、FFを作った方たちのFFではない、まったく新しい、けどどこか懐かしい。そんなRPGです。
後編もクリア目指して引き続き頑張ります。


以上です。

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