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空を見上げてる? 第771幕

あなたには、空を見上げていますか?
心に余裕がありますか?
感謝の言葉を伝えていますか?
素直に生きていますか?
ひょっとしたら、今のあなたに一番必要なことかもしれません。

本日は、人気YouTuberのTOLAND VLOGさんの動画から、ペンキ画家ショーゲンさんとの対談動画紹介の第二弾として『DNAに刻み込まれていた日本人の役割』の中から特に感銘を受けたお話をみなさんにシェアしたいと思います。


先ずは、動画をご覧ください。

前回の動画の話及びひすいこたろうさんとショーゲンさんの共著『今日、誰のために生きる』については、私の記事『今日、誰のために生きる? 第764幕』を参照ください。

1. 空を見上げてる?

①心の余裕と感謝

ある日、僕の絵の先生のカンビリさんが僕に聞いてきた。

ショーゲン。どうやったら絵で食べていけると思う?

どうやったらいいの?

大切なのは、少しの心の余裕と感謝の気持ちを伝えることだよ。

感謝の言葉を伝えにきました。「ありがとう」って言いに来ましたって言われて、「嫌です。来ないでください」って言う人はいないだろう。
みんな感謝の気持ちを伝えられたら、嬉しいんだ。

感謝の気持ちを伝える時の心の状態って、どういう状態だと思う?
間違いなく言えるのは、心に余裕がないと感謝の気持ちを伝えられないだろう。

感謝の気持ちを伝えたいって思う時の心の状態っていうのは、嬉しい喜びが溢れ返ってる状態であって、それを伝えることによって出会いたかった友達にも会えるし、出会いたい仕事にも出会えるし、自分が行きたい世界にも行けるっていう魔法の言葉なんだ。

村人が、毎日ショーゲンに口酸っぱく言ってくるだろ?
「ショーゲン、空を見上げてる?」って。
一日の中で、どれだけ空を見上げてる?

空を見上げる時間こそが、人を思う時間であり、大切な気持ちを伝えたくなるんだよ。
それをちゃんとできていたのが、あなたたち日本人だったでしょ。

当時の日本列島に住む人たちは、まず朝起きたら必ず裸足で外に出て地面を踏みしめて、体の中に大地のエネルギーを循環させて、空を見上げて雲の様子とか空の様子を見て「今日、一日をどういう風に生きていくのか」というタイムスケジュールを決めていたという。
だから本来、日本には土日もなかったし、祝日もなかったんだよ。
何故なら自然と共に生きていたからね。

②スポンサー契約

「こういう感謝の気持ちを伝えた方がいいよ」ということを僕は言われたので、色んな小学校でこういう話をしているんです。

ある日本の小学校で、お話をした時に。
全校生徒に、「感謝の言葉を伝えた方がいいよ」と言った時に、一人の小学校5年生の男の子が手を挙げた。

「どうした?」って聞いたら、

「感謝の気持ちを伝えた方がいいっていうのはわかるけれども、それをすることでどんないいことが起こりましたか?」って聞かれた。

今の子たちは、具体的な例が欲しいっていう子が多いんです。
「僕は感謝の気持ちを伝えたことでスポンサーになってくれたのが、日本ペイント株式会社っていうペンキ会社なんです」っていう話をしました。

出会いは、僕はブンジュ村に行ったのは2014年7月から1年半行ってまして、行ったり来たりしているんですが一回、日本に帰ってきてます。

初めて日本でもらった仕事が、北海道にあるノースサファリ札幌っていう面白い動物園がありまして、80mの壁画をライブペイントで描いて欲しいと言われたのが初めての仕事で、たまたま近くにあったホームセンターで買ったペンキ6色 黒、白、赤、青、黄色、緑を買って混ぜながら描いていたんです。

描き終わった後の自分の絵を見てみると、アフリカを思わせる突き抜けた明るい色だなと思った。
心に余裕があったんで、「どこのペンキだろう?」と思って缶の後ろを見てみると、「日本ペイント株式会社」って書いてあった。

そういえば、絵の先生が「感謝の気持ちを伝えに行け」って言ってたなということで、突撃訪問で行きました。
夕方の6時半に行きまして。
ネットで調べたら、日本ペイントは東京の品川にあるということがわかった。
行ったら、電話機があって、内線で、人事部とかマーケティング部とかボタンがあった。
「マーケティング部かな?」と思って押したら、出てくれたんです。
僕は「感謝の気持ちを伝えにきたので、降りてきてください」って言いました。
降りてくるしかないんですよ。

「日本ペイントの突き抜けるような空色に感動したし、明るい未来を作っていける素敵な会社と思ったから、これから一緒に仕事がしたい」って言ったら、なんとスポンサー契約をその半年後に結んでくれまして。
今年で、141年目ぐらいの会社で、ペンキの売り上げはアジアで1位。世界で4位のペンキの会社が、初めてスポンサー契約を結んでくれたのが、無名の画家の僕だったんですよ。

③バスケットボールに感謝

その話を、小学校のみんなにしていたら、小学校5年生の男の子が手を挙げた。
「今、俺はバスケット部に入っていて、今使っているバスケットボールが無茶苦茶使いやすい。
そしたら、このバスケットボールを作っている会社に、感謝の気持ちを伝えたら何か起きるかな?」って言ってきた。

「行ってきたら?」って言ったら、彼は本当に行ったそうです。
一週間後に学校を通じてお母さんから連絡がありました。

すごいことが起きました!

何が起きたんですか?

息子が「平日、学校を休んで感謝の気持ちを伝えに行きたい」って言うから、私は連れて行ったと言うんです。
たまたま社長がいてくれて、息子は自分の言葉で伝えたら社長から、「有難うね」ってことで、新品のバスケットボール2つプレゼントしてもらって、プラス、そのエリアのプロのバスケットボール選手を紹介してもらって、無償で、ただで週一でマンツーマンでレッスンを受けることが決まったんです。

チームの関係で彼の名前は出せないんですけど、彼は今、日本代表のジュニアにいます。

僕にとっては日本ペイントとの契約だったし、彼にとってはバスケットボールだったという訳なんです。

なので、「空を見上げるぐらいの余裕があると、人に感謝の気持ちを伝えたくなるんだよ」ってことを言われたことが、「本当にそうだ」と思ったんです。
自分が行きたい世界に僕も行けたので。

それを真面目にやってるのが、このブンジュ村の人たちなんですよ。

④空を見上げる余裕があったから

ある中学校でトークショーをさせてもらった時に、中学校2年生の女の子に会った。
その子は、みんなから不思議な子って言われていて、友達が一人もいなかった子なんですよ。
どういう子かと言うと、彼女はお昼休みや休み時間になると、グランドとか校庭に出て虫とか草花とかお天道様と会話してる子だったんです。

僕は素敵だと思ったんですけど、思春期の多感な中2の女子からすると、「いや、怖!近づいちゃダメ」って言われたそうだ。
彼女はいつも一人だったらしい。

イジメられていた子は、僕の「感謝の気持ちを伝えた方がいいよ」って、いうようなことを聞いてくれて、勇気を振り絞っていつも通っているお花屋さんに、感謝の気持ちを伝えに行ったんですって。

女性の店主で「ありがとうね!」っていうことで、「お金は渡せないけれど、お花をプレゼントできるから、もしよかったら週末でも祝日でもいいから、ウチに手伝いに来る?」って言ってくれたんです。

その方は、ものすごく植物に詳しくて。
「例えばタンポポの根っこにはこう言う効果があって、こういう成分があってって、あなたに伝えることが出来るから。ここに、学びにくる?」と言われたと。

彼女は、通うようになったんですね。

人というのは不思議で。
知識が溜まってくれば、溜まってくるほど人に話したくなるんですよ。

彼女はある日を境に、もらったお花を学校の机の上に並べて、「この花にはこういう効果がある」って、ぼやくようになったんです。

たまたま彼女の学校に数ヶ月前に僕が行ったら、なんと彼女の周りは女友達で溢れかえってたんです。

そのうちの一人の女の子は、僕に言ってきました。
「実は私が犯人でした」って言ってきた子がいたんです。
「私は彼女の中にある素晴らしい部分を1ミリも理解してあげることができなかった。私はすごく失礼なことをしてしまったから、彼女に謝りに行ったんです」

当時の担任の先生にも会えた。
「実はあの時俺も、教師なのに担任なのに見てみぬふりをしていたから、俺もすごい悪いことをしてしまったから、みんなの前で俺は謝ったんです」って。

イジメたのは悪かったけれども、イジメた子がすごかったのは、「本当に悪いことをしてしまった」と思って、イジメた彼女は自分一人で、イジメてしまったその子のお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんに、一人で謝りに行ってるんです。

先生は、「俺にも問題があるから先生も一緒に連れて行って」と言ったの。
でも、「先生が付いてきたら私の本当の気持ちが伝わらないから、私一人で行く」って、言ったんですよ。

中2!年齢は13〜14くらいですよ、
その子のお母さん。イジメてしまった子のお母さんは、すごく心配だったと。
「私にも育てたっていう問題があるから、原因があるからお母さんも一緒に行かせて」って言ったら、
「うん、お母さんは来ないで。お母さんが来たら、私の本当の気持ちが伝わらないから。私一人で行く」って言ったんです。

彼女は学校終わりに夕方に一人で、家とは違う方向のその子の家に謝罪しに一人で向かったんです。

言葉は「先生行ってくる」って言ったけど、怖かったのか、すごく震えていたそうなんです。
先生も校門で見送ったらしいんですけど、彼女は一人でそのイジメた子のお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんに頭を下げに行ってるんです。
そこから学校がめちゃくちゃいい方向に変わっていったらしいんですけど。

僕ね、1つ気になったことがあったんです。
イジメた子に聞きました。
「イジメてしまった、その子から許してもらえたの?」

「許してもらえたんです。しかも、お花に例えて、許してもらえたんです」って。

「人にも個性があるように、個性とか特徴があるように、お花にも個性とか特徴があってね。春しか咲かないお花、夏しか咲かないお花、秋しか咲かないお花、夜しか咲かないお花っていうのがあるでしょ。だから、人にも個性があって特徴があっていいからね。あなたのことを私は一切悪くは思っていないからね。素直な気持ちで私に謝ってくれてありがとう」って言ったらしいんですよ。

僕ね、このエピソードで伝えたいのは、「素直である必要がある」っていう風に思ったんですよ。
生まれ育ってきた環境もみな違えば、思っている思考とかも違うと思うんですけども、「そうなんだ!そういう考え方もあるんだ」っていうことで、「素直に生きた方がいいよ」っていう瞬間を見せてもらったんです。

イジメた子は悪いことをしてしまった。人間ってね、誰しも間違いもあるし、失敗もする。でもそれを、「本当に悪いことをしてしまった」って言えた。

その子も言ってました。
『私には空を見上げる余裕があった。だから自分の今やってしまったことを見つめ直せた。だから私は、謝りに行けたんです。怖かったけど」って。

イジメられた子も、『私は感謝の気持ちを伝えに行けた。空を見上げる余裕があったから』って言っていました。

2. 感想

今回動画の中の気になる部分を取り上げてみました。

前回の記事『今日、誰のために生きる? 第764幕』では、アフリカのブンジュ村の村長から聞いた、ぜひ日本人に広めてほしい私たちが忘れてしまった”縄文人の口伝”について紹介しました。

私は、早速この本を購入して、読んでいます。
読み終わりましたが、気になる言葉を日記帳にまとめ始めているところです。
また、この本をそばに置き、折に触れて読み直したいと思っています。
それほど、素晴らしい本です。
私が読んだ本の中で1〜2を争うものになるでしょう。
そのぐらい、感銘を受けた本でした。

今回第ニ弾として、この記事で、前回の記事に載せていないペンキ画家ショーゲンさんの新たなお話を中心に紹介しました。

今回のお話も、実に感動する、心揺さぶられるお話ばかりでした。
ここに紹介できなかったエピソードもありますので、ぜひ動画もご覧頂ければ幸いです。

今の私たち、あくせく働くばかりで、心に余裕を持って生活を送っているでしょうか?
人に物に対して感謝しているでしょうか?
その感謝をちゃんと伝えに行っているでしょうか?
本当の自分を生きているでしょうか?
今を生きているでしょうか?
素直に生きているでしょうか?
疑問ばかりが浮かんできます。

イジメた子も、イジメられた子も、空を見上げる余裕がありました。
だから、素直な気持ちで感謝を謝罪ができたんです。

私たちも、彼女たちを見習わなければいけないですよね。

あなたには、空を見上げていますか?
心に余裕がありますか?
感謝の言葉を伝えていますか?
素直に生きていますか?

いつもご覧頂きまして 有難う御座います。
スキ フォロー コメント等を頂きまして 有難う御座います。
では また次のnoteで お会いしましょう。






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