エドガー・ケイシー療法 第456幕
本日は、20世紀最大の霊能者であり、数々の病気の治療に霊能を発揮した”エドガー・ケイシー”の治療法をまとめた本『エドガー・ケイシー療法のすべて①』(光田秀:NPO法人日本エドガー・ケイシーセンター会長)をみなさんにご紹介したいと思います。
1.エドガー・ケイシーが催眠状態で行った「リーディング」
エドガー・ケイシーは、1877年3月18日にアメリカのケンタッキー州で生まれ、1945年1月3日にバージニア州で亡くなるので、そんなに昔の人ではありません。
エドガー・ケイシーは、特に病気の治療に関して驚異的な霊能を発揮しました。
エドガー・ケイシーは、教育レベルでいうなら高校1年中退で、さしたる学歴はありませんでしたが、ひとたび催眠状態に入ると、彼自身がまったく知らないことであっても、質問さえ適切であればどんな答えにも答えることができました。
ケイシーはこの能力を44年間発揮するのですが、前半の22年間は、もっぱら病気の治療に使われました。
表向きは写真館を経営しながら、1日2回、病気で苦しむ方々のために催眠状態に入りました。
エドガー・ケイシーが催眠中に語る内容を後に「リーディング」と呼ぶようになりました。
残念なことに前半の22年間はほとんど記録らしい記録は取られませんでした。
しかし、自分の情報の有用性に遅まきながら気づいたケイシーは、46歳で写真館をたたみ、”リーディング”を取ることを神に授けられた使命と信じ、それ以降は速記者を雇って、一言一句正確に書き留めるようにしました。
我々が今日”リーディング”の情報を正確に知ることができるのも、この速記記録のおかげです。
記録に残されたものでも、1万4306件の”リーディング”が、アメリカのケイシー財団本部に保管されています。
そのうち約7割弱が病気の治療に関するものです。
エドガー・ケイシーのところに相談にやってきた人々は、当時の医学で治らなかった人が多かったので、難病に関する情報は特に多いです。
ケイシーの残した情報は今でも我々の人生に役に立つのです。
今から10年ほど前に、アメリカのケイシー財団本部の許可を得て、NPO法人日本エドガー・ケイシーセンターで”リーディング”の内容をすべてインターネットのサーバーにアップしました。
そのため、同センターの会員になると、インターネット上でリーディングを直接閲覧することができます。
同センターでは翻訳作業を進めており、現時点で3割ほど翻訳が完了しており、日本語でもかなりの”リーディング”が検索可能となっています。
2.ケイシー療法の基本原理CARE
ケイシー療法の基本原理はその頭文字をとってCARE(ケア)と呼ばれます。
具体的には次のことを指します。
・C ( Circulation )・・・循環(血液・リンパの循環、神経の流れ)
・A ( Assimilation ) ・・・同化(消化吸収、食事療法)
・R ( Rest / Relaxation ) ・・・休息・休眠
・E ( Elimination) ・・・異化(毒素・老廃物の排泄)
この原理はどの病気についても共通です。
どの病気も、少なくとも肉体的なアプローチに関しては、このCAREという視点で考えます。
①C ( Circulation )
CAREのCはCirculation、循環ということです。
ケイシーがいう循環は、血液、リンパの循環はもちろんのこと、神経のインパルスの流れも含みます。
例えば、背骨がゆがんでいて神経の流れが阻害されているとなれば、整骨療法が勧められる。
血液、リンパが滞っている場合には、マッサージが勧められる。
②A ( Assimilation )
AはAssimilation、医学的な表現では「同化」ということです。
つまり、消化吸収です。
実際的な面でいえば、これは食事療法です。
何を食べて、何を食べないようにするか。どのような組み合わせは好ましく、どのような組み合わせは好ましくないかをきちんと把握しておくことです。
③R ( Rest / Relaxation )
R はRest / Relaxation 、休息、休眠ということで、質の良い睡眠、休息をとっているかどうか。
認知症などを含めて、いくつかの神経系の疾病ではこれが重要な要素になります。
④E ( Elimination)
しかし、ほとんどの病気で問題になるのは、最後のE、Eliminationです。
医学的な用語でいえば「異化」ということです。
つまり毒素排泄です。
人間には排泄経路が4つあります。
腸からの排泄、腎臓からの排泄、肺からの排泄、皮膚からの排泄です。
女性の場合は、経血がありますので5つになります。
これらの排泄経路が適切に機能しているかどうかを調べる。
ケイシー療法で排泄を改善するとなると、”ひまし油パック”、”腸内洗浄(コロニクス)”、入浴療法などが定番です。
どこかの排泄経路が滞っていれば、それに対して適切な治療を施すことになります。
毒素排泄のトラブルで病気になる人は非常に多いです。
ですから、何はともあれ”ひまし油パック”とか、”腸内洗浄”とかをよく勧めます。
皮膚疾患の場合にもこのCAREを検討するのですが、優先順位を付けるならば、「毒素排泄」「食事療法」、それから「循環」「休息」となります。
3.食事療法で大切なのは、ノー・ポーク、ノー・フライド・フード
エドガー・ケイシーが勧めた治療法にはいろいろありますが、何といっても食事療法がベースです。
これをゆるがせにすると、ほかの治療の効果がでません。
”リーディング”が勧めた食事療法のトップ10は、
・豚肉を避ける(No Pork)
豚肉の脂の溶ける温度に関係あり。脂を抜けば良い。レバーは脂がないから食べて良し。
牛肉なら時々は食べて良し。どうしても四つ足が食べたければラム(子羊)が良い。
・揚げ物を避ける(No Fried Food)
加熱して、酸化した油がダメ。
揚げ物が食べたい時は、ゴマ油で揚げる。
ゴマ油は、加熱することによってかえって安定した油になるため。
・新鮮な野菜を豊富に(昼:地上の生野菜、夜:地下の温野菜)
野菜の持っている酵素を壊さないため、生で食べる。
特に食べたいのが、クレソン、セロリ、レタス、ニンジン。
・皮膚の弱い人はナス科の野菜(ナス、トマト、ジャガイモ、パプリカ、ピーマン、トウガラシ)、コショウを避ける
ナスは皮膚を荒らす植物毒素を多く含んでいるため。
皮膚疾患がある人が、健康に良いからと、朝からトマトジュースを飲むことは厳禁。
・野菜を食べるときはゼラチンと一緒に
寒天ではなく、ゼラチン(動物性高タンパク質)をとる。
体内にゼラチン質がある時には、ビタミンの吸収率が約7倍増加する。
・精白した米、パンは避ける(複数の穀物を同時に食べない)
全粒粉パンや、ライ麦パン、玄米がお勧め。
一回の食事で複数の穀物(炭水化物)を食べてはいけない。
ご飯とラーメン、ご飯とうどんは同時に食べてはいけない。
穀物がおなかの中に入ってきたときには、かなり消化酵素を限定しなければならない。
ご飯が入ってくると、ご飯用に消化力を合わせようとする。
そこにうどんが入ってくると、うどんが未消化のまま腸に入っていく。
そうすると、腸内では腐敗菌が増えることになる。
・柑橘系の果物を豊富に(ただし穀物と一緒に食べてはならない)
ミカン、ポンカン、ライムやレモン等の柑橘系は、我々の体を弱アルカリにするのに有効です。
ただし、柑橘類を炭水化物と一緒に摂ると、柑橘類は強酸性の食材になってしまう。
リンゴは、リンゴダイエット以外は、生で食べることを勧めません。
特に、口内炎、ヘルペスのできる人は禁食です。口内炎やヘルペスができない人は、焼きリンゴや蒸しリンゴで食べる。
バナナは、樹で熟したものだけ食べて良い。
未成熟の段階で収穫し、輸送中に黄色くなったバナナは食べない方が良い。
・1日1 . 5リットル(グラスに7、8杯)の水を飲む
腎臓がきちんとろ過機能を果たすには、1日に1 . 5リットルの水が必要だと医学的にもいわれています。
・砂糖を多く含む菓子類を食べない
精製された砂糖を多く含む菓子を避ける。
蜂蜜、メープルシロップといった自然のものが良い。
黒砂糖であれば、少しくらいは大丈夫。
・怒っているとき、悲しんでいるときは食べない
感情が波立っていると、消化系のプロセスが阻害され、食べたものが未消化となるため。
怒っているとき、悲しいときに口にして良いのは、水だけ。
4.エドガー・ケイシー療法シリーズ
本書は、①・皮膚疾患 ・エドガー・ケイシーの生涯 について記載されていますが、今回ご紹介できなかった”ひまし油パック”、”腸内洗浄”等のやり方、皮膚疾患の治療法が記載されていますので、ご興味のなる方はぜひお買い求めください。
アマゾン等で購入可能です。
シリーズとしては、この他に、以下のものがあります。
②・がん<予防法および臓器別治療法>について
③・成人病<高血圧、糖尿病、関節炎など>
・免疫疾患<リウマチ、膠原病など>について
④・神経疾患I<認知症、てんかん、統合失調症など>
・神経疾患Ⅱ<ALS、パーキンソン、筋ジストロフィー、多発性硬化症など>について
⑤・婦人科疾患<月経困難症、子宮筋腫、膣炎など>について
⑥美容法<育毛、美肌、ホクロ、イボ、フケ、爪、痩身など>について
シリーズ全6冊。(シリーズ6は、まだ未発売)。
6冊揃えば、エドガー・ケイシー療法百科が完成しますよ。
尚、本を読む前にエドガー・ケイシー療法をもう少し知りたい方に、田宮陽子&西田普さんと光田秀さんの対談動画『すぐに試せて凄い効果!「20世紀最大の霊能者」が伝えたエドガー・ケイシー療法』をご覧ください。
私と息子も、エドガー・ケイシー療法に興味を持ち、食事療法、ひまし油パックなどを始めています。
効果が出たら、また記事に出しますので、乞うご期待!
いつも ご覧頂きまして有難うございます。
スキ フォロー コメント等を頂きまして 有難うございます。
では また次のnoteで お会いしましょう。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?