じっくり考えない現代社会【思索】
私達の身の回りは情報で溢れていることは言うまでもない。
毎日情報を摂取して、一つ一つの情報に向き合うことなく流されていく。
現代社会は消費社会だし、それでもいいのかもしれない。
消費して経済を回すことで、私達は今の生活ができている。
人類の歴史で類を見ない社会の在り方である。
だからこそ手探り状態で類例がなく、何が正しくて何が間違っているのかの判別さえつかずに、ただただ命を浪費していく。
私達は情報に慣れていない。
もちろん情報の分析はできるし、膨大なデータだろうと精査できないわけではない。
問題なのはじっくりと考える暇(いとま)がないということだ。
情報自体は雑然とある、真実も嘘も玉石混交だ。
コミュニケーション能力ばりに当意即妙な判断を情報でも委ねられている。
これでは私達は情報に遊ばれているだけだ。
せめて自分にとっての情報を選ぶ時くらいは、じっくり考えたいものだ。
自分の人生なのだから。
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