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あと5センチの距離(・ω・三・ω・)

長いこと勤めていると
それぞれ色んな人に関わる事になる

その中でも
ある出来事に巻き込まれた事例をここに記します


同じ部署で
別の仕事を担当してた当時新人の後輩さん
仮名(Mさん)

どちらかと言うとノンビリタイプ
発言は不思議ちゃん
みんなからイジられるキャラ

他のグループで仕事をしてたのですが
そのメンバーが意地悪な人たちばっかりでして
外から見てても
明らかにイジメ?みたいな雰囲気
みんなは面白がって突っ込むのですが
本人はかなり抵抗してる様子


ある日、3時の休憩時間にふと更衣室を見ると電気が点いてる
誰か消し忘れたのかな?って覗くと
そこにはうずくまって泣いているMさんの姿

(  ̄▽ ̄)?
大丈夫?
って声を掛けると

泣き腫らした目で

あ、ちーぼーさん。。。と

彼女の泣いてる理由は大体分かっていた
またいつものメンバーにイヤミを言われたのだろう

(  ̄▽ ̄)
良かったら話聞くよ?
また何か言われたんやろ?


、、、はい。。


(  ̄▽ ̄;)
ホントにもーね
あの子らホンマあかんで。。

Mさんをイビっている人たち
みんな後輩さんですが、あたしに話す時は敬語
上の人には媚て下の子には先輩風を吹かしまくり
良くないですね


ちーぼーさんっ!
私って変ですか?


真っ直ぐな瞳であたしを見上げる


(  ̄▽ ̄;)
変とか決めつけたらダメよ
みんなそれぞれ違うんだから


とりあえず彼女をなだめてまた仕事に戻り

他の同僚さんは、Mってほんまアホやなぁ
ちーぼーちゃんもそう思うやろ?
とか同調を求めてくる。


(  ̄▽ ̄)💢
いや?そうでもないで
あの子一生懸命やねん
空回りしてしまうタイプなんちゃう?


えー、そうかぁ?
ちーぼーちゃんは優しいからなぁ


優しいとかじゃないんだよ
人をちゃんと見てないんだよ
その人を理解してないか
見下す事で優越感に浸ってるんじゃないの?

あたしの本心


その頃から
あたしはMさんとよく話すようになって
猫を飼ってる事や
彼女は自分の家庭環境を話してくれた
小さい頃に両親が離婚
母親が出て行って
Mさんはお父さん1人にして出て行く事が出来なかった
だから当時はお父さんと2人暮らし
お惣菜買ってうちで食べながら話したりもした
にゃんこの缶詰とかあげたなぁ

あ、一回だけあの頃行ってたライブを観にMさんを誘った事あったっけ
女性シンガーさんの取り置きで
時間になっても現れないMさん
何度か連絡してやっと到着
初めてのライブハウスに戸惑いながら
その日出演してた他の演者さんたちとも仲良くしてくれて楽しく過ごしたり

そんなある日の休日
Mさんからの電話

「会ってほしい人がいるんです」

との事

指定されたカラオケbox
出向いてみると
Mさんの隣にはちょっとイカついおじさんがいて

あたしを見つけたMさんは手を振って

「〇〇さんって言います」
と紹介されまして、

(  ̄▽ ̄;)?

あたしはてっきりお父さんだと思ったんです

でも苗字が違うし

すると、そのおじさん
いきなり大きい声で

「この子の先輩でっか?ワシ〇〇言いますねん!ワシこの子と結婚しようと思とりますねん!」


、、、(  ̄▽ ̄;)???

まさにぽか〜ん。。ですよ

は?どゆこと??

どうやらそのおじさん
出会ったのは数日前

Mさんが知り合いのママさんの店に顔を出した時、他のテーブルでトラブルになってケンカしそうになってる場面に出くわしたらしく
ママさんが止めても収まらない
そこでMさんもママさんを助けようと割って入ったとこ今度はママさんに絡んできたから
酔っ払っているそのおじさんがワーワーうるさかったので唇を塞いだ。と


、、、?(  ̄▽ ̄;)え?
どゆこと?その2

Mさん曰く
そのおじさんがうるさかったから
その口を黙らせなきゃと思って
唇を私のくちびるで塞いだんです!


、、、(  ̄▽ ̄;)
えーぇぇえー!!
(用するにキスってやつですハイ)

まぁ大胆〜
って感心してる場合じゃなかった

そしたらね、そのおじさん大人しくなっちゃって
めちゃくちゃ求愛してくるようになったらしい


(  ̄▽ ̄;)
で?何であたしに??


おじさん
「付き合うてくれ!言うてるんですがこの子がね、会社の先輩の許可がないとアカン言いよるんですわー!だから先輩!ワテらの交際認めてくれまへんか?」


(((  ̄▽ ̄;)←※ドン引き中

てか、いつからあたしMさんの親代わりみたいになってるんでしょww

遥か何周りくらい年上のおじさんから頭を下げられてる奇妙な光景、、
コテコテの関西弁
当の本人(Mさん)はそしらぬ顔してフリードリンクを飲みながらニコニコしてる

カラオケboxで先程からあたしの事を先輩!先輩!と言うおじさん

(  ̄▽ ̄;)
あたしはあなたの先輩じゃありませんが??

一通り話した後、おじさんが席を外し
トイレへ

つかさずあたしはMさんに

(  ̄▽ ̄;)
あの人マジなん?

Mさん
「私は結婚とかまだそう言うんじゃないんですけど、付き合ってくれって言うから」

(  ̄▽ ̄;)
う〜ん、、よう考えなアカンよ
まだよく知らんのやろ?

Mさん
「ハイ」


おじさんが戻って来て
ワシ、歌いますわー
と言って歌ったのが
長渕剛さんのとんぼ

まぁなんてゆーか想像通りの歌い方と言いますか世代??

あたしは妙な違和感に気付いた

マイクを持って歌うスーツを着たおじさんの腕には似つかわしくない派手なブレスレット

ふと、

(  ̄▽ ̄)
ん?何か派手なブレスレット着けてますね?
と聞くと

おじさん
「あぁ、この子のですねん。何かこの子もんくれって言うたんですがあげるもんない言いよるんですわ、ほなコレくれ。ってもらいましてん」

(  ̄▽ ̄;)
、、、、
(Mさんのブレスレット!取り上げたんだ。。)

悪い思考が更に嫌な感じを生む結果

おじさん
「ワシ、この子から離れとうなくてずっと一緒におりますねん。」

どうやら出会った日からベッタリらしく
この数日家に帰ってないらしい

おじさん
「一緒に泊まったんですわ」


(  ̄▽ ̄;)←さすがにもう驚かないw
はぁ、、

おじさん
「ワシなんもしてませんねん!先輩!ホンマでっせ!」

Mさん
「あ、お風呂一緒に入っただけです(^^)」


(  ̄▽ ̄;)←笑うしかなくなった人
あ?ははぁ、、、

_(┐「ε:)_ズコー

こんな絵文字も登場してしまいますw

何の報告??笑

おじさん
「先輩、ワシらもうええですか?」

そう言って足早に店を出て
タクシーを捕まえて2人は去って行きました


(  ̄▽ ̄;)
何の時間だったんでしょww

別の日、Mさんに仕事終わりあのおじさんとあれからどうなった?って聞くと
一度だけ動物園にデート行ったみたいで

Mさん
「私が行きたい!って言ったんです。でもあの人あんまり乗り気じゃないみたいで楽しくなかったんです、、私、もうちょっとって思ってるんですが、何て言うかあと5センチの距離って言うか。。」


Mさんの言いたいことは分かる

でもね、最初っから掛け違えてるような、、
20代半ばの彼女と親世代のおじさんとは
デートの内容も結婚もマッチしていない

Mさんの優しさが違う方向に行ってしまった

私がケンカを止めなくちゃ!
私が相手しなきゃ!
この人をほっとけない!


、、、

いい子すぎて逆に心配

そんなバタバタしてる頃に
Mさんの飼ってた猫が突然死した

電話口で泣きじゃくる彼女をなだめながら
話を聞くと
どうやら体調が悪かったみたいで、家を開ける日が多く(おじさんと会うため)それに気付かなかったらしい

私のせいだ!
私がいないから、、

自分を責めるMさんに精一杯の励ましの言葉をかけましたが
仕事も休みがちになり
とうとう辞めてしまいました
そして、電話も音信不通

Mさん、、
あれからどうしてるかな


人生色んなことありますが
出会いには様々なドラマがあります

気がかりになってる人たち

あたしにはたくさんいます

全員を救う事は出来ないけど

せめて話を聞いてあげることくらいしか出来ないけど

気分が変わるだけでも一歩前進ですよね


これからの人生もきっと色んな出会いがある


未知数




長い文章でしたね
見てくれて感謝!(*´ー`*)

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