各症状に応じたケア Part3
認知症ケアでは医療との連携が大切
認知症ケアでは、本人の認知症の種別を把握し、その病態に合わせたケアを展開し、次に起こる可能性のある症状に対しては、早めの対応をしていきます。
もちろん、一人ひとりの症状を詳細に観察し、本人の症状を把握することが重要です。
この際、高次脳機能障害の立場、神経心理学的分析ができると、ケアでの対策方法を見つける可能性が広がります。
⓵認知症と健忘の違い
認知症と、加齢に伴う「正常な状態」としての健忘(物忘れ)の違いは以下の通りです。
他の診断との鑑別診断
まず、認知症か他の疾患かを鑑別診断する必要があります。
認知症と間違えやすい状態には、健忘・うつ病・仮性認知症・せん妄などがあります。
他の疾患との鑑別のためにも、認知症ケアでは医療との連携が大切となります。
認知症ケアでは医療との連携が大切のポイント!
⓵どの種類の認知症なのかを把握する
②症状を把握し、症状に合わせたケアを提供する
③次に起こる状態を予測し、早めに対応する
④症状は個人差が大きいので、一人ひとりの症状を詳細に観察する
⑤高次脳機能障害を理解し、ケアに当たる
認知症とうつ病性仮性認知症の違い
一見認知症のように見えますが、記憶障害がないか、あってもごく軽度な場合は「仮性認知症」と分類されます。
仮性認知症とは、外界からの何らかの精神的・心理的ストレスが原因の心因性疾患と、身体内部の不明な原因により起こる内因性疾患に分類されます。
各認知症の特徴・病状
⓵脳血管性認知症の特徴
②アルツハイマー性認知症の症状
③ピック病の病状経過
④レビー小体型認知症の診断基準
⑤前頭側頭葉型認知症の臨床病期分類
⑥意味性認知症の臨床病期分類
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