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身体障害系と認知障害系のケアの違い

基本は一緒 『低下する機能が異なるため具体的な方法が異なる』

身体障害系の方に対するケアも認知障害系の方に対するケアも基本的な部分は一緒です。
両者とも低下している機能の、⓵回復を促進する、②代替・支援をする、③機能が低下していても大丈夫な環境を設定するの3つのアプローチが基本となります。

例えば筋力が低下している場合は以下のようなアプローチが考えられます。

⓵回復が期待されるケースでは、筋力の回復を目指したトレーニング(マシンを使った筋トレ、チューブを使った筋トレなど)を実施。

②回復が期待できないケースでは、家族や介護従事者が介助したり器具の助けを借りる。

③物品の重さを軽くする、立ち上がりやすいように椅子の高さを高くする

同様に、記憶力が落ちている場合は以下のようなアプローチが考えられます。

⓵回復が期待されるケースでは、記憶力の回復を目指したトレーニング(記憶のリハビリ、脳リハなど)を実施。

②回復が期待できないケースでは、家族や介護従事者が介助したり掲示物や器具の助けを借りる。

③見ただけで分かるレイアウトにする、どこからも見えるような環境にする

このように、アプローチの基本的な考え方は同じですが、低下している機能が異なるため、具体的な支援手段は異なります。

バランスが低下し、転倒しやすくなった人の例

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具体的ケアの例(身体障害系・認知障害系)

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