ワンピースみたいになりたかった。
こんにちは吉次です。
今日は、コスパについて考えていきたいと思います。
自分でやるのはコスパが悪い。
僕達QoiQoiは僕と大橋悠太の二人で運営をしている団体です。
これまで、作品の企画から制作まで自分たちで全て行ってきました。
演劇は総合芸術で様々な要素が分業で行われています。
その中で僕達はそんなに予算も人脈も元々なかったので、工夫を凝らしできることは自分でやらざるを得ませんでした。
しかし最小は失敗続きでした。僕は体が一つなので業務を抱えすぎると、本業の役者の稽古に集中できないという本末転倒が起きるし、素人なので出来上がった成果物のクオリティーはめちゃめちゃ低いものでした。
ワンピースに憧れる
主人公のルフィーの海賊船のクルーである仲間たちは非常に個性豊かであり、様々な特殊技能(職業)を持っています。
僕達もこのような演劇集団を作りたかったです。
現状、ルフィーが料理をして医学も覚え、船が壊れそうになったら修繕して、空き時間に音楽を奏でる。航海を覚えながらついでに操舵方法も体で覚える。みたいな状況です。明らかに業務過多です。目的地に着いたらへとへとなのは想像に難くないと思います。
僕ができるようになったこと
僕の成果物の一部を載せておきます。
だんだん手先が器用になっていくマッチョなルフィー
ここまで一人でやってきたことのデメリットを書いてきましたが、続けていると思わぬメリットもありました。
相変わらず自分の時間を削ることに変わりがないのですが、自分にスキルがつき生産性が上がってきたのです。経験が重なるにつれ作業の時間短縮と成果物のクオリティーが格段に飛躍しました。
また、道具もその度に増えていくのでできることが複利的に増えてきています。
ルフーも5年航海していると、筋力と知力がつきサバイバルスキルが上がっていくみたいです。
結果自分でやることはコスパが良かった
最初は時間とお金を使った割に、ろくな物もできないのでメチャクチャコスパが悪いと思っていました。でも、やっていけば意外とできるものもあるんだなと思いました。
今では、ある程度のことは自分でやれるので経費削減できることが増え、自分も楽しみながら作業ができて、あの時我慢して自己投資していて良かったなと思います。
もちろん今後、船に乗りたいメンバー募集は引き続き行っていきますが、自分でできることもどんどん増やしていきたいと思っています。
この記事を読んでいただいてる方も、何か自分でやろうか迷っている時は勇気を出してトライしてみてください! 完成系を気にせずやってみたら意外な自分の才能に気づけるかもしれません。
今回の舞台美術は全て僕がデザインして作っているので、その辺も注目していただければ幸いです。
QoiQoi 吉次匠生
チケット予約
https://www.quartet-online.net/ticket/chiisanauroko
QoiQoiプロフィール
2018年2月9日に大橋悠太と吉次匠生によって結成されたアートユニット。 当初はano(アノ)として活動していたが、2020年10月1日より団体名を改めQoiQoi(コイコイ)として新たな活動を始めている。
また、「想像力を創造する」を信念に演劇、映像、インスタレーションなどさざまな分野を飛び越え作品制作を行う。団体名のQoiQoiもquality of imaginationが由来である。 また、社会問題から個人の体験まで幅広い事象を可視化し、常に観客に「当事者性」を提示する作品作りが特徴である。
このnoteでは作品制作のことを中心に、被災地のことや原発のこと、その他考えたことなど、読んでくれている方へなるべく為になるような記事や僕らをより知っていただける記事を書いていくことを目指しています。
もしも気に入った記事や活動の参考にして頂けたら、スキやQoiQoiをフォローをしてもらえたら嬉しいです。
また、僕たちの活動を応援・サポートしてくれる方を募集しています。
サポートして頂いた資金は現地取材や稽古など全て作品作りに使用させていただきます。
今後とも我々QoiQoi(コイコイ)をよろしくお願いいたします。