【ガラスと天然石の見分け方】

今回は宝石にに関する知識を書いていこうと思います。

ジュエリーデザイナーとして
宝石の知識はあった方が良いです。

では、今回は基本の天然石と模造石(化学組成や特性は全く違う本物に外観を似せた石)の中でも、

人工ガラス(ペースト)について
書いていこうと思います。

人工ガラスは、何色でもあります。

赤色ガラスだったら
ルビーっぽく見えるし、青色ガラスだったら、ブルーサファイアっぽく見えます。

では、簡易的な10倍ルーペを使って
どのようにガラスなのか天然石なのかを
判断すれば良いのか。

下記のポイントを探してみて下さい。

○気泡
人工ガラスは鋳型の中に溶けたガラスを流し込んで作る鋳造製造されてる事が多く、石の中に丸い気泡が入ってる事があります。ルーペで確認してみてください。

○鋳型の跡
ガラスを鋳型に流し込んだ時に、型枠が重なる部分から、少しはみ出たり、もしくは少し凹んでたりしてしまってる部分があります。
ガードル付近とかに鋳型の痕が残ってないのか、確認してみて下さい。

○表面の輝き
ルビー、サファイア、ダイヤモンドは、輝きが強いです。しかし、ガラスはガラス光沢と言って、それらに比べて輝きは弱いです。
それを確認する為には、光源の下に石を持っていき反射する光をみて下さい。最初のうちは見比べても分かりにくいと思うので、ガラスとルビーやサファイアを同時に観察して見ると良いです

○ファセットエッジの鋭さ
ガラスは、研磨する人が手を抜いてたりして、ファセット面のヤマの部分(ファセットエッジという)が、丸みを帯びている場合があります。コランダムやダイヤモンドは、エッジがパリッとしっかりと鋭いです。その部分を観察すると良いです。

○屈折率やUV蛍光反応
それ以外は、少し専用の機械が必要になってきますが、屈折計を使い、屈折率を観測したり、UVに当ててどのような色がすふのかを観察します。ガラスは比較的に白濁蛍光する事が多いです。赤色はセレン着色、希土類着色、コロイド金着色、青色はコバルト着色と色がついてる着色元素によって、反応は異なりますが、調べる方法は色々あります

そのような感じなので
是非、10倍ルーペでガラスか
天然石かを確認する時は

チェックしてみて下さい。

ジュエリーデザイナーとして仕事をしていく上では、宝石の買付に関してはちゃんとした所から買付しているので、
流石に宝石だと思ったら
ガラスを買ってしまった。ということは
ほぼないです。

信頼問題での取り引きなので、
それをやってしまうと一撃アウトです。

ただ海外とか環境の整ってない所での買付の場合は、ひょっとしたらひょっとする可能性も
無きにしもあらずです。

知識は身を救いますね

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