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QNAP の HBS3 で、データを二重、三重に自動でバックアップさせる仕組みをつくろう

こんにちは。Kumi です。

NAS を使ってデータを二重、三重に自動でバックアップさせる仕組みをカンタンに構築できるアプリ「HBS3」を紹介したいと思います。

NAS を会社のサーバーとして使いたい方、またはフリーランスの方の参考になれば幸いです。

HBS3とは何ぞや

HBS3 はデータのバックアップ、同期、復元に特化した QNAP NAS で使えるアプリです。リリース以降 200 万以上ダウンロードされている特に人気のソリューションです。

HBS3 は Hybrid Backup Sync の略。いろんな方式を組み合わせたバックアップなので、ハイブリッドというわけです。「NAS→クラウド」「NAS→別のNAS」の一方方向のバックアップ、はたまた「NAS⇆クラウド」「NAS⇆別のNAS」の双方向のバックアップなど、ユーザーの目的に合わせて設定が可能です。

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20 の主要なクラウドサービスに対応しています。(ファイルストレージとオブジェクトストレージを含みます)

「3-2-1 バックアップルール」

これはバックアップの指標となるスローガンで、世界的に広く知られており、「321ルール」とも呼ばれています。

“絶対に無くせないデータは、
3 つのコピーを用意して、
2 つは別々のストレージに保存して、
1 つは物理的に離れた場所で保存する。”

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例えば大切なデータを社内のサーバーにて一括管理している会社があるとします。天災が起こったとき、データはどうなってしまうでしょうか。

QNAP のいいところは、サーバーとして使えるだけでなく、NAS が自動で複数のストレージ(クラウドや別のNAS)に、定期的にバックアップしてくれる仕組みをカンタンかつお手ごろに構築できる点にあります。

本当にカンタンなのかというと、こんな感じで、アプリの項目に沿って「次へ」や必要項目を入力するだけです。

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時間とコストを節約する QuDedup 技術

QuDedup は、バックアップデータをソース側で重複排除してくれる技術です。

「ソース側で」「重複排除する」を一つひとつ説明します。

この場合のソースとは、バックアップ元を指します。NAS → クラウドなら NAS 側です。

重複排除とは、データの重複している部分を NAS が認識して勝手に削除してくれて、変更された部分だけをピックアップして保存してくれる仕組みのことです。

例えば、たまーにちょっとずつ編集している Word 文書があるとしましょう。前回のバックアップから変更された箇所は一部だったとします。この場合、「ソース側で重複排除」する技術があると、前回のバックアップと同じ部分を NAS が認識してくれて、新しく変更が加えられた部分だけバックアップしてくれるわけなんです。

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この技術によりバックアップに必要な時間と容量がぐっと減ります。

上記の図では NAS → NAS にデータをバックアップしていますが、NAS からクラウドももちろん OK です。

ちなみに、初めて Qudedup を使う場合はちょっと時間がかかります。

※ 現在、QuDedup 技術は x86 ベースの Intel または AMD プロセッサーを搭載した QNAP NAS モデルのみ対応しています。

世代管理バックアップ

QNAP はQuDedup 重複排除技術による時間と容量の節約だけでなく、世代管理バックアップ(マルチバージョンバックアップ)も自動でやってくれます。

世代管理バックアップとは、最新のバックアップだけでなく、前回のバックアップ、前々回のバックアップ…と、複数バージョンのバックアップを管理する仕組みのことです。

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例えば、「昨日上書き保存したデータを、昨夜バックアップしてしまった。1週間前のバックアップを活用してデータを復元したい」という希望も叶えられます。

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本記事はバックアップに焦点を当ててご紹介しました。HBS3は他にもデータの復元や同期も可能です。詳しく知りたい場合は、ぜひ公式Webページをご覧ください。

それでは!

世界有数のNASメーカー、QNAP株式会社の公式noteです。