見出し画像

奥深き「質問」の世界

「質問力ー話し上手はここがちがうー」(齋藤孝)を読んだ。

中田敦彦のYouTube大学の本書の解説に感化されて。
あっちゃんはすげーよ・・・
読解力、整理力、プレゼン力、そしてあのエネルギー・・・脱帽。
批判も多いけど私は好きだな〜。。まぁこの話はまた後日。

画像1

転職活動中の私にとってもすごく重要な、質問力。
採用面接には最後に必ず「何か質問はありますか?」という問いがある。
私の志望する会社は変わっていて、こんな質問するから用意しといてねーって採用ブログで公言している。
その中で、うちの会社についての逆質問も重要だから考えて、優先順位つけといてねー、とご丁寧に言ってくれている。
この逆質問が、相手(志望企業)のことをどれだけ勉強しているか、その上で、もっと知りたがっているか、その熱意を図る意味でわりと重要だということは私もなんとなく認識していた。でも今までは、正直そんなに聞きたいことないし、だいたいホームページ見ればわかるし、だけどまぁ何も質問しないのも間がもたないから、適当に考えて質問していた。 
そんな過去の私の横っ面を叩いてやりたい。無駄な質問ほど両者にとって不毛なものはない。非生産的時間。時間泥棒。むしろ苦痛。

鍛えましょう、質問力。

いい質問っていうのは下図の「ココ」って書いた部分に当てはまっているもの。

画像2

世の中には、「ココ」に当てはまらない質問が溢れているらしい。
特に日本人は、質問があまり得意じゃない人が多いという。何でだろう?日本語って曖昧で白黒はっきりしない微妙な言葉が多いけど、それと関係ありそう。民族性?
それはそうと、例えば悪い質問の代表核で言うと、
よく来日したハリウッド俳優や海外アーティストに日本のリポーターが聞く、
「お寿司は好きですか?」はダメ質問の定番中の定番。
具体的だけど些末だし、相手が聞かれたいことでもないし、たぶん質問者自身もそんなに興味ないのでは?現在の文脈(新作映画公開やライブツアー?)にも全く関係ないし、仮に過去にお寿司を食べた経験があったとしても、それは全然重要な過去じゃないはず。
要するに、“今“、“この人に“聞くべき質問ですか?ってことだと思う。
そう考えると、当たり前っちゃ当たり前の理屈だ。
「あなたにとって生きるとは?」「愛とは何ですか?」
こんな質問もよくある。元々持論がある人ならまだしも、大半の人は答えに困る。それは抽象的すぎるからだ。
あっちゃんが言ってたのは、久々に会った人に言う「最近どう?」これも抽象的だよね、と。気をつけようって言ってた。私も取引先の営業さんによく言われるけど、本当やめてほしい。(((何が!?)))っていつもなってるから・・

「ココ」に当てはまる質問をするにはどうすればいいか?
その具体策が過去の対談集などを例に挙げられている。

共通点を探す、苦労に共感する、相手の話にポイントをたくさん見つける、相手の話が「別のこれと似ているか」を聞く、相手の変化について聞く、相手の専門性を重視する、自分の経験に引きつけて絡ませるetc・・・

いい答えが導き出されるとき、いかにいい質問がされているかがわかる。
質問力のなさを決定づけるものは勉強不足。
相手に関する情報がなければいい質問はできない。

早速、面接の時にしようと思っている質問リストを見直した。

Q.○○部門の構成について教えてください。
些末!
Q.御社で活躍されている方はどんなタイプの方が多いですか?
抽象!
Q.1日のスケジュールを教えてください
内定もらってからでいいわ!

はい、やり直し!!!
ってことでこの本で学んだことを念頭に置いて考えたところ、見違えるような生産性の高い質問が生まれた(気がする)。
と、ここで満足してはいけない。面接までまだ日があるんだから(というか、まだ応募すらしてない)これをさらにブラッシュアップしていこう。

さらに、最終章では最高の質問について述べられている。
最高の質問とは、相手をインスパイアする質問。「考えてもみなかったけど、それは面白い発想だ!」となるクリエイティブな質問。これが質問力の最終目標だという。この地点への到達は一朝一夕にはいかないだろう。
ただ、このレベルを知っておくことが、質問の奥深さを知る意味でとてもいい勉強になる。
レベルの高い質問にはレベルの高い答えが返ってくるし、逆も然り。レベルの低い質問をしてしまうと相手にされず、会話は終了してしまう。
自分がレベルアップしたいと思うなら、質問力をあげること。

磨きましょう、質問力!!

さぁ、座標を頭に思い浮かべて・・・

「質問力(斎藤孝)」 https://www.amazon.co.jp/dp/4480421955/ 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?