末っ子の転園
末っ子が4月から転園なので今の保育園での思い出を振り返ってしんみりしている。ここ1週間くらいずっと。今の園に通い始めた8月の私はすごく元気だったように思う。申し込みとか面談とかの調整が苦にならなかった。慣らし保育の帰りや迎えの途中でコンビニに寄ってネットプリントの出力をした。末っ子もまだ1歳前で小さくて、抱っこ紐で駐車場から保育園まで連れてっていた。
職場と反対方向で少し遠いから通園時間が長かった。車の中で好きなCDを流した。駐車場ではシルバー人材センターのおじいさんが見守りをしてくれていた。子供が好きな人たちだからニコニコして手を振ってくれた。
9月に旅行に行く前の日も準備めんどくさいなと思いながら送迎したのをよく覚えている。秋には金木犀がすごくいい香りだった。
冬の日、夫が上二人を連れて遠出して帰りが遅かった時は保育園から直接実家に行って夕飯を食べさせてもらったこともあった。保育園は自宅と実家の中間地点にある。
雪が降った日は私の車では危ないからと夫が末っ子の園にも連れて行ってくれた。雪景色の駐車場の写真がカメラロールに残っている。
上二人は別園だったからほとんど末っ子の園に行くことはなかったけど、この前夫の帰りが遅い時に一度だけ連れて行った。先生たちは上二人にも優しく接してくれた。
保育園がある通りには用がないし、周りも住宅街で通りがかることもないだろう。4月からあのあたりには寄りつくこともなくなる。
仕事復帰という生活の変化、成長していく末っ子の送迎、大変なことばかりの時期を通り過ぎたあの道ももう運転することはない。
すごく寂しい。
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