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【祝】パリーグ制覇 #seibulions

正式にファンになって初めて、ライオンズが優勝しました!ツイッターやってからも初めてです。ファンとして、やきう民として、とても嬉しいです。

思えば、僕が西武ファンを始めたきっかけは「ナカジのユニホーム」でした。「ナカジ」って誰だ?と思うファンの方もいるかもですが、現在はバファローズで活躍している中島宏之(裕之)選手です。
当時(たぶん)小3で野球を始めたばっかの僕は、'08年の春先に地元で開催された西武対日ハム戦を見に行き、例にもれず球場のグッズ売り場で初めてレプリカユニフォームを買ってもらいました。野球選手なんて一人も知らなかったので、目立ったところに置いてあった背番号3を買っただけ。その上、野球も対して興味なかったので試合を最後まで見ずに途中で帰ったと思います。全く持って野球少年ではありませんでした。

と言いつつも野球はダラダラと続けていたので、ルールなど少し詳しくなっていました。秋頃になり野球中継見ると、そこには日本一の座をかけ戦う自分の目で見た選手たちの姿が…!!テレビの前でちゃんと見てみると、背番号11の選手はめっちゃ三振とるし、背番号7はめっちゃ足速いし、何よりよく打つし、若い選手がいっぱいいて、それぞれの選手の個性が強くて、イケイケドンドンみたいな感じが超好きになりました。

そして偶然にもその年のオフはWBCで持ちきり。前回大会を優勝したことさえ知りませんでしたが、気づけば唯一の満足できる情報源だった新聞のスポーツ欄のスクラップをし、ノートにスタメンを書き込み次戦の予想をする、プロ野球チップスを集めるほどにまでWBCに夢中になりました。見応えのある試合がありすぎて、最後には優勝までしてしまい、完全に野球マニアになりました。そしてこの大会で、ユニホームを持っていたナカジが「二番ショート」、チーム最高打率の大活躍だったので、西武ファンになってしまった。今思うと、最高に時期がよくなかった。これから10年間勝てないチームだったのです。

こんなはじまりで、ずっと西武ファンをやってきました。毎年シーズン前の恒例行事である、解説者の順位予想はだいたいAクラス。毎年「人は揃ってる」と言われ続けてきました。しかし、これだけリーグ制覇から遠ざかった要因は明確にありました(多くのファンもスタッフもみんな知ってる笑)。ざっくりこんな感じ。

あと一歩でまくられたシーズンも、あと一歩で落とした試合も。。10年間何度も何度も「あと一歩」を見てきました。

潮目が変わったのは昨季。監督が辻発彦になりました。就任当初の注目度も期待値もそこまで高くはなかったです。しかしこの男、キャリアが半端なかった。現役時代は広岡達朗・森祇晶と共に黄金期をつくり、最後は野村克也のもとで引退。ヤクルト・横浜でコーチとして経験をつみ、第一回WBCで王JAPANの内野守備・走塁コーチとして入閣、世界一に。以後、黄金期の落合中日のNO.3として中日の黄金期を支えた。。と経歴やばいです。そんな辻監督の就任でライオンズは優勝できるチームへと変わりました。

今季は最初から最後まで圧巻の戦いぶりでした。辻政権となった昨季と今季で優勝できるチームとなれた要因を考えてるとこんな感じかな(たぶん)。

【抑え ヒース】打高投低が魅力であり課題であった西武。今年も例にもれず健在で、チーム打率リーグ1位&チーム防御率リーグワースト1位を獲得。救援陣の駒不足は深刻で、開幕から8回の高橋朋己が離脱、新外国人が恒例のハズレ、抑えの増田は不調でファーム落ち。こんな危機的状況でも「僅差のゲームを取る」、「勝ちゲームを勝ち切る」を正念場の8・9月でできたのはヒースがクローザーにハマって役割を果たしたからだと思います。

【ショート 源田】ナカジがいなくなって以降、所沢遊撃隊というネーミングがつくほどに何人ものショートが誕生しましたがレギュラーを張る選手は現れませんでした。そこで球団も「せめて守備だけでも‥」と獲得したのが源田。ショートが固定できたことで勝てるチームの条件と(個人的に)考えるセンターラインが決まり、チームに軸ができました。センターラインは大事。

【8番メヒア、代打メヒア】選手層が厚くなったことで、故障・不調の選手が出ても、代わりの選手が極端に弱くなることがなくなりました。「8番メヒア」「代打メヒア」が出来るチームになり、野手だけならホークスの選手層にも負けないくらいにはなれた(かな?)と思います。中村・栗山がベンチにいるなど考えられなかったです。

【経験値】少し前のカープみたいに、ずっと優勝争いの経験がなくて、なおかつ若いチームにおいて「新井さん」は必要です。それが今季の西武においてはスーパースター松井稼頭央であり、前回の優勝を知る中村・栗山・炭谷だったと思う。実際にシーズン終盤の存在感はすごかった。

【困ったら外崎】これまでの西武は破壊力は抜群だったが、打線にワンピースが足りなかったように思う。ホークスの中村晃のような打線の潤滑油となる選手が必要でした。僕の中で中村晃は1,3,5,6,7番全て出来る選手、チームに一番必要とされる選手という印象です。長いシーズンを戦う上で、相手投手によって微妙に打順も求められる役割も毎試合変わってくると思う。そこを柔軟に動かせるレギュラークラスの選手が必要だと思っていて、そこを外崎がやってくれた。(来年からは固定されるかも。。)

たくさん書きましたが、1シーズン戦い抜いて優勝するのはとてつもないことです。例え戦力が揃っているとしても、勝てないチームはいくつもありました。だからこそ、本当に凄いし、嬉しいです。
その上で、もう一つのフラッグをつかみ獲る戦いがまた始まります。まずは(おそらく)ホークスとの直接対決に勝たなければなりません。続いて、セリーグを圧倒的強さで制したカープ(おそらく)。強力な相手との戦いが残っています。あと2回ビールかけが見たい!!いちばん最後まで戦って、フラッグをつかみ獲ってくれるはずです!!


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