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私はいつでも肯定されたかった

誕生日は意地でも仕事しません!精神なので香川にGO __(ビィュン)(風を切る音)

宮ノ下港からフェリーで20分の志々島に行きました
志々島は人口約15人ほど、車もコンビニも自動販売機もない島です

島に着くと、住人のおじちゃんが声をかけてくれて、世間話をしながら道案内してくれて既に心はホカホカ

野良だけど看板的存在の猫ちゃんらしい
くすくす

くすくすという休憩所で山地さんとお会いするやいなや、実家に帰ってきたような圧倒的安心感と共に冷たい飲み物を出してくれて、こんな見ず知らずの小娘にこれ食べて!とお菓子、ここは虫が凄いからね!と虫除けスプレー、ここ良いよ!と島の回り方を教えてくれたり、もうホカホカ通り越してアツアツ

細い小道を通ってゲストハウスまで向かうんだけど、
「もう物語は始まってるかよ…(?)」と言わんばかりの道すぎて歩いてるだけで楽しい

きんせんか入口

きんせんかは瓦屋根の一軒家
初めて見た時、どタイプすぎてここ精神と時の部屋だっけ???と思うくらいには時止まった(🎶Love so sweet/嵐)

玄関

玄関を開けると《the おばあちゃんち》のような畳の香りと懐かしさ、安心感

「帰ってきた_______」

ひとしきりきんせんかを楽しんだ後、散歩に出かける
行く前からルンルンだったから挙動という挙動が多分、いや絶対気持ち悪かった

どっかの道

手を繋ぎながら「疲れたぁ〜」と言いながらふたりで楽しそうに階段を登るカップルを横目に階段を登っていく

天気が良い日の日中もそうだけど、夕日がめちゃくちゃ綺麗らしい…!残念
でも風が気持ちよかった

大楠

いや、もう若くねえんだわ!!と思いながらやっとの思いで見れた大楠
樹齢1200年の天然記念物です

第一印象は「こ、怖い…」

そのカメラに収まらないほどの大きさ、高さ、存在感、威厳さにただただ圧倒されてしまった

自然……、でっっっっっか………

でも1200年もの長い時を力強く幹を伸ばし、志々島を守ってるんだなと思った
そのあとは不思議と安心感を覚えた

7月だと一面にユリが咲いているらしい

次は天空の花畑へ向かう

紫陽花

今の時期は紫陽花が超綺麗だった!お母さんお花大好きだから今度二人で泊まりたいなと思いながら、そのあとはぼーーーっとお花と海を眺める

紫陽花

3〜4月が見頃らしい、ネモフィラも綺麗なんだって!

ナデシコ
幸せの鐘


すごく丁寧に手入れされてるんだな〜としみじみしながらアイスを食べて、「幸せの鐘」というものを見つける
幸せになりたいのでとりあえずめちゃくちゃ鳴らしといた

海辺に降りてくると山地さんがいて立ち話をする
大楠と花畑を見てきたと話すとやさしいお顔で「良かった」とほほえんでくれる

その後は島の猫ちゃんとやぎさん達に挨拶

なんだかんだ近くまで来てはくれた子、表情が可愛い
一番ビビりの子らしい
懐っこい子

いろんな性格の子がいて楽しかった、前はもっと数がいたらしいけど今はだいぶ減ったみたい

島のやぎさん達も大変めんこい、沢山草食べてて偉かった

沢山散歩して帰ってきた

お風呂

きんせんかの中は電波がほぼ無いからスマホは使い物にならないけど、
音楽聴きながら久々に肩まで湯船入ったらいつの間にか陽が落ちていて、大きい窓を開けてボーッと外眺めながらカップラーメン食べた時間、最高にチルだった(使い方知らない人)

こういうので良い


今の時代電波が届かない、スマホを触らない生活なんてあり得ないし、私自身依存してる所があるけど、ここはスマホがないからこそとれた良い選択、気づき、感じたこと、見れた景色があって、何か大きくて大切なことに気付けたような気がする

救急車の音も、車の音も一切なく、虫の音と猫ちゃんの鳴き声しか聞こえない静かな夜、ふかふかの布団と蚊帳の中で眠る

かなり虫が多いけど蚊帳のおかげで安全安心、勝ち誇った顔で寝れる


家だと何回か起きてしまうけど、一回も起きずにぐっすり眠れて迎えた朝
あいにくの雨で日の出は見れなかったけど、島の猫ちゃんたちに挨拶して、フェリーを待つ間、島のお母さんと話して島を出た

看護師になり4年目、仕事でも私生活でも自己愛、家族以外の人を愛すること/見返りを求めない愛、幸せとは何か定期的に考える

SNS、私には眩しすぎて何が正解なのか分からなくなる

今ではだいぶ自分を大切に出来るようになったけれど、最近はそれ故にどこか孤独を感じるようになった

考えるけど答えが一向に出ず、「あっ何も考えたくないカモ〜!!」と全てを投げ出したくなった時、仕事にも疲れるたびに一人旅行に来ています

宿泊した人が書いた感想本

「志々島の想い出」を読んでいたら、大楠を見にきた人、自分への問いの答えを見つけるために来た人、島の人の温かさに惹かれて来た人、日々の疲れを癒しに来た人、沢山いた中で、

「あぁ、私だけじゃなかったんだ」

自己満足でも誰かが、何かが自分を肯定してくれたと思った瞬間があって、志々島全体が自分を包んでくれたような、そんな気持ちになって気づいたら涙が止まらなかった

「志々島の想い出」を読んでいたら、自立とは何かをテーマに志々島に来たというお父さんがいた。
自立とは「自分を愛し、相手、周りを重んじ助け合う行動が常に出来ている様」と志々島に泊まってそう思ったと書いてあった

元々自己肯定感が低く、他人本位な人生を送ってきた
沢山いろんな経験をして強くなったつもりだったけど、もう辛い思いをしたくないと、自分が強くなったような気になれるお面を無理やり被っただけで、お面を取った私は全然弱いままだった

私の中の強い女性のイメージが、弱音を吐かない、そもそもネガティブになる時間が少ないという感じだったから、“強くならなくちゃ”が先行してしまい、弱い私のことを受け入れられていなかったのだと思う

でも志々島に来て、島の人と出会い、大楠や花畑、どこまでも続く海を見て、弱くてもありのままで良いんだぜ…と私を受け入れてくれた気がした
私の中での”強い”の概念が変わった瞬間だった

oh…自然、あまりにもクソでか抱擁すぎる

だから今年は弱い自分も受け入れて、オッケーまるごと愛してやるぜ☆.。.:*・゜
くらいのデケぇ懐を持った、全肯定𝑮𝑰𝑹𝑳になります

26歳になったわけだけど、いつでも私を肯定してくれる親友たち、出会いはSNSだけどマブやん☆彡というくらい仲良くしてくれている相互フォロワーたち、私の投稿を見て一人行動始めてみました!とかここ行きました!とか言ってくれる人たちが居たり、初めましての空間で世間話したりお酒飲んだり、など、
私が大切にしたいと思う人と、私を大切にしてくれる人たちと過ごす、その一瞬のために私は辛い仕事も頑張れてる
本当にありがとうございます……やさしいセカイだなぁ

愛すること、幸せとは何か、考えればキリがないけど、言葉には出来ない幸せ、素晴らしさがここ志々島にはあるような気がした〜〜心浄化完了〜〜

またしんどくなった時、ここに戻って来たいと思えた素敵な場所だった

日常で自愛しきれなくなった時、何も考えたくなくなった時、何かを深く考えたい時、しんどくなった時、それ以外でも是非志々島に来てほしい

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