1213「清水様と呼ばれるために」

日中は例によって、作業をいろいろお願いしつつ、人に会う。午後には、このnoteをやっているcakes社の新オフィスをお訪ねして、いろいろ仕事上の相談をさせて頂いた(この日記は、仕事でnote使おうと思っていろいろ慣れようとしているところもある)。

で、その後はミーティングのために大阪へ。あともう少しANAのプレミアムマイルを稼ぐと、一回分のアメリカ便のビジネスアップグレードができるポイントが貯まりそうだったので、前日のミーティング中に実はANAの株を持っていることが判明したyumaさんから株主優待券をもらって、大阪行きの飛行機チケットを買った。これが成れば、次日本に来るときは、憧れのビジネスクラスに乗って「清水様、いつもご利用ありがとうございます」なんて言って名前で呼んでもらえる。あの「認知されてる喜び」のために、私は今日わざわざ飛行機で大阪に行く。いつか自分の名前を呼んでもらうために。

そもそも東京から大阪に飛んでいくという発想がずっとなくて、飛行機で大阪行くのは、小学生のころ一度だけ、大阪に単身赴任していた伯父の家を訪ねたとき以来だと思う。そのとき、初めて飛行機に乗ったんだったと思う。

それどころか、日本の国内線なんて乗るの7年ぶりくらいで、いつも国際線か、アメリカとか中国の国内線なので、すごい新鮮だった。
とにかくノリが軽い。チェックインせずに、ANAのマイレージアプリのQRをかざせば入れる。で、ゲートに行くのは飛ぶ10分前で良い。
このアプリの開発会社はチームラボらしい。チームラボのウェブサイトに載ってた。
あそこは、チームラボ臭いチームラボもの以外に、わりとこういう固い仕事をきちんとやっている。

これだけ毎月移動しているので、一応ラウンジに入れるご身分なのだが、これは国際線のラウンジと全く違う。
みんなスーツ着てるし、全然くつろいでなくて仕事してる。仕事する用のテーブルなんかもしっかりしている。面白いことに、これだけ周りの人が一生懸命臨戦態勢で仕事してると、乗せられて一緒に仕事したくなる。おかげさまで、すっかり仕事してしまった。

機内も、自分にとっては異様で、とにかく黒い。みんなスーツを着た男性。なぜか女性が全然いない。なんか、自分がいつも乗っているのといろいろな意味で違うジャンルの乗り物になっている。
アメリカも中国の人も、仕事で国内移動するからといって、別に頑張ってスーツなど着ないので、これはやはり日本ならではのあれなのだろう。

で、当たり前なのだがめちゃくちゃ速い。大阪に行くのには2時間半くらい掛かるものだとばかり思って生きてきたが、コンビニで買ったワンピースの最新巻を読んでいたら読み終わる前に突然大阪に着いた。
大阪にそんなに速く着いたらダメだろうと思う。これでは質感的に八王子くらいだ。心理的距離で言ったら、荻窪くらいだ。

結果として、ANA搭乗便のポイントが超ギリギリ40,000を超えて、アップグレードポイントを入手できた。
これで一度は「清水様」と呼んでもらえる。マカロン状のものを食うこともできる。

今年も一年、エコノミーに乗りまくっていたので、ダイヤモンド会員にはなれなかった。
まあ私なんて、あなたダイヤモンドです、とか言われたら分不相応で体調崩すだろうから良かったのだろう。

みんなにも読んでほしいですか?

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