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0908「カコナールの『ナール』について」
ここのところ、一錠700円とかする超高価な錠剤を毎日飲んでいる。必要に迫られて飲んでいるのだが、普通に暮らしている限り身体になんの作用をするものではない。
じゃあなんのために飲んでいるのかというと、マラリア予防だ。近々タンザニアに行くので、マラリア対策をとっておく必要がある。近々、というかこれを書いているのはタンザニアのダルエスサラームに向かう飛行機の上だ。アフリカ行くの初めてだし超楽しみ、とか思ってはいるが、一応仕事の一環だ。
マラリアは、熱帯を中心に蔓延しがちな、蚊が媒介する熱病だ。太平洋戦争で南方に行った人たちなんかはマラリアに苦しめられたと聞く。
ワクチンとか対策とか無いんだろうな、蚊に気をつけるしかないんだろうな、と思っていたが、マラリア予防薬というものがあるというのを教えてもらった。
で、この薬の名前が「マラロン」だ。
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マラリア予防薬だから、「マラ」はマラリアの「マラ」だろう。では「ロン」は何か。わからない。「ロンダリング」とかそういうような意味があるのかどうかはわからないが、「ロン」が最後についている薬品というのはいくつかすぐに思いつく。「リンデロン」とか「マキロン」とか。
なので、「ロン」というのは「薬感を醸し出すために使われる接尾フレーズ」なのかもしれない。「〜ミン」とかもそうかもしれない。「ビオフェルミン」とか「トラベルミン」とか。
調べてみると、薬の名前というのは結構そういう感じの「雰囲気」で命名されているものが多いようだ。
「カコナール」の由来を調べてみると、
カコナールはひき始めのかぜに効果的な「葛根湯」でできておる。
そのことから「葛根湯でかぜ治る」という気持ちを込めて名付けられたんじゃ。
とのことだ。納得が行くようで、納得がいかない。「治る」が「ナール」に転化したということなのか。
じゃあ、カコナールの近縁的な名前である「カロナール」はどうか。
カロナール(アセトアミノフェン)とは
カロナールという名前の由来は「熱や痛みがとれて軽く、楽になる」の意味からきています。
この場合の「ナール」は「なる」が変異したものだ。カコナールのナールとカロナールのナールは違う「ナール」であるという、あまり知らなくて良い事実がわかった。
あんまり1000字超えないようにしたいので続く。