1128「本当にクリエイティブなのは早◯田」

朝から憂鬱な展開の重ねがけが続いていて、あんまり良い時間の使い方ができないことが予想できて、生きるのが憂鬱だったが、朝一で行ったMTGで初めてお会いした相手の方が良い人だったのと、なんていうか、つくっているものがすごく共感できるものだったので、そこそこ機嫌が治った。

その後、ロサンゼルスのスタジオとやっている案件の電話会議が、hangoutとかzoomではなくて電話会議だったので、音がこもっていて日本人には聞き取りづらく落ち込みつつ、さらに続くピッツバーグの機材屋さんとの電話会議でも落ち込んだ。
アメリカ広いし、みんな出かける時間をセーブしたがるので電話会議はやたら多いが、ネットでのテレビ電話ならまだしも、電話回線は音質が悪いので非英語ネイティブには本当に辛い。

なんとなくここしばらく英語力がネクストレベルに行かない感じがあるので、川村さんに言われたみたく、改めてビジネス英語の学校とかに行ったほうが良いのかもしれない。日常会話とか、息子の学校の先生に説教されたりするぶんには何も問題ないのだけど。

地下鉄でTwitterを見ていたら、誰かが、「うちの娘の方がお前よりいい大学行ってる」みたいな学歴マウンティングされたみたいなのがリツイートされてきたのだが、私も今までに結構いろんなのを経験してきた。

私は日本の最高学府であらせられるところの東京大学の文科1類(法学部)に現役で合格し、恐れ多くも進学した人間であらせられるので、そう簡単に学歴マウンティングをされることはないはずなのだけど、世の中には一定数、東大みたいなものに対してコンプレックスなのか特別な感情を持っている方がいて、あの手この手でマウントを取りに来ることがある。

一方で私は文科1類に入っておきながら、人生の中で45分くらいしか法律の勉強したことないし、バーテンとかデザインの仕事とか全然関係ないこと始めちゃってなし崩し的に大学を中退していて、自分にとって(元)東大生という称号はネタ以上の何物でもないので、ドロップアウトしてからはほぼ気にしないで生きてきている。
在学中は、それくらいしか褒めてもらえることなかったからそこそこ東大生の誇りみたいのもあった。

で、そんな私が何回か、そういう東大を目の敵にしているおじさんに言われたことがあるのがこれだ。

「お前の世代はベビーブームの後だから、東大に入るのは簡単だった。だからお前は大したことない」

確かに私は1976年生まれだから統計的には出生数が下降し始めたタイミングだったので、相対的に競争率低かったかもしれない。これを言ってくるのは、出生数が多かった4-5歳上のおじさんだ。
実際大したことあるとは思っていないし何しろ自分にとってはネタでしかないのでどうでも良いのだが、面と向かって目を見て本気で言ってきたりするので、なんていうか普通に怖い。

「東大生のクリエイティブは大したことない。本当にクリエイティブなのは早◯田だ」

みたいなのを、いちいち捕まえてきて言ってきた同業のおじさんもいた。ある程度事実のような気もするし、何でも良いのだが、わざわざ言いにこなくても良いように思う。あと、私は早稲田の法学部落ちてるので、安心して欲しい。

特に法学部みたいな座学中心の学校が定員制だったのは、教室に来てもらって授業を受けてもらう必要があったからなわけであって、きょうび、ネットを使えば誰でも同じ内容の授業を受けて、後は本人のやる気と努力次第なわけだから、もはや入学試験というシステムそのものが無駄なシステムのように思えてならないし、そのシステムが上記のような、40越えて学歴に呪われてる人たちを無駄に生んでしまうわけで、もう全世界的に入試というのはやめれば良い気がする。

好きな人が好きなだけ東大の先生の講義を聴けるようにしたほうがフェアなんじゃないかと思う。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!