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7/2特別編 おまけ。

(7/2 長編日記 『決別との再会』の補遺みたいな駄文です。
おまけの残りかすみたいなものなので、
どうか流し読みしていってね。)





今の「神様になりたいわたし」と
高校のときの「神様になりたいわたし」って
ちょっと違うって、今気づいた。

今の「神様」は、上に書いた通り。
だけど、高校生だったわたしの「神様」は。

母親のふりして、人格否定やら何やらで
今まで何度も何度も後ろから刺してきた奴を呪い○して。

魔法のような力でわたしをここから連れ出してくれて。

色気づくなって言われてたわたしを、
過程も論理もぜんぶ飛ばして女の子にしてくれて。

原因があれば結果があるっていう、
あたりまえの論理なんてぶっこわして
一足とびに願いを叶えてくれる、「魔法」のような存在だったんだ。

力も何もない、か弱い女の子としてさえ認められない
ただの学生のわたしを、自分の力じゃどうにもできない状況から
守ってくれる存在だったんだよ。……きっと。

だけど、なまじものわかりが良いわたしには、
下手に理性があったから。

だから、わたしは「そんなもの、ありえない」って
その神様の存在を否定させられて、
わたし自身が神様になるしかなくなっちゃったんだ。

わたしがなれっこない「神様」にされた結末は、
まあ見ての通りだけど。

「強い信念さえあれば、運命だって変えられる」っていう、
甘い毒みたいなひぐらしのテーマが、
わたしには簡単にすがれるもので、
そうしてわたしはオヤシロさまにされていったのかもなぁ。
変えられっこないことに強い祈りだけで挑んで、
最後には燃え尽きたわたしの灰だけが残ったんだよ。きっと。

今となっては、真相は闇のなか。
だけど、今日書いたことが、いつかなにかの役に立つと、いいな。

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今も、学期の前半の演習でちょっと仲良くなれた子がいるんだけど、
その子と実験の授業でおんなじ班に割り振られてさ。

それで、わたしって、
授業のはじめに説明される実験手順がわからないこと多いし、
ノートの見せあいっこするときも、
クオリティがちがいすぎてわたし側から与えられるものが
ほとんどないんだよなぁ。

その子はやさしいから、今でも授業の最後に
おつかれさまを言ってくれるけど、
明らかにいらいらしてるし、ちょっと冷たくもなってるんだよな。

せっかくわたしなんかの友達やってくれてるんだから、
わたしからも何かしてあげたいし、
わたしも嫌われて傷つきたくないんだよ。

まあ、わたしに実験手順を理解する頭も
うまくまとめられたノートを書く腕もないのがいけないんだけどさ。
前期課程の成績の15点の差が意味する頭のできの差って、
思いのほか大きいんだなぁ。

わたしが神様だったなら、
そんなことで嫌われることもなかったのかな。

だけどわたしに、きっと神様なんていなかった。

わたしは、神様になんてなれなかったんだ。

……実験なんて、嫌いだ。

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それと、「多いし」って入力したときに、
なんで「大石」って出てくるんだよ。
……ひぐらしなんて、もう思い出したくもないのに、わたし。

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